ゴルフの七不思議……ドライバーがいい日はアイアンがダメ。アイアンがいい日はドライバーがダメ。そんな経験はゴルファーなら誰にでもあると思います。
なぜ、一方がいいと一方が悪くなってしまうのか?
そんなあなたにオススメの基本練習があります。それは「ハーフスイング」です。腰から腰までの範囲で振ります。インパクトの前後の動きなので「インパクトゾーン」とも呼ばれています。
今回は、このゴルフでとても大切な「ハーフスイング」をご紹介します。安定したショットが打てるようになりますので、ダフリやトップのミスショットを格段に減らせます。ぜひ、日頃の練習に取り入れてみてください。
目次
『ゴルフ』のキホン!
スポーツや武道では何でも基本があります。野球ではキャッチボール、剣道では素振りなどです。
ゴルフの基本は……「ハーフスイング」です!
野球や剣道の初心者は、キャッチボールや素振りをするのに、なぜかゴルフではハーフスイングを練習する人はほとんどいません。
ハーフスイングは、ゴルフのすべてがつまっている最高の基本ドリルです。正直に言いますとつまらない練習ドリルですが、我慢してやれば効果は必ず現れます。初心者ゴルファーの基礎固めやフック・スライスで悩んでいる人は、取り組むことをオススメします。
スコアを“グッと”縮める基本練習
ゴルフのショットを安定させるには、「インパクトゾーン」の動きを安定させる必要があります。このインパクトゾーンの延長がトップであり、フォロースルーになります。
出来るだけ手首の動きを入れない意識が大切です。特にトライバーは、遠心力が大きいので、手首の動きを入れると逆にヘッドが走らなくなります。アイアンの場合は、手首の角度、特に右手の角度をキープしたまま振り抜くイメージが大切です。腰から腰、特にひざ下のエリアでは、フェースローテーションを抑えることが重要です。軌道が安定して方向性がよくなります。
ハーフスイングに使用するゴルフクラブは、ロングアイアンより短めの7番以下の方がいいでしょう。特に初心者ゴルファーは、最初のうちは長いと打ちにくく感じると思いますので、短めのショートアイアンから始めましょう。
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インパクトゾーンの練習のためのチェックポイント
チェックポイントは5つあります。
・アドレス時の腕の三角形は崩さない
・右手首の角度はキープ
・前傾姿勢を保つ
・ボールの打ち出しを確認する
・苦手なクラブが無くなる
基礎的なポイントなので意識して練習しましょう。
アドレス時の腕の三角形は崩さない
三角形というのは、両肩とゴルフクラブを持った腕が作る三角形のことです。その三角形を崩さずに打つのがコツです。スイング中に肘が曲がってしまわないように、両腕を伸ばして打ちます。手首は少しグラつきやすいので、しっかり固定して三角形をキープしましょう。
注意点として、「三角形を崩さずに」といってもロボットみたいにガチガチにする必要はありません。車のハンドルのように少し遊びがあってもOKです!
右手首の角度はキープ
アドレスで作った右手首の角度は変えません。手首を使わないで回転運動を行います。体の回転だけで、ゴルフクラブのフェイスを開いて閉じる運動を行います。
前傾姿勢を保つ
上記3つの動きの行う時は、前傾姿勢をキープしたまま行います。前傾がキープ出来ずに上体が起き上がると、ゴルフクラブを左方向に回転することになり、ボールが左に飛び出していきます。
ボールの打ち出しを確認する
ゴルフボールの飛び出ていく方向を見てヘッドの軌道を確認します。インから入ってドロー回転なのか、アウトから入ってスライス回転なのかを確認していきます。できるだけインサイドの軌道になるように調整していきましょう。
苦手なクラブが無くなる
まずは短いクラブから練習に取り組んでみましょう。SWからドライバーまで基本は一緒ですですので、慣れてきたら、徐々に長いゴルフクラブに変えていきましょう。ドライバーを持つ時には良い感じでインパクトを迎えられ、飛距離も伸びているでしょう。
『キホン』が身につくと…
ハーフスイングにはゴルフの基礎がすべてつまっています。別名「ビジネスゾーン」とも言われ、プロゴルファーはこのショットがマスターできれば、飯が食えるとも言われています。
ハーフスイングができるようになると、
・芯に当たる確率が増えるのでミート率も上がり飛距離が伸びます
・軌道が安定するので方向性がよくなります
・軸がしっかりするのでマン振りしてもフォームが崩れません
・体の回転がスムーズになるのできれいなフォームになります
・アプローチが寄るのでスコアがアップします
など、上達には欠かせない部分が改善されていきます。
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ゴルフの基本は、大切だとわかっていても地味で単純な動きなので退屈です。しかし、日本男子ゴルフツアーの片山晋吾プロやジャンボ尾崎プロは、このインパクトゾーンの練習をずっとやっていて、練習をすればするほど「チャリン〜チャリン〜」とお金の音が聞こえてきたそうです!だから「ビジネスゾーン」と言われているのですね!
あなたもこのゴルフの基本練習に取り組んで、飛距離アップ、スコアアップを目指してください。