ゴルフのパッティングでとても大切なことは、しっかりとヒットさせて狙ったライン上に乗せることです!そんなことわかっていると仰る方もいると思いますが、そこがとても難しいのです。
パットは、どのレベルのゴルファーでもスコアの約4割を占めます…にもかかわらず、妥協してストロークを行っている方がたくさんいます。今回は、パットが上手くなる基本の打ち方と3つの練習法をご紹介します。
パターの打ち方は、人それぞれで個性があっていいのですが、基本はありますのでそれを知ることで、転がりの良いゴルフのパッティングができるようになります。初心者ゴルファーや中級者などぜひ、試していただきスコアアップにつなげてください。
目次
ゴルフのパッティング|基本の構え方
ゴルフの構え方はさまざまです。プロを見てもいろんな構え方をしていると思いますが、基本はありますので、確認してみてください。基本の構えは、グリップ、アドレス、ボールの位置がポイントです。
グリップの握り方
ゴルフの基本的な握り方は、逆オーバーラッピングですが、今では自分のフィーリングに合うようにすることが主流になりつつあります。ここでは人気の握り方をご紹介します。
<逆オーバーラッピング>
ゴルフのパッティングのオーソドックスな握り方です。通常のオーバーラッピングでゴルフクラブを握ります。そして右手小指と左手の人差し指の位置を逆にして、右手の小指が下で左手の人差指が上になります。
そうすることで、手首の動きを制限することができますので、インパクトで手首が曲がらずに安定したストロークができるようになります。
<クロスハンド>
右手の左手の位置を通常とは逆にします。左手が下で右手の上になります。右手の動きを抑え、左主導で動かすことができるので、肩を動かす「ショルダーストローク」をすることができます。
<クロウグリップ>
一度、逆オーバーラッピングで握ります。右手甲を正面に向けて、親指とその他の指でグリップを挟むように握ります。繊細なタッチが可能になります。変則的ですが、このグリップを採用するプロゴルファーが増えています。
アドレスの構え方
ゴルフのパッティングのアドレスでは、前傾姿勢の維持がポイントです。これはショットのときでも同じですが、この角度が変わると、パターの芯でインパクトすることができません。
芯に当たらないとイメージした転がりが出せませんので、距離感が合わずにショートする可能性が高まります。
股関節から上体を少し倒して両手を地面に垂らしてパターを構えます。それが理想的な前傾の角度になります。この角度をキープしながらストロークをします。そうすることで、ゴルフのストロークがしやすくヘッドアップも防止することができます。
ボールの位置
真ん中か球1個分左側に置きます。左寄りに置く理由として、パッティングでは、ゴルフボールに順回転を与えたいからです。ヘッドの最下点を過ぎてからヒットさせることでバックスピンを極力減らすことができます。
ゴルフ|パッティングの打ち方
安定してストロークするためのポイントは3つあります。
・下半身を動かさない
・肩でストロークする
・ヘッドアップしない
このポイントを意識するだけで、読んだライン上に乗せることが可能になります。ぜひ参考にしてください。
下半身を動かさない
スタンスを肩幅より少し広くし、拇指球に重心を乗せて下半身を安定させ、ストローク中は絶対に動かなさにように意識をしてください。ゴルフボールが入るか止まるまで動かないようにすることが秘訣です。
肩でストロークする
パッティングで手首をこねると、ヘッドがアウトサイドから入って引っかけたり、逆にインサイドから入りプッシュしたり、フェースの向きが不安定になるので方向性が定まりません。
肩を上下に動かし、手首は構えたときの角度をキープしたまま振り子のようにスイングします。振り幅の大きさで距離感を出していきます。
パターの距離感を出すレッスンです。コツを掴むとプロ級の感覚が手に入るかも…フィーリングがとても大切です!
