出典:ALBA
6月21日〜24日に開催された男子ツアー 「ダンロップ・スリクソン福島オープン」は「福島オープン」を前身にもつ人気のトーナメント。
『福島』の復興と活性化のため、地域密着型のトーナメントを目指していて、プロのツアー大会の中で唯一、大会名に開催地の名称「福島」を使用。次世代のジュニア育成や来場者に楽しんでもらうための新しいチャレンジにも力を入れています。
例年は真夏に開催されていましたが、今大会は日程を変更し涼しい季節6月下旬に開催。暑さの中の観戦ではなく、涼しい中でプロたちのアグレッシブなプレーを見てほしいファン目線の大会になりました。
女子ツアー「アース・モンダミンカップ」は、アース製薬の「モンダミン」を大会名に使用。「お口の健康を守る」をテーマに、幅広い年齢層の方々に利用してほしいと、老若男女に愛される生涯スポーツであるゴルフトーナメントを開催しています。
今大会は、これまで以上にエキサイティングな戦いが繰り広げられるように、開催コースの改造などを行ったそうです。国内女子では珍しい4日間の大会です。賞金総額1億8,000万円、優勝賞金3,240万円。
男子ツアー結果
出典:GDO
国内男子ツアー「ダンロップ・スリクソン福島オープン グランディ那須白河ゴルフクラブ(福島県)」最終日が終了。5位からスタートした全米オープン帰りの秋吉翔太が、9バーディ、1ボギー「64」のトータル20アンダーで、先月「ミズノオープン」に続いてツアー2勝目を挙げました。
秋吉は、スタートホールからバーディ発進。前半に4つスコアを伸ばすと、ハーフターンしてからも4バーディ、16番で1つのボギー、最終ホールでバーディを奪い逆転で優勝を飾りました!
首位でスタートした山岡成俊は5バーディ、ノーボギー「67」のトータル19アンダーで2位。同じく首位でスタートした石川遼は、3バーディ、ノーボギー「69」のトータル17アンダー3位タイで2年ぶりの優勝に惜しくも3打届きませんでした。
石川遼選手のクラブリフティングは必見!あなたは出来ますか?
ダンロップ・スリクソン福島オープン上位成績
優勝 −20 秋吉翔太
2位 −19 山岡成稔
3位T −17 石川遼、池村寛世
5位T −16 近藤智弘、大堀裕次郎
7位T −15 松原大輔、池田勇太、時松隆光
女子ツアー結果
出典:GDO
国内女子ツアー「アース・モンダミンカップ カメリアヒルズカントリークラブ(千葉県)」最終日が終了。首位からスタートした成田美寿々が5バーディ、ノーボギー「67」、トータル17アンダーで、2位に3打差をつけて、「サントリーレディス」に続く、今シーズン2勝目を地元の千葉で飾り、通算10勝目を達成しました。
成田は、スタートホールからバーディを獲り、前半で3つ伸ばし2位に5打差をつけてバックナインへ。パターが好調で15番で5メートルのスライスラインを決めると、最終ホールもしっかりパーで締めて、危なげないプレーで優勝を決めました。
インタビューでは、「賞金女王を狙ってしっかりとプレーしていきたい」と答えていました。
2週連続優勝&大会連覇がかかっていた賞金女王の鈴木愛は、6バーディ、ノーボギーの「66」と6つ伸ばしましたが、トータル14アンダーで3打届かず2位。鈴木は、優勝こそなりませんでしたが、今シーズンの獲得賞金がわずか11試合目で1億円を突破。これは2016年にイ・ボミ(韓国)が記録した14試合目を上回る歴代最速記録の快挙です。
賞金女王鈴木愛選手の力強いドライバー!アマチュアゴルファーで、ティーショットが苦手な方必見です!
アース・モンダミンカップ上位成績
優勝 −17 成田美寿々
2位 −14 鈴木愛
3位 −13 岡山絵里
4位 −11 石川明日香
5位T −10 福田真未、東浩子、フェービー・ヤオ(台湾)
2018年導入のリランキング制度
出典:日本女子プロゴルフ協会
女子ゴルフのレギュラーツアーでは、選手間の競争力を高めて、ツアーの強化を図る目的で、2018年今シーズンから「リランキング制度」を導入しました。
シーズン途中の6月と9月に、シード選手以外のツアープレーヤー登録者を、賞金ランキング上位順に並び替えて、翌々週の競技からリランキングに基づき出場資格を与えるシステムです。
6月のリランキングは、今大会の「アース・モンダミンカップ」までの成績で行い、翌々週(第27週)の「ニッポンハムレディスクラッシック」より出場資格が与えられます。
今大会で4位に入った石川明日香は、50人をごぼう抜きし「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」までの出場権を手にしました。
2回目のリランキングは、第38週「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」終了後に行い、第40週「スタンレーレディスゴルフトーナメント」より出場資格が与えられます。
女子ツアーは、成田美寿々選手と鈴木愛選手が隔週で優勝していますね!現時点でどちらが強いのかを争っているようでとてもいい争いでした。
今季から導入された「リランキング」制度、目的のとおり、競争力が高まっているようです。昨年までは、QT1位の選手は年間を通して試合に出場できましたが、今年はQTで下位でも、リランキングで上位に入れば出場権が獲得できるそうです。まさにサバイバルゲームですね!
男子ツアーの石川遼選手も、3試合ぶりの予選通過と優勝争いを見せてくれました。早期の復活優勝…期待しています!!