パターのピン型はゴルファーのミスをカバーしてスコアアップに貢献してくれます。初心者からベテランまで幅広くお勧めできる頼もしい存在です。ではその仕組みはどのようになっていて、使うとどんなメリットがあるのでしょうか。
今回はマレット型やT字型などさまざまな種類のパターの中から、ピン型に焦点を当てて解説をします。紹介するタイプ別の特徴や長所、さらにこちらを使うとどんなギア効果があるのか、解説をしていきますのでチェックしてみてください。
そしてあなたのパッティングの打ち方や打ち損じの傾向に合うものをぜひ見つけてください。
目次
ピン型パターとは…
パターはヘッドの形によってマレット型やL字型という呼び方にわかれています。今回ご紹介するのは、ほとんどの方が思い浮かべる、上記の写真のような形のもので、プロ・アマを問わず使っている方も多く人気があります。
「ピン型」とはアメリカのPING GOLF社で開発されたものをもとにして作られている形状です。ロフト角は3度程度、ほかのメーカーも同じ形のものを開発し、「ブレード」や「トゥヒール」という呼び方もあります。
↓↓↓パターの打ち方のポイントを総まとめしました。パッティングのコツを一つ一つ、確認してみてください。
ピン型の特徴
幅広いゴルファーの方にマッチするのが特徴です。誰にでも扱いやすい理由は2つあります。
ミスをカバーしてくれる
パターにも「芯」があり、それを外すと真っすぐにボールが転がりません。
ピン型のパターはヘッドのトゥ部分とヒール部分を重くしたうえで、フェース裏側の打点部分を削っています。そのためアイアンのキャビティのような構造で、芯を外してもヘッドがぶれにくくなっています。
力が入ってスイング軌道がずれたり、緊張して動きが悪くなったとしても、多少のミスであればクラブの側でカバーをしてくれるという頼もしい仕組みになっています。
構えやすい
パターで構えるときには、少しのぶれが大きな軌道のずれにつながってしまいます。
ピン型の場合は、ヘッドのヒール部分が真っすぐな構造になっています。構えたときに、この直線を目標方向に合わせることで正しい向きに調整ができます。正確にターゲット方向を向くことができ、パットの正確性を高めることができます。
向いているゴルファー
パターのピン型は万能タイプです。特に初心者の方が選ぶときにはこちらをチョイスするのがお勧めです。打ったときに右にずれる、左にいってしまうなど、芯に当たらずに方向がぶれるのをカバーしてくれます。
さらにパターの中でもほかのクラブに近いスイング軌道になるため、扱いやすいという長所もあります。
また違うタイプのパターを使っていてパッティングがうまくいかないというゴルファーの方が改めて使ってみるのも一つの方法です。芯で捉えることが比較的容易なこと、また打ったときに感覚が手に伝わりやすいので距離感もあわせるのにも便利です。
ミスの傾向別・あなたに合う形状
パターのミスには大きく分けて2つのタイプがあります。一つはボールが右に転がっていく「押し出し」。もう一つはボールが左に転がっていく「ひっかけ」です。
ピン型のパターにもいくつかの種類があり、その特徴によってパッティングのミスを軽減してくれます。あなたの傾向を振り返ってみて、合うものを選んでみてください。
クランクネック
出典:amazon
右への「押し出し」がよく出るゴルファーの方にお勧めのものです。
パターの中でもシャフトよりも後ろにフェースがついている形です。振ったときに自分が思っているよりもわずかに遅れてインパクトをすることになります。これによって、右への押し出しを抑制できます。
また打つときに、ほかのクラブと同じような感覚で打つことができます。パターのヘッドの軌道がインサイドインの方に向いています。
センターネック
出典:Amazon
左への「ひっかけ」が出るゴルファーの方にお勧めのものです。
シャフトの延長線上にフェースがあって、早いタイミングで球にヒットすることが特徴です。左に転がるひっかけを押さえることができます。パターを打つときにストレート軌道で振る方に適しています。
芯を外すと方向がぶれ、転がりも悪くなるため比較的、経験を積んだゴルファー向けです。
ベントネック
出典:Yahooショッピング
クランクネックとセンターネックの中間にあたるモデルで、重心の位置が低いのが特徴です。フェースの下の部分でボールをとらえる傾向の方に向いています。
パター選びの注意点
パターはゴルファーの身長に適した長さがあります。腕の使い方で若干、変わりますが、目安は以下の通りです。
【両腕が三角形の構え】 |
身長160cm・・・32インチ |
身長170cm・・・33インチ |
身長180cm・・・34インチ |
【両腕が五角形の構え】 |
身長160cm・・・33インチ |
身長170cm・・・34インチ |
身長180cm・・・35インチ |
握りかたや打ち方にも関係してくるので、選ぶときはぜひ試打などをしてヘッドの素材なども含めて感覚を確かめるようにしましょう。
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幅広い方に合うパターのピン型を選ぶ場合のコツをまとめました。
・パッティングで球が右に行く傾向がある方→クランクネック
・パッティングで球が左に行く傾向がある方→センターネック
・フェースの下部で打つ傾向がある方→ベントネック
参考にしていただき、自分に合うパターをぜひ見つけてみてください。