ゴルフでティーショットを曲げ、「林の中」「アゴの高いバンカー」「深いラフ」につかまると厄介ですよね。ピンを狙いたいけど…ボールが木に当たったり、バンカーのアゴに跳ね返されたり、ラフから脱出できなかったりするとスコアを大きく落としてしまいます。
それでも、アマチュアゴルファーはいつも果敢に狙う傾向にあり、結果、「やっぱり刻めばよかった~」という嘆き声がよく聞こえます。今回はレイアップで打数をよくするテクニックをご紹介します。状況に合わせた番手選びのコツ、刻むときに覚えておきたい打ち方などもお伝えします。
ゴルフは、攻めと守りのメリハリをつけることで流れもよくなりますので、ぜひ、刻む、狙うポイントを押さえておいてください。
レイアップとは…
ピンまで距離がある場合、次打がショットしやすいグリーン周辺の安全な場所にボールを打っていくことです。ゴルフ場で刻んでいくことを指します。
自分の飛距離と照らし合わせて、池やバンカーなど入れてトラブルにならないように無理に狙わないときに使います。レイアップすることによって、ペナルティを避けて結果として良い打数にするために、ゴルフでは戦略的な判断が大切になってきます。
レイアップするときの状況は!?
ゴルフ場では、フェアウェイでもディボット跡など目土されていないライの悪いところもあります。そんなときは無理をせずに刻んでいくことを選択しましょう。また、残り距離がはっきりとわからない場合、フルスイングをしても絶対届かないときには安全策を取り、次で狙うようにしましょう。
例えば…パー5のロングホール。2打目でねらうときに手前に池があって入る恐れがある場合、手前に刻んで3打目でピンを狙う場合によく使います。
ゴルフでレイアップするコツとして、得意な距離を残すことです。120ヤードが得意ならば、セカンドの残りが200ヤード、グリーン手前にハザードがあるとすると、80ヤードを刻み、得意な距離で勝負をするということです。
そうすることで、ハザードに入るリスクを減らすことができるので、無駄な打数を叩かなくなります。
ゴルフではドライバーを曲げないことが大切です。想像してみてください…ティーショットでスライスのない楽しいラウンドができているところを!
刻みの効果とは!?
ゴルフでのコースマネジメントに直結します。毎回、絶好調でラウンドすることは稀です。調子が悪いときでも大崩れせずにプレーをすることがゴルフの上達につながります。
調子が上がらず、でも6番と7番アイアンの調子が良いと感じれば、徹底的に使うことで、いつも通りのプレーができなくても大叩きのリスクを減らすことができます。100切りがかかっている場合などは、特に安全にホールアウトすることを優先していきましょう。
ゴルフがレベルアップする!
ゴルフのレイアップは、打数を減らすためのテクニックです。特に初心者は無理をせずに、基本のスイングで刻んでいくとどんどん上達していきます。
コースマネジメントと連動していますので、一か八かのギャンブルショットではなく、堅実なプレーを意識してラウンドすることで、平均スコアも伸びてハンディキャップも上がってきます。
刻むことでゴルフ場の攻め方もわかるようになるので、スイングの技術を上げるだけでゴルフのレベルが劇的にアップします。
ゴルフの基本はグリップです。握り方を間違えるとボールの飛距離や方向性が大きく変わります。ぜひチェックしてみてください。
レイアップするときの注意点
池やバンカー、OBまで絶対に届かないゴルフクラブを選択することが必須になりますが、注意点としてコンパクトなスイングを心掛け、決してインパクトを弱めないことです。
緩めてしまうと、ダフったり、トップしたりする恐れがあるので、せっかくリスクのない選択をしたのに無駄に1打を損してしまいます。短い距離でもしっかりとインパクトを作り、グリーン周辺の安全な場所にボールを運びましょう。
安全な場所から打つときは、なるべくミスをしないように心掛け、練習のときからそのシチュエーションをイメージしながら行うことで、ベタピンにつけるに自信がついてきます。
インパクトを緩めないためのレッスンです。ゴルフで打点が安定すると飛距離が伸びてきます。ぜひご覧ください!
今回はゴルフのレイアップについて紹介しました。セカンドを1打でグリーンを狙えないと「ノーチャンス!」と思ってしまいがちですが、刻むことを覚えることでスコアを落とさない対応をすることができます。
「刻む」ということを選んだら、あとは思い切りスイングするのみです。プロは逆転優勝を狙う起死回生のショット以外は、いいライに出して次のチャンスを伺っています。
アマチュアは無理をしてチャンスを潰してしまっています。球を曲げて難しいライのときは、まずは安全なところから打てないかを考え、次打でリカバリーしていきましょう。