こんな質問が寄せられました。
『アドレスでゴルフボールの位置はクラブによって変えた方がいいですか?同じ場所の方がいいですか?』
ボール位置は、ゴルフ理論の中でも様々です。近代ゴルフの父「ベン・ホーガン」は、左足かかと線上で一定と言っています。これはゴルフの帝王ジャック・ニクラウスも同じです。タイガーウッズは、クラブによって変わるそうです。
今回は、ゴルフ初心者が知らないボール位置の法則をご紹介します。
どちらが正しいというのはなく、あなたの打ちやすい、またはスイングのタイプによって選んでください。練習やラウンドを重ねて自分に合ったポイントを見つけてください。(ご紹介するのは平坦なライの場合です)
目次
ボール位置が一定(ベン・ホーガン理論)
ドライバーからショートアイアン、ウェッジまで全てのクラブで、ゴルフボールは左足のかかと線上です。ベン・ホーガン曰く、フルスイングするための正しいボール位置だそうです。
ゴルフクラブによって球をどこに置こうかと考える必要がありません。いつも一定なので、余計なことを考えることがないのでセットアップがとても楽になります。ゴルフ初心者のうちは一定の場所にした方が迷いもなくいいかもしれません。
注意点として、ゴルフ初心者が左足側に置くと体が突っ込んでしまう危険性もあります。その場合は少し真ん中に寄せて調整していきましょう。
ゴルフクラブによってボール位置が変わる
ゴルフクラブによって変わる場合をご紹介します。変わると言っても大幅に変わることはありません。変わったとしてもゴルフボール3~4個分くらいです。クラブごとに解説していきます。
ドライバー
「左足かかと」か「つま先」の線上です。人によってどこに置くのかは自由です。クラブが長くなるほど左側、短くなるほどスタンスの真ん中よりになります。
ロングアイアン、ユーティリティー、フェアウェイウッド
ドライバーとほぼ変わりません。ゴルフボール半個分、真ん中よりになります。
ミドルアイアン
ロングアイアンより真ん中よりになります。
ショートアイアン
ショートアイアンは、9番、PW、AW、SWのウェッジを含めた4本と考えてください。すべて球は真ん中にセットします。真ん中の場所を探すには、クラブを剣道の竹刀ように振りかぶり、ヘッドを地面まで降ろしてください。その位置が真ん中になります。
アプローチ
アプローチは、長い距離の場合とグリーン周り短い距離があります。攻め方によって、ゴルフボールと高く上げるのか、低く出すのか決まります。その際、ボール位置がとても関係してきます。
高い球を打つ場合(ロブショット)
高い球を打つ場合は、左足寄りにします。そうすることで、球の下をヘッドが抜けやすくなります。
ロブショットが打てるようになると、グリーン周りのアプローチに自信がつくのでスコアアップが期待できます。打ち方はこちらをご覧ください。ゴルフ初心者でも打つことができます。↓↓↓
低い球を打つ場合(ランニングアプローチ)
低い球を打つには、スタンスの右足寄りにセットします。右に寄った分、クラブヘッドが上から入るので低く出て行きます。ランニングアプローチは、距離感がつかみやすく、失敗する危険性が少ないですので、ゴルフ初心者は積極的に使って見ましょう。大叩きが少なくなります。
球を低く出す打ち方です。ゴルフ初心者にはグリーン周りの武器になります。参考にどうぞ! ↓↓↓
パター
パターもボール位置が変わるだけで、転がりが全く違ってきます。
左足寄り
左足よりに置くとカップ方向の回転(順回転)がかかり転がりが良くなります。しかし左により過ぎるとパターヘッドの先に“チョコン”としか当たらないので転がりません。
右足寄り
右足よりに置くと、アイアンでいうダウンブローのようになるので、打ち損じがなくなります。ただ、インパクト直ぐは逆回転をするので転がりが悪くなる場合もあります。
それぞれ、良い点悪い点がありますが、「振り幅で打つタイプ」「青木功プロのように“パチン”とインパクトだけで終わる打ち方のタイプ」で、ボール位置が変わってきますので、あなたにあった場所を選んでください。
↓↓↓パターのストロークが安定するとカップインの確率が格段に上がります。
どれが正しいというのはありませんが、スイングの傾向、またはあなたの打ちやすい場所を選んでください。
・体重移動をしっかりとるスイング
「左足かかと線上で一定にする」
・その場で回転・少し右側に体重でスイング
「ゴルフクラブが短くなるしたがって真ん中よりにする」
どちらが合うのかは、練習やゴルフコースで試してみてください。アプローチ、パターも同様にいろいろ試してみてください。
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