出典:ALBA
ドライバーでもっと遠くに飛ばしたい!スライスを直したい…!そんなあなたにシャットフェースでスイングすることをおすすめします。
ゴルフで飛距離が出ない、トップやダフリのミスが多い…その原因はスイングではなく実はクラブヘッドの向きにあります。向きを見直すだけで、スライスが減ったというゴルファーがたくさんいます。
今回は、シャットフェースについてご紹介します。この動きは、世界のトッププロの飛ばし屋たちが取り入れています。ボールを右に曲げずに飛ばしたい方はぜひチェックしてみてください。
目次
シャットフェースとは!?
シャットフェースとは、スイングのときにクラブヘッドが閉じていることを指しています。重心距離の長いゴルフクラブではシャットフェースになりやすくなります。近年出回っている大きいヘッドは重心距離が長いので合っていると言えます。
スライスの原因は?
人それぞれ違いますが、大きく分けてこの2点にあると思います。
①アウトサイドから下りてきている
②インパクトでフェースが開く
上記の①②の形になると…ドライバーの軌道が、アウトサイドインになってしまい、サイドスピンがかかり右に曲がってしまいます。
正しい軌道はインサイドインです。この形が間違いなくスライスを止め、飛距離を出せる打ち方です。ですが、小手先で修正しようとするとインサイドを意識し過ぎてダフったり、インサイドアウトになりプッシュして右に飛んでいってしまったりします。
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シャットフェースの特徴とメリット
テークバックではフェース面が下(地面)のほうを向き、トップポジションでは空を向くのが特徴です。ゴルフではシャットフェースにすることで3つのメリットがあります。
インサイドイン軌道になりやすくスイングが安定する
1つは、インサイドインに振れて脇の締まったいいスイングができます。シャットフェースだと自然と脇が締まるので、身体の軸を中心に回転しやすく、インサイドインの軌道で振りやすくなります。
脇が開いてくるとシャフトがクロスしたり、ローリングしたりするので、切り返しからダウンスイングにかけてアウトサイドインの軌道になりやすくなりますので気をつけましょう。
シャットフェースではスライスが出にくい
2つ目の利点は、右に曲がるボールが出にくいということです。シャットフェースは、スクエアでインパクトを迎えますので、カット回転がかかりにくいのでスライスを防止することができます。
シャットフェースは常にアドレスで合わせたシャフト面の状態ですので、インパクトではヘッドが開くことがなくしっかりと球をとらえられます。
ボールがつかまる
3つ目のシャットフェースの利点は球がつかまります。飛距離が出るほか、アゲインストの風にも負けない重たいボールが打てるようになります。
通常のスイングのようなヘッドを開いて→閉じての動きですと、タイミングよくインパクトでスクエアに当たればいいのですが、タイミングが合わないと開いてあたったり、逆に閉じ過ぎたり打点が安定せずにミスを誘発してしまいます。
シャットフェースのデメリット
シャットフェースでは、クラブが閉じる動きをしてしまいますので、身体の回転不足や手打ちになるとどうしても引っかけやフックのミスが多くなります。下半身から主導することで防ぐことができます。
手打ちをなくすことで飛距離アップが望めます。参考にどうぞ!
シャットフェースを作るポイント
多くのアマチュアゴルファーは、クラブが開いたトップポジションになっています。シャットフェースを作るには3つのポイントがあります。
フェース面が下を向くようにテークバックする
テークバックで開かないことです。閉じていきながら上げていくことを意識してください。シャフトが地面と平行になるまでは、前傾姿勢の角度と同じか少し深くなるくらいです。
シャットフェースを維持しながらテークバックするためのコツとして、左手と右手の上下の位置が重要になります。常に右手が上にある状態をキープすることで地面を向きながらテークバックできます。
トップポジションでは空を向ける
シャットフェースでテークバックを閉じて上げていくと、地面と平行くらいになったときに突っかかって上げにくくなると思います。そこからトップまで持っていくには、今度はフェース面を空に向けていきます。
空に向けるコツは、肘と手首の使い方にあります。右肘を自然とたたみながら右手首を甲側に折ります。おぼんかトレイを手のひらに乗せるような感じで曲げていきます。左手首は手のひら側に曲げます。フェース面はテークバックでは地面を向き、トップにかけて空を向かって上げていきます。
それができると、シャットフェースでレイドオフ(クラブが背中側を指している)のコンパクトなトップが作れるようになります。
右手角度をキープ
出典:ALBA
シャットフェースでインパクトに向かうときは、トップでできた両手首の角度を維持したまま降ろしてきます。ハンドファーストを意識するとイメージがつきやすいと思います。この角度がキープできないとダフリやトップのミスに繋がります。
注意点として、ハンドファーストにし過ぎるとクラブが身体から離れてヘッドが返りにくくなりますので、なるべく手は身体の近くを通るように意識しましょう。
ゴルフをプレーする上で大切な基本のグリップです。握り方ひとつで飛距離も方向性も大きく変わります。練習などでチェックしてみてください!
シャットフェースの特徴とメリットについてご紹介しました。これまでヘッドを開いたり閉じたりして難しい使い方をしていたと思います。ボールがつかまる動きを知ることで、プレッシャーのかかった場面でも右に曲がるボールを打つ確率がグンと減ります。
今回の記事を参考にしていただき、クラブの軌道を改めて見直してチェックしてみてください。