ゴルフを始めた頃、アイアンショットは「打ち込め!ダウンブローに打て!」と教わった人が多いと思いますが、現在のアイアンはレベルブローで打った方がいいんです!なぜなら、昔(20年ほど前)のアイアンと今ではヘッドの重心位置が変わっているからです。
ゴルフのスイングはギアの進化に大きな影響を受けますので、今のアイアンを上手く打ちこなすには、それに合わせてスイングを変えていかなければいけません。
今回は、ハンディ25のアベレージゴルファーが怒涛のパーオンをした、最新のゴルフ理論レベルブローについてご紹介します。最新のアイアンを買ったのにショットのキレが悪くなったと感じているのなら試してみてください。昔のようなキレのあるアイアンショットを取り戻すことができるでしょう!
目次
なぜ、レベルブローなのか?
アイアンが進化したから
昔のアイアンに代表されるマッスルバックアイアンは、ヘッドが高重心になっていて、芯がフェース面の上方にありました。マッスルバックのアイアンを打つには、フェース面を倒して上から叩くように打つ必要がありました。これがダウンブローのはじまりです。アイアンはダウンブローで打てと言われているのはそういう理由がありました。
現在は、アイアンの製造技術の向上とテクノロジーの進化によって重心位置が低くなっています。フェースの下に芯があるのでレベルブローで打たないと芯に当たらないようになっています。重心位置の低いアイアンでダウンブローを打つと芯を外してしまうので、最新のアイアンの機能を発揮できません。
現在、作られているマッスルバックのアイアンも少し重心位置が下がってきているそうです。
ゴルフボールも進化したから
現在のボールもアイアンと同じようにどんどん進化していて、飛んで、止まり、高く上がるようになりました。昔のように打ち込んでスピンをかけて球を上げる必要がなくなりました。今は球が上がるようになったので、払った方が、打点が安定します。
ドライバーとアイアンのスイング軌道を同じにした方がいいから
プロの場合はドライバーの軌道はヘッドスピードがあるのでレベルブロー、アマチュアの場合はヘッドスピードが遅いのでアッパー軌道の方がとても飛びます。ドライバーに合わせるとアイアンの軌道もダウンではなく同じようなレベルブローでスイングすると安定します。
↓↓↓アイアンを芯で打つための練習方法についてまとめています。
最新ゴルフ理論|レベルブローの打ち方
大切なポイントが3つあります。
・体重移動をしっかり行う
・ハンドファーストにし過ぎない
・トップでシャロー(ヘッド軌道が緩やかな入射角度)のインパクトをつくる
この3つを意識すれば打てるようになります。
体重移動をしっかり行う
しっかり体重移動することでアイアンのヘッドがシャローに入るようになります。
アドレス時の両足の形は八の字で二等辺三角形ですが、インパクト時はターゲット方向に左腰が移動して左靴の上に乗りますので、両足の形は直角三角形になります。直角三角形を目指して積極的に体重を移動しましょう。
インパクトで右足に体重が残っていると、すく打ちやあおり打ちになっていまいます。また、左足に移動し過ぎると体が突っ込み、アイアンのヘッドが急な角度で下りますので気をつけてください。
ハンドファーストにし過ぎない
ハンドファーストを意識しすぎると、ボールを上から叩くイメージが強くなります。グリップエンドを真ん中に持っていくイメージです。両手首の角度は均等です。シャフトを地面とやや垂直にして構えます。少しだけハンドファーストになります。
トップでシャローのインパクトをつくる
トップのボジションがとても重要です。トップを意識してスイングすることはありませんが、レベルブローを打つ時には意識してトップの形を作りましょう。トップの正しい形は、右手首の角度が小さく、左手首の角度は大きくなります。右手の掌は上を向きます。掌の上にグリップが乗るようにしましょう。
トップできた形を崩さずにインパクトまでキープしてスイングします。この角度をキープすることでシャローにボールを捉えることができます。右手首の角度が大きくなるとすくい打ちになりますので気をつけましょう。
↓↓↓クリーンに打つための手首の角度について詳しく解説しています。
最新ゴルフ理論のレベルブローは、いかがだったでしょうか?
自動車がマニュアル車からオートマ車になったように、アイアンも操作が難しい高重心のマッスルバックから操作しやすい低重心のポケットキャビティやデカヘッドに進化しています。
スイングは、ゴルフクラブの進化の影響をとても受けます。お手持ちのアイアンとスイングを今一度見直してみてはいかがでしょうか?ショットの悩みが一気に解消されるかも知れません。