ゴルフを楽しくプレーするには、スコアの数え方が大切になってきます。ただゴルフボールを打った数を付けるだけならいいのですが、そこにOB、池などのトラブルの時や、空振りで焦ってしまい、ホールアウトしたときに「このホール何打で上がった?」と数えられないときが、ゴルフ初心者にはあると思います。
そこで今回は、基本的な数え方、OB、池のトラブルでの罰打のカウントなどで迷わないようにするコツをご紹介します。
プロゴルファーの世界でも、スコアの数え方を間違えて優勝を逃したり、失格したりするときもあるので、ゴルフではとても重要なことになります。ぜひ、初心者ゴルファーのうちから書けるようにしていただきたいと思います。管理がうまくできると、自分の苦手な部分もわかるようになり、そこ重点に練習することでゴルフの上達が早くなります。
目次
ゴルフ|スコアの数え方基本
ゴルフは、野球やテニスなど他のスポーツと同じようにスコアを争いますが、たくさんの点数を重ねていくというのではなく、人よりも少ない数で競い合い、1ホール終わるごとにクラブで打った数を記録していきます。
例えば・・・パー4のゴルフコースなら、ドライバーでのティーショット、アイアン、ウェッジ、パターを使って、上がれば「4」と打数を記入しなければいけません。
しかし、ゴルフ初心者はBOや池などなかなか思い通りのプレーができず、1ホールで二桁の大叩きする可能性もあり、トータルで「130」「150」「170」を叩くと、大変だと思いますので、数え方のコツを身につけましょう。
基本的なゴルフ用語
※パー3の「1」は、ホールインワン、エースなどと呼ばれています。
ゴルフでは、Par(パー)が基準になります。スコアカードに「Par72」と記載されています。たまに「70」「71」というコースもあります。
その「72」というのは、ゴルフコースの規定打数になります。プロの試合のボードを見ていると「−1(ワンアンダー)」「+3(スリーオーバー)」といった数字を見たことがあると思いますが、これは基準値(±0)より多いか少ないかを表しています。
あなたもゴルフをしていると「パー」「バーディ」聞いたことが、あると思います。同伴者から「俺、ダボ」「俺もダボ」「俺はトリプル」とか言われると「何打のことを言っているのか?」と戸惑うでしょう。ゴルフの数え方の用語を上記のように一覧表にしましたので、参考にしてください。呼び方のコツがわかると自然と書けるようになります。
ゴルフの中継では、
イーグル=「◎」 |
バーディ=「◯」 |
パー=「—」 |
ボギー=「△」 |
ダブルボギー=「□」 |
トリプルボギー=「■、+3」 |
上記の言葉がよく使われています。ゴルフ中継を見るときの参考にしてください。
ラウンド中の数え方のコツ
グリーンから振り返る
ゴルフでホールアウトした後に分からなくなった場合は、コツとしてグリーンから振り返って、ティーグラウンドを見て、ティーショット、セカンド、サード…など、自分がショットしたところを確認しながら、カウントしていくと間違いが少なくなります。
ショットとパットを分けて書く
ゴルフの数え方のコツとして、ショットとパットの数を分けて書きます。スコアカードにはパット数を書く欄もありますので、グリーンにオンした数字とパット数を記入すると、今日はショットよりパターが下手だったのかとチェックもできます。
分けて書くことによって、「スリーオン、スリーパット」の「6」とすぐにわかるようになります。
ゴルフが上達するためのスコアの書き方があります。参考にしてください!
