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ゴルファボ TOP雑学特集!ジャスティン・トーマスのスイングと強さを徹底調査

雑学

特集!ジャスティン・トーマスのスイングと強さを徹底調査

2017年、25歳の若さにして世界ランキング1位に輝き、ゴルフ界のトップに上り詰めたジャスティン・トーマス。気鋭のゴルファーはどう育ってきたのか、ライバルにして親友、ジョーダン・スピースとの関係は?ジャスティン・トーマスのこれまでの歩みと強さの秘密に迫ります!

出典:national club golfer

2013年、大学2年のときにプロ転向をしてからわずか4年。ジャスティン・トーマスは驚異的なスピードで世界ランキング1位にまで上り詰めました。

アメリカ・ケンタッキー州で生まれ、プロゴルファーである祖父と父の教えのもとで、ゴルフの腕を磨いてきました。全身をフルに使った豪快なスイングはギャラリーを魅了し、ここ一番での勝負強さも際立っています。

世界のゴルフ界に新風を吹き込む若手の選手たちのなかでも、ドライビングディスタンス、賞金ランキングなど、軒並み上位の成績を誇っています。ジャスティン・トーマス。これまでのゴルフと溢れる才能を徹底調査します。

プロフィール

出典:NEW YORK POST

ジャスティン・トーマス(Justin Thomas)
身長:178センチ 体重:66キロ
生年月日:1993.4.29(25歳)

生い立ち

(写真は10歳のころ)
出典:ゴルフネットワーク

アメリカ・ケンタッキー州・ルイビル出身。

祖父のポールはプロゴルファー、父のマイクもティーチングプロというゴルフに囲まれた環境で生まれました。祖父のポールは1962年、全米オープンに出場した経験も持っています。

ジャスティン・トーマスは2歳のときにクラブを握りました。恵まれた環境にあり、幼いころから自然とボールを追い、自分からゴルフをするようになったと言います。ジャスティン・トーマスはこのころから競争するのがとても好きだったそうです。

(16歳のジャスティン・トーマス)
出典:ゴルフネットワーク

ただ、家族はゴルフを決して強制はしませんでした。「嫌なら別にいいと教えていた。1日ぐらいは休んで友だちと遊ぶように、休むようにと注意もしていた。こちらから練習させよう、とはしなかった」と両親も当時を振り返っています。

2000年に全米プロでタイガー・ウッズがプレーオフの末に頂点に立つシーンを見て、ジャスティン・トーマスはこう言ったそうです。「僕もこうやって優勝したい」と。ここから明確にプロを目指して歩みを始めました。

アマチュア時代

出典:Golf Channel

2009年、セント・ザビエル・ハイスクールの2年生のときにPGAツアーのウィンダム選手権に出場、史上3番目の若さで予選を突破します(最終順位は79位タイ)。

2011年にジャスティン・トーマスはアラバマ大学に進学。大学リーグに初出場で初優勝、2012年にはアメリカでもっともすぐれた学生ゴルファーに送られる「ハスキンス賞」を受賞しました。2013年には学生選手権で優勝を遂げます。

プロとしてのキャリア

出典:CLEVELAND NEWSPAPERS

ジャスティン・トーマスは大学2年生の2013年にプロに転向。2014年には下部ツアーである「ウェブドットコムツアー」で初優勝を果たします。この年のウェブドットコムツアーで賞金ランキング5位となり、トップツアー昇格を決めました。

2015年度はツアーでの優勝には手が届かなかったものの、サンダーソンファームズ選手権、クイックン・ローンズ・ナショナルでいずれも4位タイ、シーズンを通してトップ10に8回入る好成績を収めます。

2016年『躍進』

出典:タイトリスト

この年のPGAツアー第3戦、マレーシアで行われたCIMBクラシック。20アンダーの選手が6名とスコアの伸ばし合いになった中、アダム・スコットや松山英樹らの追撃を振り切り、ジャスティン・トーマスは26アンダーの成績でツアー初優勝を達成しました。

この年はザ・ホンダ・クラシック、ザ・プレーヤーズ選手権で3位に入るなど躍進を遂げています。

2017年『頂点へ』

出典:golf.be

2017年は、ジャスティン・トーマスにとってさらなる飛躍の年となりました。

前年優勝したCIMBクラシックに再び参戦、松山英樹との壮絶なトップ争いを演じます。最終日、ジャスティン・トーマスは15アンダーの2位から、一方の松山も14アンダーの4位タイでスタートします。

松山英樹は6バーディノーボギーで6つスコアを伸ばして20アンダーに。一方のジャスティン・トーマスは序盤の5ホールで4つスコアを伸ばし、さらに9番10番、16番17番と連続でバーディ。

最終日で合計8つのスコアを伸ばしてトータル23アンダー、松山英樹に3打差と追撃を振り切ります。ジャスティン・トーマスはCIMBクラシックで2年連続優勝を果たしました。

