今やアイアンは5番Iからが主流になってきています。そこで、FWと5番Iの間を埋めるためにとても重要なのが『ハイブリッド』です。
最近ではクラブが多様化しており、なんとなく聞いたことはあるけど、どんなゴルフクラブなの?どうやって選んだらいいの?そう思っている初心者のかたも多いかと思います。
特徴を知って自分のセッティングに加えれば距離の打ち分けが簡単になるでしょう。また、どんな特性があるか知るだけでスイングも上達しますので、ミスショットを減らしてスコアをアップすることができます。ぜひ、一読していただき自分に合ったものを選んでください!
目次
ゴルフクラブのハイブリッドとは?
ハイブリッドのゴルフクラブは、ウッドとロングアイアンの間の距離を補うためのクラブになります。難しい3〜4番Iよりもボールが簡単に高く上がり、飛ばせます。
ユーティリティと何が違う??
どちらも同じゴルフクラブを指します。日本では「ユーティリティ」、欧米では「ハイブリッド」が一般的な呼び方です。ゴルフメーカーによっては、アイアン型をハイブリッド、中間の形をユーティリティと呼んでいるところもあります。
ゴルフクラブにおけるメリット
シャフトがFWよりも短いので「ウッドのミートしづらさ」を解消、ヘッドの重心が深いので「アイアンの球の上げにくさ」を無くしています。それぞれの打ちにくい部分を緩和しています。
また、残り距離がウッドで打つほどではなく、また5番Iで打つと少し足りないという場合には重宝します。バックスピンもフェアウェイウッド並みにしっかりとかかるので球は高く上がり、しかも風の影響も受けにくので、ハイブリッドという名にふさわしいゴルフクラブです!
ゴルフクラブ|どうやって選ぶの?
自分がゴルフクラブでどのようなスイングをしているのか、どんなボールを打っていきたいのかを知っておくと、ハイブリッドの選び方は簡単になり自分に合ったクラブを見つけることができます。
フェースプログレッション(FP値)でゴルフクラブを選ぶと失敗することはないでしょう。フェースプログレッションとは、シャフトの中心線からフェース先端までの距離のことを言います。
値の大小は、アドレスでのボールの位置とヘッド入射角との相性がありますので、それぞれ見ていきましょう。
FP大(ウッド型)
ゴルフクラブのフェース面が、前に出ていると球を拾いやすくて、コントロールしやすくなります。
ボールの位置が左足寄りでヘッドの入射角度が浅い人は、ウッドタイプのヘッドとの相性がとてもいいです。フェアウェイウッドが得意な人はこのゴルフクラブを選びましょう。
FP小(アイアン型)
ゴルフクラブのフェース面があまり出ていない形になります。球を捕まえやすくスライスが減ります。ダウンブローのように入射角度が鋭角の場合は相性が良くなります。5〜9番Iが得意な人はFPが小さいものがおすすめです。
ハイブリッドは、宮里優作プロが立て続けに勝ったときに使っていました。打ち方のコツをまとめました。参考にどうぞ!
ロフト角
ゴルフクラブの距離の「180〜200y」を補うために、ロフト角は「20°~28°」
のロフト角を選びましょう。通常170ヤードから200ヤード、飛ばし屋は220ヤードぐらい飛びます。長いコースや残り距離が遠いときにとても武器になります。
ゴルフクラブ|シャフトの選び方
全部のゴルフクラブをバランスよく揃えるためには、ドライバーからウェッジまで番手が短くなるにつれて重くなるようにしなければいけません。アイアンより重くなったり、フェアウェイウッドより軽くなったりすることは避けなければいけません。
シャフトには、スチールとカーボンの二種類あります。カーボンの特徴は、スチールに比べ軽くてしなります。 しなりを利用してボールを遠くに飛ばすドライバーやウッドのゴルフクラブと相性がとても良いです。
スチールの特徴は、カーボンに比べ重くてしなりにくいので、自分でコントロールしやすいことです。ハイブリッドには、どちらのシャフトと相性がいいと思いますか?
<スチール>
同じスチールか軽量のものを選ぶといいでしょう。重量が90g以下ならカーボンの方が、ゴルフクラブのバランスがよくなります。
<カーボン>
カーボンにします。UTは3〜4番Iより1インチほど長くなります。重さが同じだと、UTが重くなってしまいますので、10g軽い方が適正になります。
おすすめのゴルフクラブ
ウッド型:テーラーメイド
出典:Amazon
ゴルフクラブのトゥー側、ヒール側に大型の「スプリット・ウエイトパッド」が搭載されています。慣性モーメント向上により寛容性がアップ。テーラーメイド独自のテクノロジーである貫通型スピードポケットが、バックスピンを減らして初速アップできます。
少しヘッドが小さく見えますが、難しさは感じられません。打感も柔らかくて、振り抜きも良くて、適度なスピン量で高い打ち出しでグリーンにもしっかりと止まります。ラフからの抜けもいいです。
アイアン型:ダンロップ
出典:Amazon
ゴルフクラブの流れを重視してヘッドの大きさと合わせています。中空ヘッド・低重心設計により、ロングと比べて高弾道で大きな飛距離を得られます。軟鉄鍛造製法のため、非常に柔らかい打感です。
軟鉄鍛造製法(フォージド)についてまとめています。インパクトの瞬間の手の感触は何物にも代えがたいですよね!
ハイブリッド活用法
ゴルフクラブは、ただ長い距離を打つだけではなく、アプローチやリカバリーショットにも役に立ちますので、ご紹介します。
アプローチ
アプローチには、ピッチ&ラン、ピッチショット、ランニングアプローチなどがありますが、ハイブリッドではランニングアプロのときに使います。特に20~30ヤードくらいの長い転がしに重宝します。打ち損じしても、ソールが滑ってくれるので、ダフリも少なくボールが転がってくれます。
ただ、ウェッジみたいにスピンが効かないので、強めに打つと軽くグリーンをオーバーしてしまいますので、コースで使う前に練習できっちりと合わせてください。
リカバリーショット
ドライバーを曲げて林の中から出さなければいけないシチュエーションで、低い球で木の下を通して出したいときに活躍します。短く持って、球を右足寄りに置き、パンチショットを打つようにすると低い球でしっかりとリカバリーすることができます。
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これから5番Iからが主流になってきます。ロングの代わりに「ハイブリッド」「UT」を入れる必要がでてきますので、慎重に選びたいものです。
★FWタイプがおすすめ
・簡単にボールをあげたい
・アイアンが苦手
★アイアンタイプがおすすめ
・強い球が打ちたい
・アイアンが得意
今回ご紹介した選び方を参考にしていただき、自分に合った最高のゴルフクラブを選んでみてください。