グリーンまで残り165ヤード、苦手な5番アイアンを使う時がきた…。
苦手だなと思いつつも使ってしまった結果、ダフり、トップ、OBなど痛い目を見た経験ありませんか?
ピッチングや9番などの短い番手に比べて、5番アイアンは扱いにくいのでミスショットの確率が大幅に上がります。失敗しないためにも、まずは5番アイアンと他ゴルフクラブとの違いを把握し、打ち方のコツと基本ポイントを明確にしてみましょう。
そこで今回は、ゴルフ初心者が5番アイアン打つときに必ず守るべきポイントを分かりやすく解説いたします。ぜひ上達の参考にしてみてください!
目次
なぜ?5番アイアンが難しい理由
シャフトが長い
基本的にアイアンは番手が1つ上がるごとにシャフトが0.5インチ長くなります。7番で36.75インチだった場合、5番アイアンになると37.75インチと長くなります。
たった1インチ?と思うかもしれませんが、ゴルフボールの大きさと比較すると大きな意味を持ちます。
1インチは2.54㎝。ゴルフボールの直径が4.3㎝と考えると番手が2つ上がっただけでゴルフボール半分以上もミートするポイントが違ってきます。
これはミスが増えて当たり前ですよね。番手が長くなればなるほどスイングしながら芯に当てるのは難しくなります。
ソール幅
ラフなどからもしっかり振り抜けて飛距離も出すために、7番などと比べて5番アイアンのソール幅は短く作られています。
ヘッドのソール幅が短い=ダフりに弱いというデメリットがあります。
ソールが広ければ芝の上を滑ってくれるので多少のダフリには強く出来ていますが、ソール幅の短い5番アイアンは少しの芝でも捕らわれてしまいます。
5番アイアンの平均飛距離
5番アイアンの平均飛距離は、あまり力がない人140ヤード、一般160ヤード、飛ばし屋170ヤード以上となっています。
近年はストロングロフトも増えてきたので、一概には当てはめられませんが大まかな平均飛距離として参考にしてみてください。
5番アイアンを打つ時に守るべき5ポイント
打ち込まない
5番アイアンは苦手意識やダフりたくない気持ちも加わり、打ち込んでしまいがちです。
しかし、もっともやってはいけない事が”打ち込み”です。昔のゴルフクラブは芯(スイートスポット)が中央付近にありましたが、現代の進化したクラブは重心が下の方に設定されています。
低重心セッティングのおかげで球は上がりやすくなったので、無理やり打ち込む必要はありません。ダフリの原因にもなるでしょう。
初心者含めアマチュアは、ダウンブローよりも真横から打つくらいのイメージでレベルブローが正解です。ボールを水平に捉えることができればロフト角がしっかり上げてくれます。
振り抜く
苦手なクラブでも、恐る恐るスイングしてしまってはミスを助長してしまいます。
ミスショットのイメージがあり怖いかもしれませんが、うまくいく事を信じて最後まで振り抜きましょう。スイングを加速させ振り切れば、多少ヘッドがダフっても球は前に飛んでくれます。
大きい番手の難しいところは長くて重いので振り抜きにくいところです。うまくミートするための打ち方のコツも解説していますので是非ご覧になってみてください。
練習時間を取る
アマチュアゴルファーが5番アイアンを上手く打てない原因の一つが練習不足です。
あなたは打ちっ放しで練習をするとき、何球くらいを5番アイアンに充てますか?ドライバー、フェアウェイウッド、ピッチングなどに比べて格段に球数は少ないのでないでしょうか。
確かに他のクラブに比べて5番アイアンのラウンドでの使用回数は少ないかもしれません。しかし、ここぞという時に備えてある程度の練習時間を確保することはスコアUPの大きなポイントになります。
苦手だなと感じている初心者は100球中10球程度でも良いので時間を割いて練習してみましょう。時間をかければそれだけナイスショットの確率は上がります。
短く持つ
ロフト角が立っている5番アイアンはそれだけで飛距離が出ます。
うまく打てないと感じたら、グリップを少しだけ短く持ってみてください。短く持つことでスイングがコントロールしやすくなるので、ミート率が上がり飛距離もアップします。
短く持ってコンパクトにスイングすることで初心者でも再現性の高いショットが可能になります。コントロールショットでランを稼いでグリーンを狙うのも作戦の一つです。
↓↓↓タイガー・ウッズの5番アイアンスイングもお手本にしてイメージを作ってみましょう。
ボールを左に置く
ゴルフクラブが長くなればなるほどターゲット側に球を置く必要があります。5番アイアンの場合、両足の中心の線からボール1個分ターゲット側に置きましょう。
この際、気を付けなければいけないことは、ターゲット方向にまっすぐ向くということ。初心者の頃は球を左側にセットしたつもりでも、ターゲットと自分の向きがズレていることが多々あります。
コース内ではアジュレーションの影響で方向感覚が崩れやすくなります。アドレスの際はボールポジションに注意しましょう。
どうしても5番アイアンが打てないなら…
無理して使用する必要はありません。5番アイアンを使ってダウンブローでスピンの効いた球を打つ必要があるのはプロゴルファーくらいです。
アマチュアゴルファーはグリーンオンよりも、まずはミスせずに前に飛ばすことが基本中の基本です。同じミドルレンジの距離をやさしく飛ばしたいのであれば、フェアウェイウッド(FW)、ユーティリティ(UT)を使ってまったく問題ありません。
ただし、うまく打てるようになるとゴルフ技術が底上げされるので、ぜひ機会をみて上達を目指してみてください。
↓↓↓苦手な人はユーティリティに持ち替えてもOK!正しい打ち方のコツとゴルフ初心者が守るべきポイントをご紹介します!
5番アイアンを必ず使う必要はありませんが、うまく打つことが出来れば、短い番手を打つことが今よりもっと易しくなります。
うまくいかない・上達できない大きな原因の一つが、練習不足。ドライバー含めユーティリティなどに比べると触る機会が少ないので自然と成功率も低くなってしまいます…。打ちっぱなしに行ったときは10球くらいでもいいので使用してみましょう。
苦手意識を払拭し練習方法のコツをつかめば、初心者でもナイスショットをすることが出来ます。ぜひご紹介したおすすめ上達法を取り入れてみてください。