砲台グリーンでピンが端に切られていたり、池やバンカー越えですぐにカップが切られていたりした状況では、通常のアプローチでは対処できないことがあります。そんなときに役に立つのがロブショットです。
アマチュアゴルファーにとって難しいアプローチと思われがちですが、打ち方のコツさえ分かれば誰でも打てるようになります。今回は、アプローチで高い球を打つ練習法をご紹介します。
フワリと浮かせてピタッと止まるアプローチが打てるようになると、ゴルフ仲間から一目置かれアプローチの名手と呼ばれるようになるでしょう。
目次
アプローチで高い球を打つ練習法
ロブショットとは…!?
短い距離でフワリと上げたいときに使うアプローチショットで、別名:フロップショットとも呼ばれます。池越えやバンカー越えでピンが手前にある状況の時や、木などの障害物を越えてアプローチしなければならない時に必要になります。
通常のアプローチだと障害物は越えたけど、グリーンで止まらずピンから遠ざかってしまいます。ロブショットが打てると高い軌道で障害物を越え、グリーンでピタッと止まることができるのでピンに寄せることができます。
ラウンド中は頻繁にはありませんが、どうしてもロブのアプローチを打たないといけないときがありますので、ぜひ挑戦してみて下さい。
打ってはいけないライ
ロブショットのアプローチで絶対にトライしてはいけない条件があります。それはライが悪い状況です。
例えば、こういう状態です。
・ボールが沈んでいる
・ベアグランドにある
打ち方云々より、ボールが沈んだ場合やベアグランドでは、ウェッジでは打てないようになっています。ロブショットのアプローチでは、球の下にクラブのバンスを滑らせますので、ある程度浮いていて芝生がある状態で打ってください。
ベアグランドだったり、ボールが沈んでいたりした場合は物理的に打てませんので横に出すか、または通常のアプローチで狙っていくことが大切です。
ロブショットの打ち方
アプローチで高い球を出すポイントは3つあります。
・フェースを開く
・ターゲットよりも体を左に構える
・すくい打ちのようなイメージでボールを打つ
この3つのポイントでアプローチすれば、簡単に高く上がります。
フェース面を開く
高い軌道を打たないといけませんので、必ずフェース面を開きます。通常のアプローチではフェース面がターゲットを向きますが、ロブショットの場合は右を向きます。
ヘッドを開く時は、
①グリップエンドを人差し指と親指でつまみます。
②グリップを“クリクリ”と回したあと指を離してフェース面を開きます。
こうすると、クラブに合った理想的な開きになります。
ターゲットよりも体を左に構える
開いたフェース面はターゲットより右を向いています。このままだと右方向に飛んで行ってしまうので、開いた度合い分ターゲットよりも左を向いて構えます。
注意点として、クラブを開いてオープンに構えても、ただ左に移動して左足寄りにボールをセットするのではなく、自分の正面にくるように気をつけてください。
すくい打ちのようなイメージでボールを打つ
スイングするときはクラブヘッドを球の真下に潜らせます。イメージはすくい打ちのような感じです。ボールの下を滑らせて、フェース面を開いたままキープしてフォロースルーまで振ってみて下さい。
芝が逆目の場合、地面にバンスが当たる場合もありますが、芝生に浮いている状態であれば問題ありません。
すくい打ちをすることで、クラブのバンスの出っ張った部分を滑らせることができます。前述しましたが、ロブショットを打つためには芝生が必要と言ったのはそれが理由です。球が沈んでいるとバンスが物理的に滑らせることができなくなってしまいますので、芝生に浮いている状態で振ってください。
難易度が高いので、いきなりコースでは行わず、まずは練習場で試してから実際のコースで試してみて下さい。
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いかがだったでしょうか?
アプローチにはいろいろなバリエーションがあります。その中でもロブショットが打てるとアプローチの幅が広がり、セカンド、サードショットでグリーンを外してもリカバリーできる自信がつきます。難し状況でパーを拾うとスコアも確実にアップしますので、ぜひチャレンジしてください。
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