5番アイアンを使っても7番アイアンを使っても飛距離がほとんど変わらない、番手通り飛ばない…。そんな悩みはありませんか?
アイアンで思ったように飛ばないときに、もっと飛ばそうと力いっぱい振ってしまうのはかえってNG。手打ちになって、さらにダフリやトップなどの大きなミスにつながってしまうことも…。
アイアンの使い分けがうまくいかないのには大きく分けて5つの原因があります。番手通り飛ばない理由と解決のために役立つ練習法を解説いたしますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
理想的な打ち分けは?
アイアンは番手通りに打つことができると、おおよそ10ヤード刻みで距離を変えることができます。たとえば7番で140Yだった場合は、6番で150Y、5番で160Yといった形です。
狙ったところに落とすためのクラブなので、使い分けができると残り距離に合わせてグリーンを狙いやすくなります。
アイアンが番手通り飛ばない5つの原因
アイアンが番手通り飛ばない5つの原因を紹介します。
前傾姿勢の崩れ
スイングするときに前傾姿勢が保てていないと、腕だけで振る形になるのでパワーが伝わらないショットになってしまいます。アドレスのときに作った姿勢をインパクトのときまでにしっかり保てるようにしましょう。
ハンドファースト
インパクトでハンドファーストになっていないとロフトが寝てしまって飛距離をロスしてしまいます。スイングではヘッドよりも手元が先行する形でボールに当てられるのがベスト。ロフトが適度に立った形で当てることができます。
フェースが開いている
フェースが開いて球に当たると、芯を外れてプッシュアウトなど、右方向に曲がる弾道になります。力がうまく伝わらないので飛距離も伸びず、狙った方向に行かなくなります。
体重移動ができていない
スイングのときに体重移動が十分でないことも原因です。
テイクバックで右足に乗せた体重をインパクトまでに左足に移すことが必要です。フォローで右足のかかとが上がっていないという場合は特に注意してください。左足に体重が乗っていないと振ったときの力が大きくダウンしてしまいます。
スイング軌道
クラブを振ったときの軌道がアウトサイドイン、インサイドアウトになっていることも飛ばない要因になります。トップやダフリ気味に球をとらえるので正しく打っていけなくなります。
↓↓↓ドライバーをはじめクラブごとの平均を集計しました!みんなはどのくらい飛ばしているのか、目安をぜひチェックしてみてください。
効果的な対策とは?
番手通り飛ばないときのために有効な対策とポイントを紹介します。
前傾姿勢を保つ
アイアンで打つときはアドレスで作った前傾姿勢を保てるようにします。
特に飛んでいく球が気になって早く行方を確認しようとすると頭が上がって前傾が崩れる要因になります。頭の位置を動かさないことを意識して振るのがポイントです。
ハンドファーストを徹底する
アイアンではハンドファーストに構えていきます。
アドレスでグリップの位置が左足の付け根部分にあるのが目安です。インパクトでもハンドファーストの形で迎えられるようにしていきましょう。特に右手首の角度を変えないこと、胸の前の三角形を維持して打っていくという2つを意識して振っていきます。
グリップを変える
インパクトでフェースが開いている場合は、しっかり閉じる動きにすることが必要です。
アイアンでアドレスしたときにグリップを見て、もし左手の指の付け根(ナックル)が一つも見えていない場合は要改善です。この握り方はウィークグリップと言って構えた時点でフェースが開いています。
ナックルが3つほど見えているストロンググリップにすると打つときにもフェースが開きにくくなります。
体重移動をする
アイアンで構えたときは両足の重心配分は均等になるように意識しましょう。
テイクバックからトップに移っていくときに右足側に乗せていき、トップでは左3:右7が目安。切り返しからインパクトにかけて左側に移していき、フォロー以降は左9:右1の割合にしていきます。
インサイドイン軌道
インサイドイン軌道でアイアンを打つにはアドレスに注意が必要です。
肩のラインが最初から左を向いていると打つときに体が開き、ゴルフクラブがアウトサイドイン軌道になりがちです。ターゲット方向に対して肩のラインが平行になっているか確認をしましょう。
また頭の位置が動かないことも大切です。ヘッドアップしてしまうと自動的にアウトサイドイン軌道になってしまいます。アイアンを打つときも常にその場に残すイメージを持ちましょう。
↓↓↓ゴルフで基本となる7番アイアンの使い方について徹底解説します。アドレス構え方など詳しく紹介しますのでぜひご覧ください。
おすすめ練習法3選
アイアンで番手通り飛ばないときに試すべき3つの練習方法を紹介します。特別な道具はいらないのでぜひ試してみてください。
壁を使ったドリル
壁を利用して行うドリルはいつでもできるのでおすすめです。
壁を前にして立って前傾姿勢をとりましょう。おでこの部分を壁につけて固定したままシャドーで振る動きをしていきます。前傾姿勢を保ったまま身体を回転する動きがよくわかります。
逆に、お尻を壁につけて振っていくドリルも効果的です。お尻を固定することで姿勢を保ったまま振る動きがわかります。どちらの練習も、軸を真っすぐにしてスイングしていく形も身につきます。
1本足打法
理想的な体重移動をマスターするためには1本足打法を試してみてください。
テイクバックで左足を上げて右足1本でバランスを保っていきます。切り返すときに上げた左足を踏み込んでからアイアンを打っていきます。右足に乗った荷重を左足に一気に乗せていくことができます。体をひねってためた力をスムーズに伝えることができます。
左手1本で行う練習
正しい軌道を身につけるためには左手1本でクラブを持って行うドリルが効果的です。
短いアイアンやウェッジなどを使って、左手だけで振っていきます。脇を締めて頭は動かさないようにするのがコツ。左手主導の動きがわかりやすく、シャフトが上半身に絡むようになってインサイドイン軌道で振ることができます。
手の力に頼らずに体全体を使って振ることになるので正しい体重移動も身につきます。最初はうまく振るのが難しいので素振りから試していきましょう。
プロによるアドバイスを受ける
アイアンがどうしても番手通り飛ばない場合は、プロによる診断を受けてみるのもおすすめです。
あなたが普段どんなアイアンの使い方をしているのか、どんな癖があるのかをプロに診断・分析してもらうことで、自分ではわからなかったミスの原因やフォームの改善点を知ることができます。
①携帯やスマホなどで自分のスイングを撮影する
②メールで送る
たった2ステップで、あなたの動きにあわせた上達アドバイスがプロゴルファーから届きます。的確なポイントレッスンになるので、アイアン上達のために非常に有効でしょう。
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今回はアイアンで番手通り飛ばないときの原因とおすすめの練習法3つを紹介しました。狙ったところに落とすことが目的のアイアンでは、いつも同じような球が打てることが大事です。
打ち分けがしっかりできるようになるとグリーンも格段に狙いやすくなります。ぜひ普段の練習でドリルを活用してみてください。