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ゴルファボ TOP雑学『ロリー・マキロイ』PGA飛距離ランキング1位の秘密

雑学

『ロリー・マキロイ』PGA飛距離ランキング1位の秘密

ドライバーの飛距離は320ヤード超。PGAのトップ選手として活躍するロリー・マキロイ。アイルランドが生んだスーパースターの強さの秘密と、これまでの歩み、そして挫折と復活の物語とは。世界のギャラリーを魅了するゴルファー、ロリー・マキロイを大解剖します!

出典:PGA TOUR

北アイルランドの小さな街で生まれ育ち、タイガー・ウッズに憧れ、背中を追い続けた少年がいました。そんな少年が今、世界のトップゴルファーとして活躍しています。

彼の名前は『ロリー・マキロイ』。アイルランドが生んだスーパースターです。

PGAツアー11勝(メジャー4度制覇)、欧州ツアー等も含めると25勝と輝かしい成績を残しています。バケモノ揃いのPGAの中でも平均飛距離はナンバー1の319.8ヤード(2018年)。

圧倒的な飛距離を活かしたアグレッシブなゴルフは、常にギャラリーを沸かせます。

天才ゴルファーとして若くして注目を集めたマキロイですが、栄光の陰には数々の試練と、プレッシャーに苦悩し、それを克服してきた過去がありました。今回は天才ゴルファー、ロリー・マキロイをご紹介します。

プロフィール

出典:GDO

ロリー・マキロイ=Rory McIlroy
身長=178センチ 体重=73キロ
生年月日=1989.05.04(29歳)

生い立ち

北アイルランドの首府ベルファスト近郊にある港町ハリウッド出身。ゴルフではスクラッチの腕前を持つ父ゲリー・マキロイの教えにより、ロリー・マキロイは1歳6か月のころからゴルフを始めました。幼い頃は毎日、地元のゴルフコースに連れていってくれるよう、父にせがむほどだったといいます。

さらにプレゼントで新しいゴルフクラブをもらったとき、父から正しいグリップを教えてもらうと、ロリー・マキロイはベッドにクラブを持ち込んで教えられたとおりにクラブを握って眠っていました。

その才能が花開いていく過程で、父のゲリー・マキロイは息子の夢の実現のために3つの仕事をかけもち、4年間にわたって週に100時間も働きました。また母のロージー・マキロイも工場で夜勤をしてゴルフの費用を捻出しました。

👇ナイキが作ったロリー・マキロイのショートムービー。タイガーの背中を負い続けた少年の物語。とても感動的です。

アマチュア時代

出典:PGA.com

ロリー・マキロイは9歳のときにフロリダ州マイアミで開催された9歳~10歳カテゴリの世界大会で優勝、自身のスコア54を指さして笑顔を見せる写真が残っています。

ロリー・マキロイは地元・ハリウッドゴルフクラブでゴルフを学び、このコースが今でも自分自身にとってのホームコースだと話しています。そしてゴルフで師事したのが同クラブのプロゴルファーで、父の親友でもあるマイケル・バノンです。バノンは今でもロリー・マキロイを指導している師匠でもあります。

2006年10月、イタリアのミラノで行われたヨーロッパアマチュア選手権で優勝。2007年には自身のキャリアで初めてのメジャー参戦となる全英オープンに出場します。この大会では42位タイの成績を収め、ローアマチュアを獲得しました。

プロ時代

出典:ゴルフネットワーク

2007年9月にプロ転向を宣言。直後に出場したヨーロッパツアーのブリティッシュ・マスターズでは2オーバーの42位の成績となりました。

2007年10月のアルフレッド・ダンヒル・リンクス選手権では首位と3打差の3位、さらに次の週のオープン・ド・マドリッドでは4位の好成績を収めます。これによってわずか4試合で、翌年のヨーロピアンツアーのシード権を獲得しました。18歳、史上最年少でのシード権獲得でした。

<2008年>
2008シーズンのスタートはUBS香港オープンへの出場となりました。この大会では2ラウンドで4オーバーとなり、プロになって初めて予選落ちを経験しています。

2008年9月、スイスのクラン・モンタナで行われたオメガ・ヨーロピアン・マスターズに参戦、フランスのジャン・フランソワ・リューキンとプレーオフを争います。しかし最後は60センチあまりのパットを外してしまい、初優勝は持ち越しとなりました。

<2009年>
2009年2月、19歳で迎えたヨーロピアンツアーのドバイ・デザート・クラシックでジャスティン・ローズを1打差で押さえ、トータル19アンダーで初優勝。この年はPGAツアーに参戦し、ホンダ・クラシックで13位タイ、CA選手権で20位タイ、シェル・ヒューストン・オープンでは19位タイと上位に食い込みました。

同年4月、ロリー・マキロイはプロ転向後初めてメジャー大会のマスターズに出場。結果はトータル2アンダー、20位の成績となりました。6月に開催された全米オープンでは2オーバーで10位タイ、8月の全米プロでは3アンダーで3位タイと、メジャー大会でも上位に入っています。

