なんとなく元気が出ない、疲れてしまってゴルフの練習に行くモチベーションも上がらない…そんなこともあると思います。
そんな時はちょっと趣向を変えてゴルフ映画でリフレッシュしてみましょう。気分が上がらない時でも、見るだけで勇気がわいたり、笑って元気になれるゴルフ映画がたくさんあります。
今回はゴルフを題材にした新旧6本の映画をご紹介します。逆境にめげずに真摯にゴルフと向かい合う姿あり、実際に存在した人物や実話など…ゴルファー必見の作品ばかりですので、ぜひ週末映画の一本にどうぞ!
ティン・カップ
出典:amazon
映画ボディーガードの大ヒットで乗りに乗っていたケビン・コスナー主演の映画です。
『あらすじ:ゴルフで安全策を取るといったプレーができない性格のために、天賦の才能を持ちながらレッスンプロの立場に甘んじている主人公。そんな彼の前に精神科医の女性・モリーが現れる。彼女を振り向かせるために、ロイは再び競技に情熱を注ぎ、全米オープンへの挑戦を決意する…』
といった内容です。あらすじだけ読むとモテたいだけの男みたいな感じがしますが、内容は非常に濃く、ゴルファーとしての苦悩や葛藤などが描かれています。
ゴルフ版ロッキーとも称されるアメリカゴルフ映画の代表作ですが、さすがに熱さでは「エイドリア~ン!」には勝てないと思います。
公開:1996年
出演:ケビン・コスナー、レネ・ルッソ
監督:アーノン・ミルチャン
ボビー・ジョーンズ・球聖と呼ばれた男
出典:amazon
毎年、マスターズの歌を聞くたびにこの人を思い出します。世界のゴルファーの憧れの地「オーガスタナショナルゴルフクラブ」の設計に関わり、現メジャー大会、マスターズを創設するなどゴルフ史上に残る伝説の人物、ボビー・ジョーンズの物語です。
『あらすじ:ボビー・ジョーンズは1930年、当時の4大タイトル、全米オープン・全英オープン・全米アマ・全英アマと当時のメジャートーナメントすべてで同じ年に優勝した唯一のグランドスラマーです。生涯、アマチュアを貫き通し、年間グランドスラムを達成した一ヵ月後には28歳の若さで引退を表明。少年のころから才能をいかんなく発揮して数々の大会で活躍するボビー・ジョーンズを襲った悲劇とは…』
ジョーンズは生涯アマチュアゴルファーでしたが、本職は弁護士。ハーバード大学など数々の名門で学位をとったり、事業家としても活躍したりと、本当に多彩な人間だったようです。彼の生涯を知っておけば毎年4月がもっと楽しくなりますね。
公開:2004年
出演:ジム・カビーゼル
監督:ローディー・ヘリントン
バガー・ヴァンスの伝説
出典:amazon
アクション映画からヒューマンドラマまで、ジャンルを問わず主演作がメガヒットするマット・デイモン、シャーリーズ・セロン、ウィル、スミスという3大スターが出演しています。
『あらすじ:第一次世界大戦に徴用され、そのショックから荒れた生活を送っていた主人公ジュナ(マット・デイモン)。恋人のアデールは父から受け継いだリゾートでコンペを開催、その大会にジュナを引きずり出す。そこにバガー・ヴァンスと名乗る男性がキャディを申し出てくるが…、悲痛な体験から絶望していた男がゴルフを通じて人生を再生する物語。』
戦争で心の傷を負った人がスポーツを通じて再生していく話は、実際にも多くありますね。監督もロバート・レッドフォードという超豪華キャストで贈る心温まるヒューマンドラマです。
公開:2000年
出演:マット・デイモン、シャーリーズ・セロン、ウィル・スミス
監督:ロバート・レッドフォード
プロゴルファー織部金次郎
出典:amazon
この人にこういう役をやらせたら勝てる人はいないと思います。名優、武田鉄矢が演じるイケてないゴルファーが努力と人情で勝ち上がる作品です。
『あらすじ:トーナメントで17年間、一度も優勝ができていないプロ・織部金次郎。試合で勝利する道をあきらめ、レッスンプロとして出直すために下町の練習場にやってきた。そこで出会った練習場の常連メンバーから「織金(オリキン)」のあだ名で親しまれ、やさしい教え方で愛される存在になる。そして彼らの後押しを受けてプロとして再生、トーナメントに挑戦して最後の意地を見せる。第5作まで公開、日本のゴルフ映画の代表作の一つ。』
人情味あふれる作品は見ていて応援したくなってきます。下町ド根性ストーリーはゴルファー必見です。
公開:1993年
出演:武田鉄矢
監督:杉村六郎
↓↓↓読むとためになる!おススメゴルフ漫画をランキング形式で紹介しています!
グレイテスト・ゲーム
出典:amazon
現代の私たちがいつでもゴルフを楽しめるのは、先代たちの努力のおかげなんだということが分かる作品です。時代や差別に負けることなく戦った一人の男の実話です。
『あらすじ:労働者階級の家庭に生まれたフランシス・ウィメット(シャイア・ラブーフ)。貧しいながらもコースでキャディをしながら腕を磨いていくウィメット。しかし当時、ゴルフは上流階級のスポーツ。父の助言もあり、競技からは離れていたが、1913年、全米オープンが地元で開催されることに。キャディの手配に窮し10歳の少年に依頼したウィメットは、トップ選手と優勝争いを演じるが…』
これが実話ということが本当に奇跡です。映像では最新のCGを駆使してゴルフのダイナミックな弾道やスイングを描いていて、とてもスリリングです。ナイスショットしたときの音も何度も聞くことができるので、見ていてゴルフがしたくなる作品です。
公開:2005年
出演:シャイア・ブラーフ、スティーヴン・ディレイン
監督:デイビット・スタインバーグ
↓↓↓この作品についてもっと詳しく知りたいかたはこちら
チャップリンのゴルフ狂時代/のらくら
出典:Filmarks
一風変わったゴルフ映画ですが、チャップリンがシニカルな視点も交えて演じるドタバタコメディです。時代を超えても愛される存在ってすごいですね。
『あらすじ:チャップリンが一人で二役を演じるドタバタ劇が動画でテンポよく進んでいく。人の口から出てくるボールを次々と打って行ったり、人のボールを打ってしまったり。当時の上流階級への皮肉もたっぷり込められたコメディ映画、不朽の名作。』
さすがチャップリン。ギャグセンスは高いですね。チャップリンは喜劇王と呼ばれていますが、映画では時代を鋭く皮肉った作品にも注力しており、政治家などとの付き合いもたくさんあったようです。笑い以外にも大きな影響を与えた人物のゴルフ映画。必見ですね。
公開:1921年
出演:チャーリーチャップリン
監督:チャールズ・ライズナー
↓↓↓ゴルフスイングの基本を総まとめ!大事なポイントはここでチェック
今回は見ると元気になれる映画6本をご紹介しました。物語に共通しているのは、困難な状況にありながら最終的には自分自身と向き合ってチャレンジを続ける、というものです(チャップリンは別ですが)。
ゴルフはチャレンジの連続です。判断を誤って失敗したり、上手くいかないことばかり続いたり…苦難の連続です。そんな自分を強くするための要素がゴルフにはたくさんあるのだと思います。
しかし、あまりシリアスになりすぎると人生もゴルフも楽しくなくなってしまいます。ぜひゴルフ映画で息抜きをしてパワーチャージしてみてください。