ゴルフで身体の「軸」を意識していますか?
中心となる軸を意識すること、そしてうまく体を回転してクラブを振ることができると、安定したショットにつながります。さらに、身体の「使い方」を工夫することで、ゴルフではミスが出にくくなったり、飛距離のアップにつながります。
今回は身体の軸を基準にした2つの「スイングタイプ」について解説します。あなたのスイングタイプがどちらなのか、確認をしてみてください。
さらに中心を一つにして1軸でクラブを振る方法について、その特徴と注意点を紹介していきます。ミスをなくし飛距離をアップさせるために、普段のゴルフにうまく取り入れていってください。
2つのスイングタイプを解説
スイングタイプには、1軸で振る、2軸で振るという言葉があり、これはレッスン記事やネットの情報などでも耳にしたことがある方もいると思います。その2つのスイングタイプについて解説していきます。
まずはそれぞれのスイングタイプの特徴をご説明します。
1軸で振る
体重移動をあまりせずに体の回転だけでボールを打つ方法です。中心が1つなのでクラブを振るときに頭は常に同じ位置にあるのが特徴です。
2軸で振る
こちらの打ち方では大きく体重移動をしてボールを叩いていきます。テイクバックのときに頭が右に傾くのが特徴です。
では、どちらのスイングタイプがより良い球が打てるのでしょうか?人によって相性があるので一概にどちらがいいとは言えませんが、鎌田ハニー選手の場合は最初にご紹介した1軸を取り入れています。
1軸では、体の回転だけで球を打つので、2軸に比べてミスが出にくいというメリットがあります。また、遠心力を活かすことができるので飛距離アップにも繋がります。
1軸で打つ時の注意点
このスイングタイプをうまく取り入れるためには、しっかりと軸がぶれないように注意する必要があります。そのため、体幹を鍛えることがとても大切です。
実際に打つときにもアドレスからフィニッシュまで常に背筋に力を入れて、体の中心がぶれないように意識しながらクラブを振っていきます。そうすることでミスショットをしにくくなり、飛距離アップにも繋げることができます。
プロゴルファーの打ち方は?
以前は「2軸」のスイングタイプが主流でした。テイクバックでは右足に体重をしっかり乗せてインパクトにかけては左足に荷重を移していく、それが常識で、プロの多くがその打ち方をしていました。
2軸で打つと、体重移動を大きくするためにスタンスは幅広くなる傾向があり、打ち終わったあとの姿勢は「逆Cの字」のようになることが特性があります。
90年代後半、タイガー・ウッズが登場し、300ヤードを超える飛ばしと正確なショットで一躍、世界のトップに上り詰めました。そのタイガー・ウッズは1軸のスイングタイプでした。その後、1軸はプロの間でも多く取り入れられるようになってきました。
1軸で打った場合、体重移動が少ないためにスタンスは狭くなる傾向にあり、打ち終わった後の姿勢はアルファベットの「I」の字のようになる特性があります。
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スイングタイプ『2軸』は難易度が高め
1軸で打つと身体の中心(軸)が前後に移動しません。対して2軸では中心が移動することで、身体の使い方が複雑になるため、難易度としては高くなります。
ただ、どちらのスイングタイプがあっているかはゴルファーの方々の動きや特徴にもよります。今回、解説した特徴や普段のあなたのスイングタイプを確認して、自分に取り入れられるポイントをぜひ生かしていってください。
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スイングタイプには大きく分けて2つのものがあります。
特に1軸のスイングタイプはミスが出にくいこと、遠心力を利用して飛距離アップを図れるというメリットがあります。スイングタイプは個々によってさまざまです。ご紹介した注意点などもご覧になったうえで、上達のために役立ててください。