プロゴルファーのフォームを見ていると本当にスムーズできれいでボールが真っすぐ飛んでいきますよね。
自分でも簡単に出来そうな気がするのですが、プロのイメージを持って振った自分のフォームを動画で見てみると、似ても似つかない不格好だったりします。筆者も打ちっぱなしに行くたびにスイングフォームを撮影していますが、その度に絶望を感じています。特に初心者のうちは修正箇所が多すぎてどこをどうすればいいのかわかりませんよね。
ゴルフが上手くなるためには、いろんな人のフォームを真似てみたり、DVDで見た情報を実践したりと色々な試行錯誤を繰り返すことが大事です。しかし、さまざまなスイング改善方法があるなかで、とても初心者には向かない理論や、まったくの間違いといった理論も多数存在します。
今回はたくさんあるゴルフのフォームの理論で4つのテーマに絞って、初心者にとってそれが正解なのか否か?をご紹介します。
ゴルフフォームの正解「コック」
コックを使った方が飛ぶ。よく耳にする言葉ですね。現にプロゴルファーのフォームを見ると、コックを使っていますよね。コックは手首を曲げる位置とタイミングが大事です。手前に倒したりせずクラブヘッドの方向に曲げることがポイントです。
しかしこの「コック」は手首という非常に細かな動きが出来る部位を使うので、ちょっと角度を間違えただけでミスショットしてしまいます。必要以上に使い過ぎてしまいショットがまったく安定しないといった原因にもなります。実際の所、アマチュアでもコックを使わなくても男子では230ヤード以上、女子でも180ヤード以上の飛距離は十分出ます。
必ず使う必要はありません。初心者の正解は「必要以上にコックは使わない」ことです。
コックを使わなくても、飛距離を伸ばす方法があります。詳しくはこちら
ゴルフフォームの正解「トップの位置」
大きく振りかぶった方が飛距離が出そうですよね?
しかしそれは間違いです。例えば思いっきりパンチすることを想像してください。地面に着くくらい大きく振りかぶってパンチしたとしたらどうでしょう。まったく力が入らないパンチになるはずです。余計な動きが加われば加わるほど、インパクトまでに力が分散されてしまいます。
それはゴルフのフォームでも同じです。上までクラブを上げ過ぎないコンパクトなバックスイングを心掛けましょう。コンパクトなスイングは方向性だけでなく飛距離も出せます。初心者の正解は「トップはコンパクトなスイング」です。
↓↓↓ゴルフスイングの基本はこちらで解説いたします。
ゴルフフォームの正解「テンポ」
ゴルフ初心者のほとんどがスイングのテンポが早いという傾向があります。
自分はそんなつもりはなくても、動画や他人から見るとあきらかに早かったりします。早すぎるテンポは、十分な体の回転を妨げる原因になります。方向性や飛距離が安定しない場合は自分が思ったよりゆったりとした大きなフォームでスイングしてみましょう。初心者が見習うべき、良いサンプルとして女子プロゴルファーのフォームが参考になります。
初心者の正解は「テンポは遅め」です。
ゴルフフォームの正解「9割スイング」
力いっぱい振った方が飛ぶ!
そう思いますが、これも間違いです。なぜ力いっぱい振るのに飛ばないのか。それは緊張すればするほど、力を入れれば入れるほど筋肉は固くなるからです。力をガチガチにいれた筋肉は俊敏性に欠けるのでゴルフクラブを鞭のようにしなやかに扱うことが出来ません。
おもいっきりボールを飛ばすコツはインパクトの瞬間に力を込めることです。
野球やボクシング、サッカーなどインパクトが必要となるスポーツでは全てこの理論です。ポイントはやはりリラックスです。ダウンスイングの始動からガチガチにならないよう気を付けましょう。
初心者の正解は「マン振りはしない」です。
ゴルフのフォームに正解はない分、いつまでも可能性を求めて改善していく楽しさがあります。
目先のスコアを優先するか、後々のレベルアップを考えて一旦スイングをバラすかはゴルファーならではの悩みですよね。
初心者のうちは出来るだけ難易度の高いフォームの理論は避けて、ある程度のレベルに達してから様々なことにトライすることをオススメします。
また、ゴルフで自分がどんな動きをしているのか、チェックするには動画が一番です。自分がどんなスイングをしているか、見直したいけど、どうやって撮ればいいの?ゴルフ撮影のコツとおすすめのアイテム、アプリをこちらの記事でご紹介します。