10年ほど前は、ドライバーは右足を蹴って左に体重を乗せながら打っていました。しかし、ここ数年はフォロースルーギリギリまで右足を蹴らずに粘りドライバーの飛距離を稼いでいます。
特に日本のツアーを席巻している韓国人プロゴルファーたちのドライバーショットのベタ足は驚異的です。現在のドライバーにマッチしています。
今回は、『ドライバーは右足の粘りが最重要説』について検証してみたいと思います。あなたもこのベタ足ができたら、下半身がブレないドライバーショットができるので、飛距離アップも期待できるでしょう!
目次
最重要説|ドライバーはベタ足がいい理由
韓国人選手によくみられるベタ足のドライバーショットは、打球を安定させるためにとてもいい動きです。上半身との捻転差が大きくなるのも右足の粘りのメリットです。
良いところはたくさんあります。
・下半身が安定することにより
身体が流れる無駄な動きがなくなります。
・右側に体重を残すことで、ボールだけを
見て打つだけで身体の突っ込みが防げます。
・フォローでは左足を踏ん張ることができるので
身体の開きが抑えられスライスが防げます。
・ヘッドの軌道が低くなり
レベルブロー、アッパーブローに打てます。
・アマチュアゴルファーに多い
ヘッドアップも防げます。
ドライバーを打つには良いところしかありません。1つデメリットを挙げますと、ある程度のカラダの柔軟性が求められますが、プロのような柔軟性は必要なく、自分のカラダのポテンシャルの範囲内で十分に対応できますので、ぜひチャレンジしてみてください。
ここで、韓国人女子プロゴルファーキム・ハヌル選手のドライバーショットの動画を見てみましょう。ドライバーの飛ばしの秘密がわかります。スローの動画もありますので、ぜひご覧ください。
動画を見ればよくわかると思いますが、下半身がバタバタせしておらず無駄がありません。これができれば再現性の高いドライバーショットができます。
右足での粘りの打ち方
ポイントは3つあります。
・テークバックをコンパクトにする
・下半身はあまり動かさない
・右足の膝の角度は変えずにテークバック、
トップ、ダウンスイングを作る
この3つのポイントを意識して練習してみてください。下記のレッスン動画と併せて試してみてください。ドライバーが遠くに飛ぶ理由がわかります。
テークバックをコンパクトにする
基本になるのはハーフスイングです。胸の前にできた三角形を崩さないイメージでトップまで持っていってください。オーバーになりますと右側の踏ん張りがきかなくなります。
ハーフの振りですと頼りない感じがしますが、身体の動きは止まりませんのでイメージより高めのトップになります。ハーフスイングを3分で解説していますので参考にしてみてください。
下半身はあまり動かさない
大きく体重移動をしようとすると上半身に力が入ってしまいます。カラダの幅の中で移動をするイメージです。大きく移動しなくていいので右側に意識が集中でき踏ん張ることができます。
下半身の動きはこの腰の回転のドリルがとても参考になります。ダフリも防げます。
右足の膝の角度は変えずにテークバック、トップ、ダウンスイングを作る
膝の角度を変えずにトップまでいくと太ももが張ってきます。この張りこそが粘りを生み、ドライバーの飛距離アップにつながります。
逆に膝が伸び上がると腰が引け大振りになります。そうなると軸がぶれてしまい不安定になるので、スエーしやすくなりダフリやトップの原因になります。
↓↓↓どうしてもドライバーが曲がってしまう、飛距離が出ない。そんな悩みを解決できる7つのポイントをご紹介しています!
ドライバーは右足の粘りが最重要ということがわかりました。クラブの進化とともにスイングもシンプルになってきています。ぜひこの機会にドライバーの飛距離がアップする技術を取り入れてみはいかがでしょうか。
あまり力のない方でも、形を真似るだけで効果がありますのでぜひトライしてみてください。次のゴルフでは、ドライバーの飛距離が劇的にアップし、10ヤードも20ヤードも伸びていることでしょう。