テイクバック、とくに腰の高さまでのポジションはゴルフスイングにおいて重要な要素です。
そのとき、スイングの軌道はもちろんですが、フェースの向きと角度も欠かせないポイント。正しい軌道で振り上げたとしてもフェースが開いていたり、閉じているとショットの再現性が低下してしまいます。
そこで今回は、フェースの正しい向きを解説いたします。いつでも思い通りのショットを打つために欠かせないポイントなので、ぜひ参考にしてみてください!
テイクバックのフェースの向き
テイクバックがうまくなる2ポイント
手とクラブヘッドを重ねよう
テイクバックでは、腰の高さで、クラブヘッドと手元が一直線になるようにしましょう。後方から見た場合はクラブヘッドと手元が重なる形です。
このポジションのときにまっすぐに重なることで、その後のトップ位置、ダウンスイングが自動で正しい軌道を描きやすくなります。
もしも、インサイドに引きすぎた場合はダウンスイングでアウトサイドに下りてきてしまいます。結果、外からボールを擦り打ってしまうのでスライス球になります。反対に、アウトサイドに引きすぎた場合は自動的にダウンスイングでインサイドに下りてきてしまうのでフック回転がかかりやすくなります。
インサイドでもなくアウトサイドでもなく、まっすぐ引くことでショットの再現性を上げることができます。
フェースの正しい向きは?
フェースは垂直から背骨の角度くらいがベストです。垂直から背骨の角度の間にあることで軌道もまっすぐ、フェースもまっすぐという理想の形を作ることができます。
もしもフェースがオープンに開いたまま上げてしまうと、フェースが開いたまま下りてきてスライス球になってしまいます。
近年、プロゴルフ界ではフェースを閉じたまま振り上げて、手を返さずに腰の回転で打っていくスイング理論が流行していますが、フェースを閉じたり開けたりして振り上げてしまうとインパクトまでに“戻す”作業が必要となります。アマチュアゴルファーには少し難しいスイングになってしまうので、基本はすべてをまっすぐ上げることを心掛けてください。
▶正しい軌道で振り上げるためのポイントはこちらの記事で解説しています↓
テイクバックでは腰の高さのときに、手とクラブフェースが一直線に重なることが再現性の高いスイングのコツです。
しかし、そのときに大事なのは「フェースの向き」。正しい軌道で上げられたとしてもフェースの向きがブレているとナイスショットしにくくなります。
フェースは垂直、もしくは前傾の角度くらいの間で設定すると、インパクトで正しい角度で戻ってくる確率が上がるでしょう。