トップの位置をどうしたらいいか、というのは悩むポイントですよね。
打ちっぱなしで鏡を見て確認したり、動きを止めてどうなっているかを確かめたりしても何が正解なのか、いまいちよくわからない…。
実はトップの位置は自分で意識して調節するものではなく、自然に「決まる」ものです。クラブを振るときに、あらかじめ守るべきポイントを押さえてスイングをしていくと、あなたに合ったポジションが決まります。
今回はゴルフでトップの位置が決まる3つのポイントを紹介します。迷わずクラブを振っていくためにぜひ参考にしてみてください。
トップ位置に正解はあるの?
実は、正解はありません。「ここでなければいけない」という決まりはなく、ほかのゴルファーと違っていてもOKです。
人によって体の柔軟性や動きの特徴は違います。そのため、理想的なポジションもそれぞれ違ってきます。ですから、自分にとって最適なポジションを見つける、ということが大切になってきます。同じゴルファーでも日によって多少、違っていても問題はありません。
また高い、低いというのも人によってまちまち。体格や前傾姿勢によって変わってくるのでどちらがいいということもありません。ショットの精度とも無関係です。
たとえばアメリカPGAツアーで活躍しているプロゴルファー・リッキーファウラーは、とても低いポジションから振っていきます。それでも世界の第一線を走る、精度の高いショットを放っています。
ちなみに前傾角度が浅い人は低くなりやすく、深い人は高くなりやすい、という傾向があります。
実践!トップ位置が決まる3ステップ
肩を90度回転させる
アドレスのときを0度としたとき、トップの位置では肩が右方向に90度回転していることが理想です。ターゲット方向に対しては自分の背中が真っすぐ向くようにします。
注意点が一つあります。バックスイングをしていくときに、手でグリップを上げていこうという意識はNGです。アドレスで作った前傾を崩さないようにして、背骨を軸にして「両肩」を回転させていきます。手や腕でクラブを上げるのではなく、肩を回していきます。腕はそれについてくるだけです。
テイクバックで90度まで回してから振り下ろすと、胸が正面を向いたところでインパクトを迎えます。胸が正面を向くことで、ヘッドの軌道をターゲットに向けて真っすぐにすることができます。
ゴルフでは肩の回転が浅いままでダウンスイングに入っていくと、体が開いた状態でインパクトを迎えるので要注意。スライスの原因になってしまいます。
逆に回転が90度以上になってしまうとヘッドがインサイドアウト軌道になってフックやチーピンになります。回りすぎる場合は右膝をチェックしてみてください。
右膝が後ろに流れると、下半身が動くことで肩が大きく回ってしまいます。右膝が流れないように、しっかり踏ん張って右股関節に体重が乗るように意識していきます。
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左手首の角度をキープする
トップの位置では左手首が重要です。ゴルフでは手の甲側や手のひら側に折れずに、左腕と左手の甲が一直線になるのが理想です。
手の甲側に折れてしまうと、ゴルフではフェースが開いてスライスになってしまいます。手の甲側に折れるのはアマチュアゴルファーに多いミスなので特に注意が必要です。また手のひら側に折れてしまうとフェースが閉じてフックになります。
左手首の角度がキープされていると、インパクトでもゴルフクラブのフェースが閉じたり開いたりせずに真っすぐに当てることができます。
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両肘の間隔を一定にする
両肘の間隔を一定にしておくこともコツです。手首の角度も一定に保つことができます。
両肘の間隔が広がってしまうと左手首が甲側に折れ、シャフトクロス(ターゲット方向より右を向く)します。ゴルフでは、シャフトがクロスするとスライスになる傾向が強まります。また、シャフトがレイドオフ(ターゲット方向より左に向く)の場合は、フック傾向が強まります。
間隔を一定に保つことでシャフトの向きターゲット方向に対して平行に保つことができます。
3つのポイントを押さえてゴルフクラブを振っていくことで、自然と決まってきます。スイングが安定して真っすぐなインパクトにもつながります。
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ゴルフでトップの位置を自然に決めるための3つの方法を紹介しました。
・肩を90度回転させる
・左手首の角度をキープする
・両肘の間隔を保つ
ポイントを押さえてスイングをしていくとポジションが決まっていきます。あなたに合った場所を見つけるためにぜひ練習場などで試してみてください。