パターこだわってますか?
毎年新製品が発売されているパターですが、プロアマ含め、新しいものばかり使われているかと言われればそうでもありません。
ドライバーやアイアンなどと違い、10年20年近く前のモデルでも、未だに圧倒的に支持されている【名器】と呼ばれるものが数多くあります。
そこで今回は、ゴルフの歴史の中で特筆すべきパターの「名器」について紹介します。希少なモデルや、値段も手ごろで中古市場で見かけたら「即買い」のものもあり。あなたの最高の相棒探しに、ぜひ参考にしてみてください。
目次
おすすめのパター名器5選
ピン ANSER パター
出典:GDO
【軽めのパターが好きな方向け】
とてもオーソドックスで初心者から上級者まであらゆる人におすすめです。全体が軽いのでショートパットでもしっかりヒットしていけるのが利点。高い打音も心地よく、うまくミートできたときの爽快感は抜群です。
転がりもいいので、自分の感覚を生かしたパッティングができます。
アンサーは1966年に始めて発売されたモデル。ミスヒットに強く洗練されたデザインで爆発的な人気になりました。それから50年、このモデルの形状はほとんど変わることなく、多くのゴルファーに今も愛されています。歴史に残るパターの「名器」です。
スコッティキャメロン ニューポート2
出典:amazon
【ストロークを安定させる重量感】
アメリカPGAツアーで活躍する松山英樹が長く使っているのがスコッティ・キャメロン社のパターです。
中でもプロアマ問わず長い間、人気になっているのがニューポート2。削り出しで作られた精巧なデザインで、非常にソフトで気持ちのいい打感と高い打音も魅力的です。
バックフェースにラインが入っているのでターゲット方向に構えやすく、うまくミートできないミスが出るとすぐにわかります。
構えやすく良く転がるのも特徴。2014年発売のモデルですが、中古市場でも長く人気の名器です。ちなみにスコッティ・キャメロンとはパター職人の名前。同社のパターはアメリカPGAツアーでの選手の使用率が1997年以来、1位となっています。
オデッセイ ホワイトホット#5
出典:amazon
【真っすぐ引いて打つタイプ向け】
ゴルファーそれぞれの感覚を生かしながらパットが打てるマレット型のパターです。
小ぶりなヘッドで操作性は抜群。真っすぐ引いて真っすぐ出すストロークをするのにはぴったり。強く打ち出すときも軽めに打つときも思い通りのイメージで球が転がります。
フェースの素材にウレタンを使っていて打感がとてもやわらか。2000年発売のモデルですが今なお根強い人気を誇っています。国内男子ツアーで屈指のパターの名手、谷口徹選手が長く愛用しているパターです。
20年近くの歳月を経てなお、現役。まさに名器と呼ぶにふさわしい逸品です。
オデッセイ ホワイトホット プロ 2BALL BLADE
出典:amazon
【ショートパットに特に強い!】
なんといってもターゲットに向けて構えやすいのが最大のメリットです。上から見るとボールを並べたようなデザインになっているので、カップまでのラインのイメージもすぐにつかめます。
重心位置も低くなっているので真っすぐにストロークがしやすくなっているのも特徴。パターを構えたとおりのそのまま、オートマチックに打っていきたいゴルファーにはぴったりのモデルになっています。安心して打っていけるので初心者の方にもおすすめの1本です。
テーラーメイド ロッサモンザ
出典:amazon
【ミスに強く真っすぐ打てる】
重量を持たせてフェース面をぶれにくくし、左右に打点が少しずれても方向性がぶれないのが最大の特徴です。
大型ヘッドなので構えたときの安心感も抜群。クラブ上部にデザインされたボール型の模様によって、カップに向かって正確に構えやすくなっています。
2008年の発売当時に大ヒット、PGAツアーのトッププロ、セルヒオ・ガルシアがこのパターを使用。マスターズで4位に入ったときに片山晋呉が使っていたことでも話題となりました。
ストロークの安定感が際立っている名器なので、なかなかパッティングが安定しない初心者でも使いやすくなっています。
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パター「名器」選びのポイント
パターのヘッドの形は大きく分けて「ピン」「マレット」「L字」の3つに分類されます。それぞれ利点や欠点などがあります。
ピン型
ピン型は小ぶりな形で構えやすく操作性がいいのが特徴です。トゥ側とヒール側にウェイトがあるので、ミスに強いというメリットがあります。
コントロールしやすい反面、フェース面が開きやすくなるので右へのミスに注意が必要です。
マレット
出典:amazon
ヘッドが大きいのでターゲットに対して構えやすく、直線的なイメージで振っていくことができます。
重心も深くできているので、多少芯を外しても転がる距離があまり落ちないという良さもあります。真っすぐ引いて真っすぐ出す打ち方をする人にはピッタリのタイプです。
出典:amazon
さらに大きい、特徴ある形をした「ネオマレット」というタイプも近年、多く販売されています。
L字
出典:amazon
操作性が抜群の中・上級者向けのタイプです。アイアンのようにフェースを開閉して打つため、難易度は高くなっています。
フェースを開閉しながら直線的に打ちたいというゴルファーに向いています。フィーリングを大事にする方にもうってつけです。
打ち方別・あなたに合った1本とは?
あなたは普段、グリーン上でどんな打ち方をしていますか。パターの場合はあなたの打ち方によって、最適なタイプがあります。主にストロークのタイプは「タップ式」「直線型」「アーク型」の3つがあります。
タップ式
青木功プロのように手首を使って、「パチン」とインパクトの強弱でタッチを出していく打ち方です。ヘッドのセンターにシャフトが刺さっているタイプが打ちやすいでしょう。
直線型
手首を使わず、腕と肩を使って、ヘッドを直線的に動かす打ち方です。マレットが打ちやすいでしょう。
アーク型
直線式とほぼ同じですが、ヘッドの軌道がやや緩やかに弧を描いています。インサイドインのような軌道です。L字が打ちやすいです。
いずれの名器についても自分の打ち方に合ったパターを選ぶのが第一。しかし、パッティングは個人のフィーリングによるところも大きくなっています。購入するときには実際に試打などをしてみて一番、しっくりくるものがベストです。
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今回はパターの「名器」ランキング5選を紹介しました。
特に感覚によるところが大きいパターの場合は、お気に入りのギアが見つかると長く愛用できます。
ご紹介した「名器」はどれもファンが多く、特に人気が高くなっています。ぜひ参考にしてみてください。