ゴルフでは、左手は方向性、右手(押し込み)は飛距離アップのポイントと言われています。
捻転で作ったパワーをインパクトでしっかりと押し込むことで、カラダ全体で生み出したパワーをボールに伝えるこが出来ます。
もしもあなたが、なかなか飛距離がなかなか伸びないなぁ…そう感じているのであれば、もしかしたら、力が入らない右腕の使い方をしている可能性があります。では一体どういった使い方をすれば自分のパワーを最大限伝えることでできるのでしょうか。
コツは右肘の位置と角度にあります。プロがあなたのスイングフォームを力強くするための方法をレクチャーします!
右肘は曲げる?それとも伸ばす?
力が入るカラダの使い方とは?
ヘッドスピードを上げるためのポイントはいくつかありますが、その中でももっとも重要なポイントは「ゴルフクラブを体の近くで振る」という事です。
手が胴体から遠く離れれば離れるほど、パワーは伝わりにくくなります。
例えば、重たいものを押すときのことを想像してみてください。手はあなたの胴体から遠いところにあるでしょうか?それとも近いところにあるでしょうか?
試しに壁などを押してみてください。思いっきり力を込めて押そうとしたときは、手は体のすぐ近くにあると思います。この理論はゴルフで遠くに飛ばすためのカラダの使い方にも応用できます。
ゴルフの右肘の角度
プロゴルファーのスイングを見るとゴルフクラブが全身に巻き付いたようにスイングします。小柄な女子プロでも250ヤードといったビッグドライブが出るのは、体の近くでゴルフクラブを振ってパワーを最大限伝えられているからです。
インパクトにかけて、右肘はしっかりと胴体に巻き付き、ある程度曲がっている状態が理想です。とはいえ、曲がりすぎてもダメですし、伸びきっていてもダメです。
しかし、これは意図して曲げているわけではなく、トップからダウンスイングでしっかりとインサイド軌道で振った結果そうなっています。単純に曲げて打とうとすると軸が傾き、ダフってしまうので注意です。
👇インサイドアウト軌道でゴルフクラブを振るためのポイントはこちらで詳しくご紹介します。
右肘の角度を見つける方法
ボールを遠くまで飛ばすための、右肘の位置は人それぞれ違いますので、これからご紹介する方法を試していただいて、あなたなりの形を見つけてみてください。
まず、通常のゴルフのアドレスを構えます。そのフォームのままターゲット方向へ向けて右手でなにか重いものを押してみてください。この時、足はしっかりと踏ん張り、頭の位置は動かないようにしましょう。
2人いればお互いに押し合ってもいいですし、壁などを押してもOKです。
どれくらい体に近づけて、どれくらい曲げるのか。グッ!一番押せる位置を見つけてください。そこがあなたの理想的なインパクト時の角度です。
実際にゴルフボールを打つ時にこの形を意識することは難しいかと思います。練習時の素振りなどで意識してスイングしてみてください。イメージを植え付けるだけでもかなり効果があります。
スイング練習の時はドライバーなどの長いクラブよりも、アイアンなどの短いものの方が感覚がすぐに掴めるのでおすすめです。アドレスから意識して丁寧に振りましょう。
👇初心者必見!ゴルフ専用の素振りバットを使うと上達速度が2倍になります。
ゴルフでもっと遠くに飛ばす為には、一番力の入る動きを見つけることから始まります。
重いものを押してみることで、どの位置に腕をもってくれば一番強く押せるのか?コツが分かったかと思います。その形をゴルフにも取り入れましょう。実際のショットの時に意識し過ぎると、動きがぎこちなくなってしまうので、素振りなどでしっかりとイメージを体に植え付けてみてください。
理想的な位置でインパクトを迎える事ができれば、あなたの飛距離はさらにアップするでしょう。