ヘッドアップしない
パッティングをした後は、どうしてもすぐにボールの転がりが気になりますが、我慢しましょう!球の行方を見てしまうとインパクトで前傾姿勢が崩れてしまい、芯でヒットすることができなくなります。
頭を動かさないようにするコツとして、フォローでパターを止めたときにはじめてボールの方を向くようにしましょう。そうすることでヘッドアップを防ぐことができ、ヘッドの軌道が安定します。
パッティングラインの読み方
ゴルフのパッティングでは、打ち方が良くても、ラインが読めないと入りません。ここでは読み方をご紹介します。
傾斜の読み方にはコツがあります。ますはホールまでのラインが
・フックかスライスか
・上りか下りか
この2点を把握する必要があります。
フック・スライス
ゴルフボールとホールを結んだ後方に立ちます。そして結んだ線の右エリアと左エリアのどちらが高いかを見つけます。
・右が高くて左が低い=フックライン
・左が高くて右が低い=スライス
下り・上り
ホールとゴルフボールの結んだ線の低い方に移動します。フックなら左側、スライスなら右側です。「カップ」「球」「自分」の正三角形を作り、どちら側が高いのかを確認してラインをチェックします。
ゴルフのラインの打ち方の早見一覧表です。読み方の2つのポイントをゴルフ場で実践することで、傾斜を読むことができるので、入る確率が上がります。感覚だけを頼りにしているとノーカンパットになりスコアを大幅に落とすことになります。
注意点として、パッティングのラインを読むときは、段取りよく行うことが肝心です。自分の打つ番になってから読み始めるとゴルフプレーが遅くなるので、グリーンに上がる前や他のプレーヤーがアドレスに入る前に前もって確認することを心がけてください。
ゴルフ場でのマナーです。面白い解説でご紹介!
パッティングが上手くなる3つの練習法
カップの手前で止める
ゴルフのパッティングの距離感が身につく練習法です。「パターは届かないと入らない!」と言って、いつも強気で攻めてカップの土手に当てて入れる方もいると思います。
しかし、この打ち方ですと外れるとかなりオーバーになり、返しのパットもかなり難しくなってきます。パターは把握した距離感を出して打つことがとても重要です。カップ(目印)の手前で球を止めることで、距離感を養うことができます。
パターで、カップの手前ギリギリでゴルフボールが止まるように打ちます。ここがポイントになりますが、ギリギリで止めることによって感覚を覚えることができます。
なぜ、ギリギリで止まるように打つとパターの距離感覚がアップするかと言いますと、入れるのを目標にしますと、例えば、あとひと転がりで入る場合と強くヒットして土手に当てて入る場合とでは、同じストロークでも強弱のブレ幅があります。
ゴルフのカップには4つの入り口があると言われています。手前、左右、奥側です。強いと手前の入り口からしか入りません。ジャストタッチですと、左右の入り口や奥から入る可能性が出てきますので、ギリギリで止める感覚を養いましょう。
パターの軌道を安定させるレッスンです!初心者ゴルファーはぜひ試してみてくだい。アプローチの向上にもつながります。
ビリヤード練習法
1m先にゴルフボールを置いて、それを当てるように打ちます。当たらない場合は、30cmくらいの距離からはじめて徐々に広げてみてくだい。目標を小さくすることで、狙いが定まりやすくなるので、カップが大きく見えて入りやすくなります!
目をつぶって打つ
パッティングは目をつぶることで、頭が動かず肩でストロークする感覚がわかります。これはご自宅、ラウンド前、本番のパットを打つ前に2~3回素振りをするだけでも効果を発揮します。ゴルフのスイングでも役に立ちます。ぜひ試してみてください。
ゴルフ当日おすすめの練習法
ゴルフプレーの前には必ず、練習グリーンでゴルフボールを転がしてください。転がさないままスタートしてしまうと、感覚を掴むのに3~4ホールかかります。かなりもったいないですので、必ず行ってください。
最初はロングパットをしてください。端から端までどれくらいの振り幅で届くのかを確認します。
そして徐々に短くしていきます。1mくらいの距離からは、ストレート、フック、スライス、下り、上りのラインを探して打ちます。最後はカップの周り4方向から30cmくらいのショートパットを打って終わりです。
👇−10打を可能にするパッティング上達法です。参考にどうぞ!
今回は、ゴルフのパッティングの打ち方の基本と3つの練習法をご紹介しました。パターは繰り返し練習することで、距離感が合ってくるので確実に上手くなります。
ゴルフのショットはパワーや運動神経が必要になってきますが、パターには必要ありません。読んだラインに正確にただ転がすだけ…回数をこなすことで打ち方も良くなり本番でもカップインの確率が上がります。
ぜひ今回ご紹介した打ち方、練習法を試していただき、次のゴルフに活かして自己ベストを更新してください!
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