ペナルティの数え方のコツ
ゴルフでティーショットやセカンドショット、アプローチ、パットが全て曲がらずうまく打てたら、スコアの数え方はとても簡単です。しかし、池やOBゾーンに入ってしまうと、どう対処していいのか迷いますよね。
先輩や上司などは、「大目に見てやろう」「ハンデだなぁ~」と許してもらえるときもあると思いますが、ゴルフコンペやクラブ競技では見逃してはくれません。ここではペナルティの数え方のコツをご紹介します。
OB
打ったボールがOBに入った場合、最後にプレーした所のできるだけ近くで、1打罰でボールを打たなければいけません。(ゴルフ規則20−5参照)
ティーショットでOBをした場合は、最初に打ったボール、ペナルティの1打罰、最後にプレーしたところのできるだけ近い場所なので、ティーグラウンドからの3打目を打つことになります。
コースによっては、「プレイング4」を設置しているところもありますが、それはその3打目を打ったことを想定して前進で4打目になっています。この措置は、プレーを早く進行させるためのです。2回も3回もOBになるとといつまでたっても前に進めないことになります。
ロストボール数え方のコツ
ロストボールもOBと考え方は同じです。球を探し始めてから5分以内に、球が見つからないか、またはプレーヤーが自分の球であることを確認できなかった結果として、球が紛失となった場合、プレーヤーは初めの球を最後にプレーした所のできるだけ近くで、1打の罰のもとにプレーしなければならない(ゴルフ規則20-5参照)。
注意点として、ベテランゴルファーなどは、OBやロストは「打った数にあとで2罰足せばOK」と教えることがありますが、それをすると「ペナルティ」をきちんと計算できないようになりますので、1打罰という認識を持ってスコアをカウントしてください。
池・小川の数え方
ウォーターハザード、ラテラルウォーターハザードに入った場合も、1打罰です。ただ、OBやロストボールと違って、処置する選択が4つあります。処置しだいでは、スコアも変わってきますので、覚えておきましょう。
<ウォーターハザード> |
①元の場所に戻って打ち直す 最後にプレーした場所に戻って打ち直します。②ピンとボールの後方線上 球が池に入った地点と品を結んだ後方線上から打つ。後方線上であればどれだけ下がってもOKです。 |
<ラテラルウォーターハザード> |
上記の①、②の措置と ③2クラブレングス ③対岸から |
池も小川も同じです。OB、池・小川、ロストの数え方のコツは、全て1打罰と考えよう!
ゴルフでのトラブルはなるべくは避けたいですが、もし巻き込まれたらしっかりと処置をしましょう。コツが分かれば大叩きがなくなります。
空振り
罰はありませんが、空振りも1ストロークとみなされます。次のショットが2打目になります。プロでもラフからのショットのときに空振りはよくあります。
ゴルフ|スコアを間違って申告した場合
プライベートなラウンドなら、あまり気にすることはありませんが、大きなゴルフコンペや競技になると順位が下がったり、失格になったりしてしまいますので、気をつけましょう。
過少申告
2016年のルール改正までは、過少申告(実際のスコアより少なく申告)をして提出された場合は、いかなるときでも競技失格でした。
しかし、改正後は提出する前にペナルティを受けていたこと知らずに、少ない申告をしていた場合には競技失格にはならない(ゴルフ規則6-6d.例外)ことを規定しています。その代わりに、該当する規則に基づく罰と、誤記の各ホールに2打罰が与えられます。
過少申告をしないコツとして、同伴者に3ホールごとに確認し合うとミスが減ります。
過大申告
ゴルフでは多くスコアを申告したときは、ペナルティはありませんが、そのままの数が反映されます。
プロでも、過大申告で優勝を逃した人がいます。実質それがペナルティのようなものですが、自己ベスト更新などがかかっていた場合には残念な結果になってしまいますので、やはりしっかりと数え方をマスターしましょう。
ゴルフ初心者|あると便利なスコアカウンター
スコア管理・分析アプリ
出典:GDO
ゴルフのアプリを使えば、平均ストローク、OB発生率、平均パット数などがわかるので、ただプレーしただけでは気付かない自分の弱点をしることができます。ダブルボギーを9個、ボギーを9個とれば「99」です。いろいろ分析して100を切れるように頑張りましょう!
ゴルファボ編集部がオススメの厳選アプリを紹介しています。参考にどうぞ!
デジタル式カウンター
日本プロゴルフ協会が推奨する『ショットナビ(Shot Navi)ゴルフナビGPS 腕時計型』は、スコアカウンターの機能が搭載されています。地点登録して飛距離を表示したり、グリーンまでの距離を表示したりできます。自動でハーフの打数も計算してくれる優れものです。
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アナログ式カウンター
出典:Amazon
ゴルフボールを打った後に、カウントのし忘れがなくなります。手袋や帽子などに取り付けるタイプは、小さくてかさばらず、数字が「二桁」までかぞえられるものがオススメです。
注意点として、ゴルフのスイング中や歩いている途中に外れて紛失してしまう可能性がありますので気をつけましょう。腕時計タイプ、マジックテープタイプもあります。途中で落とすことが少なくなるので安心してプレーができます。
アナログ式は、小さいタイプが多いですので、かさばるのが嫌いなゴルファーにはオススメです!
スコアカウンターの基本的な使い方を紹介しています。参考にどうぞ!
「ゴルフスコアの数え方のコツ」はいかがだったでしょうか?ゴルフ初心者のうちはどうしても打数が増えるので、スコアを覚えておくことが大変だとは思います。コツを掴んでおけば、大きなコンペや競技で恥をかくことはありません。
もし、数え方が大変と感じたら、カウンターなどを有効活用して管理しましょう。ゴルフは、スコアで競うゲームなので、しっかりと把握しないと楽しくありません。ルール、マナーを守り楽しいゴルフを目指しましょう!