<2010年>
2010年はPGAツアーに本格参戦。6戦目のクエールハロー選手権では最終日5アンダー7位タイでスタートしたロリー・マキロイが1イーグル・8バーディという抜群の成績でトータル15アンダー。2位に4打差をつけて大逆転、アメリカPGAツアー初優勝。

この勝利はタイガー・ウッズが21歳でPGAツアー初優勝をした記録を抜く、史上最年少での優勝となりました。

この年は全英オープンでも3位タイ、全米プロでも3位タイと初のメジャー制覇に近づいていきます。PGAツアーでは255万ドル余りを獲得、年間賞金ランキング26位に入りました。

<2011年>
この年のメジャー初戦となるマスターズに出場したロリー・マキロイは初日を65の7アンダー、2日目と3日目も順調にスコアを伸ばして最終日を12アンダー、2位に4打差をつけて迎えます。

しかし彼はこの最終日、大会史上でも最悪と称されるほどの不調に。前半9ホールで37、後半では43のトータル80。4アンダーで15位タイの結果となってしまいました。

6月の全米オープン。メリーランド州コングレッショナルCCで行われたこの大会では、マスターズでの敗北を糧にします。14アンダー、単独首位で迎えた最終日、4バーディ2ボギーと2つスコアを伸ばしてトータルで16アンダー。2位に8打差をつけ圧勝、これがメジャー初制覇となりました。

同大会でタイガー・ウッズが持っていたアンダーパー記録12アンダーを4打も更新、さらにジャック・ニクラウスらが持つ72ホールの最少ストローク272を塗り替える268の最終スコアとなりました。

<2012年>
PGAツアーではザ・ホンダ・クラシック、ドイツ銀行選手権、BMW選手権で優勝。ほかにベスト3にも2回ランクインするなどその真価をいかんなく発揮。ヨーロピアンツアーでもドバイで行われたワールドツアーチャンピオンシップで優勝を遂げています。

8月に行われた全米プロ。サウスカロライナ州にあるキアワ・アイランド・ゴルフリゾートで行われたこの大会、初日は首位と1打差でスタート。2日目は3オーバーとスコアを落としたものの、3日目は67、4日目を66。トータル13アンダーで2位に8打差をつける圧倒的勝利を収めました。

そして同年、同一シーズンでのヨーロピアンツアーとアメリカPGAツアーの同時賞金王を獲得するという偉業を成し遂げます。

<2013年>
この年はロリー・マキロイにとってもっとも振るわないシーズンとなりました。使用クラブを変えたこともあって、ヨーロピアンツアー、アメリカPGAツアーともに成績は伸びず。オーストラリアPGAツアーのエミレーツ・オーストラリアン・オープンで優勝したのみとなりました。

<2014年>
前年の不調を乗り越えてこの年はロリー・マキロイが世界でさらに高みに立つこととなります。

2月のザ・ホンダ・クラシックで2位に入ると、4月のマスターズでは8位タイに。5月にヨーロピアンツアーのBMW PGAチャンピオンシップで優勝を果たします。

ロイヤル・リバプールGCで開催されたこの年の全英オープン。初日から首位に立ったロリー・マキロイは最終日、16アンダーの単独首位でスタート。この日を4バーディ3ボギーの71でまとめ、トータル17アンダー、追いかけるセルヒオ・ガルシアらに2打差をつけて一度も首位を譲らない「完全優勝」を果たしました。

次戦のWGCブリヂストン招待でも優勝し、迎えた全米プロ。初日を66とトップの成績でスタート、2日目と3日目にも4つずつスコアを伸ばして最終日を迎えます。

猛追する地元アメリカのフィル・ミケルソン、リッキー・ファウラー。しかしロリー・マキロイは10番でイーグル、13番でバーディを奪取。17番でも3メートルのパットを沈めてバーディ。これで16アンダーとして勝負は決します。ロリー・マキロイが自身3勝目となるメジャー制覇を勝ち取りました。

<2015年>
アメリカPGAツアーではプロとして初優勝を遂げた「ウェルズ・ファーゴ選手権」(旧・クエールハロー選手権)で頂点に。ヨーロピアンツアーではオメガ・ドバイ・デザートクラシックで優勝、さらに4月下旬に開催されたWGCキャデラックマッチプレー選手権も制覇します。

11月のDPワールドツアーチャンピオンシップでも優勝。この年のヨーロピアンツアーでは450万ユーロあまり(日本円で約5億8千万円)を獲得し、前年に続いて賞金王となりました。

<2016~2018年>
2016年のPGAツアーは10月のドイツ銀行選手権で優勝、同月のツアーチャンピオンシップではプレーオフの末に勝利しました。またヨーロピアンツアーではドバイデューティフリーアイリッシュオープンでも頂点に立っています。

2017年1月には肋骨の疲労骨折が発覚し、5月には再発。また8月には背中の痙攣、左腕のしびれも出るようになり、思うようにプレーができませんでした。

2018年は3月のアメリカPGAツアー、アーノルド・パーマー招待で復活ののろしを上げる優勝を飾っています。

さらに全英オープンでは、最終日12メートルのイーグルパットを沈めるなど大きな見せ場を作り、一時は首位に立ちますが、終盤にあと一歩伸びず。優勝したフランチェスコ・モリナリに2打差の2位タイとなりました。

