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ユーティリティ(UT)はやさしくて便利なクラブです。ロングアイアンのように難しくなくて、フェアウェイウッド(FW)のように長くもないのでとても打ちやすく、球も上がりやすくなっています。
すでにセッティングの中に取り入れているゴルファーも多くいると思います。ただ、ユーティリティはまだ歴史が浅いクラブでもあり、どんなふうに選んだらいいか、何が自分に合うのかがいまいちわかりにくいということもあると思います。
そこで今回はユーティリティの特徴と役割について改めて解説、おすすめのベスト5も紹介します。自分に合う1本を見つけて、もっと便利に使いこなしていってください。
目次
ユーティリティとは
開発された経緯
以前はFWよりも短い距離を打つときには、3番Iや4番Iといったとても難しいクラブを使う必要がありました。今から30年ほど前に、それに代わって優しく打てるようにと開発されたのがユーティリティ(UT)です。
役割
ユーティリティはFWとアイアンの間にある距離の差を埋めるためにあります。特に最近はセットが5番I以下からの構成になっているので、3番Iや4番Iに相当する距離をユーティリティで補うパターンが増えています。
メリットとしては、打つのがやさしいということが一番。高いボールが打ちやすく、大きなミスが出にくいように作られています。また、シャフトがロングアイアンよりも短めになっているので振りやすく、フェース面のスイートスポットが広いのでミート率も高くなります。
誰もがやさしく打ててミスも少なくできるのでとても便利なクラブです。
呼び方
「ユーティリティ(utility)」とは英語で、「有益な」「役に立つ」という意味があります。ゴルフでのユーティリティはどちらかというとお助け、お役立ちという意図で開発された経緯があり、このような呼び名が定着しました
ただ、これは日本限定の言い方で海外では「ハイブリッド」と呼んでいます。これは2つのいいとこどり、という意味で、ウッドとアイアンの長所を複合したところからこうして呼ばれています。
種類
ヘッドの形によって、ユーティリティは2つのタイプにわかれています。
一つはウッドの形をしたもの、もう一つはアイアンのような形をしたものです。このタイプは操作性がいいのが特徴になります。それに対してウッド型はソールが広くてダフリにも強いこと、また重心が低いので高いボールが打ちやすくなっています。
最近ではプロも含めて多くのゴルファーがウッドタイプを使っているので、まずはこちらを選ぶのがおすすめです。
選び方のポイント
ロフト角
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ユーティリティには「番手」の表示もありますが、メーカーによっても違いがあるので、選ぶときには「ロフト角」を目安にします。
まずは自分が持っているFWのロフトと、5番Iなど一番大きな番手のアイアンのロフトを調べます。たとえばFWが18度、5番Iが25度だとしたら20度~23度の度を1本、あるいは20度と23度の2本といったように、角度で選んで飛距離差を埋めるようにするのがポイントです。
ヘッドの大きさ
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ユーティリティはヘッドが大きいほうが球が上がりやすくてスイートエリアも広く、やさしく打つことができます。逆に小さいものは操作性が高く、中級者から上級者向けのモデルになっています。
打ちやすいものを選びたいときはヘッドの大きなモデルを選ぶのがおすすめです。
重さ
ユーティリティを選ぶときには重さにも注意しましょう。一般的に、クラブは短くなるほど重くなるようにするのがコツです。フェアウェイウッドよりも若干重く、アイアンよりは軽くなるように調整しましょう。
同じシリーズ
ドライバーなどほかの番手が同じシリーズで展開されている場合は、同じものをそろえるのとベターです。番手間のロフト差、振ったときのフィーリングなども統一されているので、スムーズに使うことができます。特に今、使っているドライバーなどが違和感なく使えている場合はおすすめです。
もし違うシリーズでそろえる場合は、上記のように「重さ」に注意して選ぶようにしましょう。
置き換え
5番Iが難しくてうまく打てない、という場合はユーティリティへの置き換えも考えてみるといいでしょう。ロフトの目安としてはプラス2度のもの。たとえば5番Iが26度のものを使っている場合は、28度のユーティリティが目安です。
これは同じ角度だった場合、ユーティリティのほうが遠くへ飛ぶためです。実際に買うときには試打などもしながら飛距離などを確認してみてください。
↓フェアウェイウッドの選び方を紹介しています。記事を参考にあなたにぴったり合う1本を選んでみてください!
おすすめランキングトップ5
テーラーメイド M4レスキュー
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「レスキュー」の名の通り、プレーヤーを助けてくれるクラブです。
ソールに「スピードポケット」というテーラーメイド社独自の溝を搭載しボール初速のアップとバックスピンを削減、より遠くへ飛ばせるように設計されています。ヘッドが大きめで構えたときの安心感もあり、ボールが高く上がりやすくなっているのも大きな特徴です。
ダンロップ ゼクシオ10
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国内でもナンバー1の人気を誇るゼクシオシリーズのユーティリティです。スイートスポットが広く設計されていて、多少の打点のミスはカバーしてくれるため、飛距離のロスも少なくなっています。また、つかまりがいいので、右方向へのミスが出てしまう方には特におすすめです。
本間ゴルフ TW737
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大きめヘッドで、直進性を重視したユーティリティです。
フェースのアングルもストレートでターゲット方向に構えやすく、高いボールで真っすぐに打っていきたいゴルファーにおすすめ。打音も爽快で気持ちよく打っていけるクラブに仕上がっています。
キャロウェイ ローグスター
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ローグシリーズのドライバーと同じく、2本の柱をヘッド内部に搭載し、抜群の飛距離性能を誇ります。ユーティリティでも飛距離にこだわりたいゴルファーにはおすすめ。振り抜きやすく芯でとらえたときの打感もやわらかいのが特徴です。
プロギア RS
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フェース周りがややコンパクトに仕上がった、芯でとらえやすい設計のユーティリティです。重心は低く設計、ボールが拾いやすく高い弾道が打ち出しやすくなっています。また薄肉フェースで飛距離性能も向上、やさしく上げてしっかり狙いたい方におすすめです。
↓こちらの記事ではユーティリティの打ち方をまとめました!守るべき5つのコツを紹介していますので参考にしてください!
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