パンチショットという打ち方を知っていますか?アイアンで打つ技術ですが、低い弾道で方向性を出していく打ち方です。別名「ライン出し」とも言います。有名なプロだと、タイガー・ウッズ、青木功、ジャンボ尾崎、友利勝良、丸山茂樹など…ローボールで一世を風靡しました。アイアンの名手はみんな身に付けています。
今回はアイアンパンチショットで”まっすぐ飛ばす”方法をご紹介します。
アイアンパンチショットが打てるようになると、フェアウェイバンカー、ディボット跡やフェアウェイ以外の林の中などの難しいライから打てるようになります。また、インパクト時の力の入れ方もわかるようになるので、非常にメリットの多い打ち方になります。ラウンドでは必ずゴルファーの強い味方になりますので、ぜひマスターしたいアイアンの打ち方です。
目次
なぜ?アイアンパンチショットがいいのか…
アイアンが調子いいとスコアに直結します。特にトラブルを上手くリカバリーできればスコアの大崩れがなくなってきます。
そのトラブルを救ってくれるのがアイアンパンチショットです。コンパクトなスイングから繰り出され、クラブヘッドが球に当たる瞬間に右手に力を入れてフォロースルーを取りません。コンパクトなスイングなので、アイアンでライン出しができ、狙ったところにゴルフボールを運ぶことが出来ます。そして、球が低いので風に翻弄されることもありません。
メリット
・低い球になるので風の影響を受けない
・ピンまでの方向をイメージしやすい(ラインが出しやすい)
・林の中などの脱出時のトラブルに使える
・ディボット跡やフェアウェイバンカーなど悪いライの時に役に立つ
・ショートアイアンでのグリーンの攻め方の幅が広がる
・ロングアイアンも打てるようになる
デメリット
インパクトでスイングを止める打ち方をするので、手首に負担がかかります。ストレッチなどをすれば怪我を予防することができます。日頃から体のケアは十分にしておきましょう。
↓↓↓ハンドファーストについてはこちらで詳しく解説をしていますのでチェックしてみてください。
アイアンパンチショットの打ち方
コツは5つあります。
・ゴルフボールの位置を真ん中から右足寄り
・ハンドファースト
・トップでしっかりと肩を入れる
・フォローは取らない
・腕と体の一体化
この5つを意識すると面白いように打てます。基本的なポイントですので覚えておきましょう。
ゴルフボールの位置を真ん中から右足寄り
アイアンのロフトを立てて低い球を打つために右足寄りにセットします。アイアンの番手が長くなった場合は真ん中のほうにセットします。
ハンドファースト
右足寄りにセットすると自然とハンドファーストになります。絶対にハンドレイトにならないようにしてください。ハンドファーストにならないとアイアンは打てませんので気をつけましょう。
トップでしっかりと肩を入れる
アイアンパンチショットを打つときにとても重要になります。ヘッドスピードを上げてインパクトで止めるような動きがあるので、打ち急ぎの傾向になります。そこを我慢してしっかりとトップで肩を入れてからダウンスイングしてください。
肩の入りが悪いとトップをしたり、最悪シャンクしたりしてしまいますので注意してください。イメージとして弓矢の弓を引けるところまで引いて矢を放つ感覚です。トップで肩を入れてパワーを溜めれば溜めるほど風を切り裂く最高の良い球が飛んでいきます。
フォローは取らない
トップで溜めたパワーをアイアンヘッドに伝えてインパクトで爆発させるには、フォローを取らずにインパクトで止めるようにスイングします。この時手首に負担がかかりますが、頑張ってフォローを取らないようにしましょう。できない場合は、ボールに当たる瞬間にヘッド引く練習をしてみましょう。インパクトで止める感覚が身につきます。
腕と体の一体化
腕だけで打っているように見えてしまいますが、アイアンと腕、体が一体化していないと打てません。腕だけで打つとボールがまっすぐ飛んでいきませんし、手首を怪我してしまいます。体と腕でインパクトを止めることで怪我を防止できます。
↓↓↓体が固くても打てる!パンチショットのイメージは動画で確認してみましょう!
↓↓↓スイングの基本を総まとめしました。ぜひ一通りチェックしてみましょう!
実は、アイアンパンチショットを応用するとすべてのスイングが良くなります。応用といっても難しいことはなく、ただフォローをとるだけです。ゴルフの基本に通ずる打ち方ですので、マスターすれば、狙ったところに球を運べるようになりますので、初心者ゴルファーすぐに100を切れるでしょう。ぜひ、試してみてください。
↓↓↓アイアンの飛距離アップさせるポイントとは…?