メジャー成績一覧

スイングの特徴

ロリー・マキロイのドライバー平均飛距離はPGAでもトップの319.8ヤード。

そのスイングは世界一美しいとも言われ、力強さ、柔らかさ共に抜群です。本人曰く、「意識するのは右足に乗せた体重をいかに左足にスムーズに移動するか」を注意しているだけとのこと。

彼のスイングの最大の特徴は、体の回転の速さにあります。身長はそれほど高くありませんが、体全体(捻転)で生み出した力を恐ろしいほどの回転力で正確にボールに伝えています。

振り抜きっぷりも見事の一言で、フィニッシュではドライバーのヘッドが一周まわってターゲット方向を指すほど回り切ってビタッ!っと止まります。たゆまぬトレーニングで身につけた強靭なフィジカルが可能にするマキロイのスイングは、出来そうで誰も出来ない最高峰のスイングです。

ここが世界トップクラス

出典:SPORTINGNEWS

ロリー・マキロイは抜群の飛距離が最大の魅力ですが、実はアイアンショットなど2打目以降にも卓越した技術を持っています。

アメリカPGAツアーのデータによると、100ヤードから125ヤードの地点から打ったときにどれだけ近くに寄せられるか、その平均でロリー・マキロイは全ゴルファーの7位に入っています。

同様に125ヤードから150ヤードの寄せでも8位、175ヤードから200ヤードでも14位、200ヤード以上でも13位に入っています。ピンまで長く残っていても寄せる技術がある、それもまたロリー・マキロイの傑出した武器となっているのです。

強さの秘密

出典:iNews

ロリー・マキロイのゴルフへの姿勢、それは「とにかく攻めること」にあります。パー5で2オンを狙う、あるいはパー4で1オンを狙うシーンも多く、そこからイーグルやバーディをもぎ取って猛烈なチャージをしていきます。

バーディ率は37位、イーグル数は51位と決して上位ではありませんが、常にスコアをもぎ取りにいく姿勢は変わりません。

2018年、難コースで知られる全英オープンに臨むにあたっても「リンクスコースでアグレッシブなゴルフをすれば、もちろんセーフティなプレーを選ぶよりボギーが多くなる可能性は高くなる。だが同時に、バーディを取れる確率も上がる」と果敢なスタイルを強調しています。

ときにスコアを落とすことにもつながりますが、初めて勝利した2011年の全米オープンで2位に8打差をつけた勝利など、他を突き放す爆発的なスコア、大逆転につなげる猛チャージはこんな姿勢から生まれてきます。

性格と人柄

出典:Golf News Net

「キャリアのなかでもとても大きなターニングポイント。まだメジャー優勝は早いと知った日だった」。2011年のマスターズ、首位を走りながら最終日に80の大たたきで敗れたときのことをロリー・マキロイはそう振り返っています。

当時の失意は想像しきれないものがあったでしょう。技術だけでは大舞台では勝てない。そう思い知った大会でした。

しかしそこで立ち直るきっかけがあったといいます。コーチのマイケル・バノン氏は2010年に大地震で被害にあったハイチを訪問したときのことをこう話しています。

「マスターズ後に大震災の現場を慰問したときのこと。それは見たことのない修羅場だったようで、『スイングやパットの失敗、僕はなんてちっぽけなことでクヨクヨしていたのだろう』と話していた。それから彼は変わった」。

バノン氏が驚いたのはその吸収力だといいます。これまで経験したことのないような現場に立って感じたこと、それを自身のプレーに生かすこと。そんな能力でもアスリートとして世界トップクラスのものを持っているのでしょう。

慰問した直後のことです。ロリー・マキロイは全米オープンでメジャー初優勝を成し遂げました。

世界ランク推移

使用クラブ

■ドライバー
テーラーメイド M3 460 ドライバー (8.5度)
■FW&UT
テーラーメイド M3 フェアウェイウッド (3番15度、5番19度)
■アイアン
テーラーメイド P750 ツアー プロト アイアン (4番)
テーラーメイドP730アイアン ロールズプロトタイプ(5-9番)
テーラーメイド ミルド グラインド ウェッジ (PW)
■ウェッジ
テーラーメイド ミルド グラインド ウェッジ (52度、58度)
テーラーメイド ミルドグラインド ハイトゥ(60度)
■パター
テーラーメイドTPブラックコッパー ソト
■ボール
テーラーメイド TP5x ボール

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テーラーメイド(用具契約)
ナイキ(ウェア契約)
オメガ
EA SPORTS

まとめ

2007年にプロ宣言、憧れのタイガーウッズのようなアグレッシブなゴルフを貫いて世界の頂点にまで上り詰めたロリー・マキロイ。

2017年はケガもあって不調に悩まされましたが、それも乗り越えて今、再び王座に返り咲くために、戦っています。

生涯グランドスラムまで残るメジャータイトルはマスターズのみ。見るものの心をつかんで離さない、豪快で力強いロリー・マキロイ。その超一流のプレーからこれからも目が離せません。

この記事を書いたライター

ライター

ゴルファボ編集部

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