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知識

ゴルフの地面反力とは?+20yするためのテクニック

最近、ゴルフで「地面反力」を利用して飛ばすスイング理論がよく聞かれるようになりました。それだけ飛距離アップに効果が期待できるのでしょう!国内外の男女ツアーで飛ばし屋と言われているプロたちは、ほとんど「反力」、「回転」、「重力」を利用する打ち方をして、パワーをボールに伝え「距離」を稼いでいます。

今回の記事では、ゴルフの地面反力を利用して+20yするためのテクニック方法をご紹介します。

ゴルフで足を跳ね上げるように動かせば、上半身や下半身のパワーを最大限に引き出すことができます。ぜひ練習で試していただき、次回のラウンドにつなげてください。

ゴルフスイング理論の遷移

現代のゴルフクラブ、ボールの進化にともない、スイングの技術もそれに合うように変化していっています。

1970~80年頃

出典:みんなのゴルフダイジェスト

クラブのシャフトが、ヒッコリーからスチールに変わり、ジャック・二クラスのようなアップライトの”アメリカン打法”が一世を風靡し、「スクエアヒット」を重視した理論に至りました。

フェースターンを抑え、ニーアクション(下半身の動き)によるスライドでインパクトゾーンを長く保つのが特徴です。

1990~2000年頃

出典:みんなのゴルフダイジェスト

この時代ゴルフは、パーシモンからメタルウッドに変わりました。代表的な選手は、ニック・ファルド。アップライトのタテ振りとニーアクションを抑えて、右手で叩いてもインパクトがブレないプレーンを意識する”ボディターン”が主流になりました。

2010年~現在

出典:GDO

21世紀に入り、人体構造のからスイングを作る流れになりました。あらゆるスポーツで生かされている”地面反力”を使い、フィル・ミケルソンのような自然に流れるような動きを大切にするようになりました。

ゴルフでは、体格によって「アップライト」「フラット」などクラブの軌道が若干違ってきます。それぞれの特徴を知っていると調整したり、ミスを分析したりするときに役に立ちます。

地面反力とは?

地面に力を加えることで跳ね返ってくるエネルギーのことを言います。ゴルフの場合、ダウンスイングで左足を踏み込む力を生かせるかどうかがポイントになります。そのパワーをクラブへ伝えられると飛距離アップが可能になります。

また、ゴルフで踏み込みが使えると、肩と腰の深い捻転差ができなくても十分にヒットすることができます。つまり、肩を必要以上に回すことがなくなり、腰を大きく回せれば、肩の入りは浅くても大丈夫です。

メリット・デメリット

ゴルフには、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか?

メリットは何と言ってもパワーを最大限につかえることです。地面反力を使うということはゴルフのみならず、多くのスポーツにとって必要な原理原則の動きです。

ジャンプしたり、ブランコ漕いだりする動きは、膝をのばしたり曲げたりして振り幅を大きくしていきます。物理学的に基づいていることなので、せっかくなら効率よく使いたいですよね。踏み込んだ力は筋力の何倍ものエネルギーになりますので、身体の回転のキレがよくなりヘッドスピードも上げてくれます。さらに身体にやさしい動きになります。

プロゴルファーのフィル・ミケルソンのように、シャープな振りでカラダに負担がかからないので、タイガー・ウッズのような大きな怪我をすることもなく、ロングドライブを長年打つことができます。現在のタイガーも地面反力を活かした最新のスイングになっています。

とても身体に理にかなったものになっているので、デメリットは今のところゴルフでは、無いと言ってもいいでしょう。

ドライバーのティーショットに悩んでいませんか?スライスOBを止めて真っ直ぐ飛ばすための効果的な方法をご紹介します。

地面反力で飛距離アップテクニック

ゴルフを構えて踏み込むと、1.5~2倍のチカラが生まれます。その力を受けるのは足です。足でしっかり押すことによってできるエネルギーをドライバーのヘッドに伝えましょう。

ステップ1|左足を踏み込んでから膝を伸ばす

テークバックからトップポジションまでクラブが上がったら、左足の拇指球を意識して踏み込みます。少し斜め前に沈み込むイメージです。その後は、踏み込んだ時に少し前に出た膝を伸ばしてインパクトを迎えます。その時はゆっくりではなくてピーンと素早く伸ばしましょう。

ゴルフで飛距離をアップするには、踏み込んだ反動で左足の膝を突き上げて伸ばす動きが基本になります。この動きができると上半身の前傾姿勢も崩れにくくなります。

ステップ2|腰を上昇させながら回す

ゴルフでただ左足を踏み込んで伸ばしただだけでは、スイングスピードにはつながりません。地面反力を身体の回転に変える必要が出てきます。

ポイントとして、膝を伸ばすとともに左腰を上昇させながら回転させていきます。腰は左にスライドさせてスウェーするような形ではなく、左斜め上方向に移動していきます。それが+20ヤードアップのスウィングの理想的な形になります。

ステップ3|手で合わせにいかない!

ダウンスイングでゴルフクラブが垂れてもOKです。ヘッドスピードを上げて飛距離を伸ばすには、手打ちにならないことが大切です。

上体やグリップに力を入れずに、自然の重力に任せてクラブを降ろしてきます。しっかりと地面反力を使って腰が回転してくるとプレーンに乗ってちゃんとインパクトを迎えられます。

最初のうちは、腕を振る感覚がないので違和感があると思いますが、トレーニングすれば感覚がつかめてくるでしょう。

ゴルフクラブを振る上で基本になるのがグリップです。握り方ひとつでボールの方向性や飛距離アップにつながります。ぜひ確認してみてください。初心者は要チェックです!

まとめ

ゴルフは、左足の地面反力を効率よく使うことで、多少肩が開いたり、体重移動ができなかったり、クラブが寝て入ってもインパクトは安定するので、ボールは遠くまで飛んでいきます。

・左足を踏み込んでから膝を伸ばす
・腰を上昇させながら回す
・手で合わせにいかない!

この3つのポイントを意識してゴルフスウィングができると+20ヤードは期待できるでしょう。ぜひ、練習の中に取り入れて試してみてください!

この記事を書いたライター

ライター

ゴルファボ編集部

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