↓日本が誇る世界トップクラスの実力を持つ松山英樹、その経歴や強さの秘密をまとめましたので、ぜひ読んでみてください。

ツアー新記録を達成

出典:タイトリスト

2017年1月の「トーナメント・オブ・チャンピオンズ」、「ソニー・オープン・イン・ハワイ」と2週連続でツアー優勝を遂げたジャスティン・トーマス。

「ソニー・オープン・イン・ハワイ」では初日に「59」のスコアでフィニッシュ。72ホール合計で「253」のスコアは、2003年にトミー・アーマーⅢが「テキサス・オープン」で達成した「254」を抜くツアー新記録となりました。

メジャーの頂点へ

出典:PGAツアー

2017年のメジャーでは、マスターズで22位タイ、全米オープンで9位タイと徐々に存在感を見せていきます。

2017年8月、ジャスティン・トーマスは全米プロゴルフ選手権でついに頂点に立ちました。

首位と2打差。4位タイで最終日をスタートしたジャスティン・トーマスは序盤の3ホールで1バーディ、2ボギーと振るわなかったものの、7番と9番でバーディを奪って折り返します。

10番ホール。カップの淵で止まったバーディパットがなんと約10秒後にカップイン!見ているすべての人にとっても忘れられないシーンとなりました。

↓カップの淵で止まったボールがカップインするまでの動画です。

14番でもチップインバーディを決め、最終日は6バーディ3ボギーの68、トータル8アンダー。2位のフランチェスコ・モリナリ、パトリック・リードに2打差をつけて逆転でメジャー初制覇を遂げました。

2017年は全米プロも含めて5勝を挙げ、トップ10にも12回入るなど一躍、トッププレーヤーとなります。この年は990万ドル(日本円で約11億円)を稼ぎ出し、賞金ランキングでも頂点に立ちました。

2018年『トップ選手として』

出典:GolfMagic

ザ・CJカップ at ナイン・ブリッジスでこの年の初優勝を遂げると、2月のザ・ホンダ・クラシックで2勝目を挙げます。

5月のザ・プレーヤーズ選手権で11位タイに入った直後の世界ランキングでは1位に浮上。25歳14日での1位はタイガー・ウッズ。ジョーダン・スピース、ロリー・マキロイに次ぐ史上4番目となる年少記録です。

さらに9月のデル・テクノロジーズ選手権でも優勝を果たしています。

タイガー・ウッズ、復活!ブルックス・ケプカの2冠達成!2018年4大メジャーの結果を総まとめしましたのでぜひチェックしてみてください。

メジャー成績一覧

20142015201620172018
マスターズT39T22T17
全米オープンCUTT32T9T25
全英オープンT53CUTCUT
全米プロT18T661T6

スイングの特徴

ジャスティン・トーマスは、PGAツアーでも10本の指に入るほどの飛距離を誇ります。

スイングの特徴となっているのは鋭い腰の切り返しとジャンプアップと呼ばれる動きです。インパクトの瞬間両足が浮いたような形になっています。これは床反力(地面を蹴って生まれる縦の力)を利用したスイングで、カラダの大きな力を最大限生むことが出来る技術です。

一般的に、ジュニアや女子選手などあまり力がないゴルファーが飛距離を出すべく振っているうちに自然となることも多いようです。

ジャスティン・トーマスも178㎝とそれほど大きな体ではありませんが、ドライバー平均312ヤードとPGAでもトップ10に入っています。自分のカラダが生み出せるジャンプアップの力を最大限利用することで大きなアドバンテージを得ています。

ここが世界トップクラス

出典:PGAツアー

身長は178センチ、体重は66キロと決して大柄なほうではありませんが、身体を大きく使って生み出す飛距離が武器になっています。2017年は平均飛距離が309.7ヤード、全体の8位に入っています。

2016年のWGC-ブリヂストン招待の2日目、667ヤードパー5の16番ホール。打ち下ろしのティーショットでしたが、ダスティン・ジョンソンは413ヤードという驚異のビッグドライブ! シーズンのツアー最長飛距離をマークしました。

2018シーズン、ジャスティン・トーマスはイーグル率(イーグル一つを出すのに平均何ホールかかっているか)が82.58、1位に立っています。長い距離のパー5でも2オンできる飛距離をもっていること、そこに正確さも兼ね備えています。

強さの秘密

出典:BOSTON Herald

ジャスティン・トーマスは飛距離だけでなく、小技でも抜群のスキルを持っています。

2017年、シーズンを通じて平均パット数は1.694.ただひとり1.6台をマークして1位の結果でした。2018シーズンに入ってもそれは変わらず、平均パット数は1.707で3位につけています。

さらにアイアンの精度もハイレベル。75ヤードから10ヤード、50ヤードから125ヤードの距離でどれだけ寄せられたかを集計したデータでもそれぞれ2位、3位に入っています。

飛距離はもちろんのこと、アプローチやパターなどのトータルで非常に高い技術を持っていること、これがジャスティン・トーマスの強さにつながっています。

人柄とエピソード

出典:SPORTING NEWS

80%ルール

祖父と父、ともにプロゴルファーだったというジャスティン・トーマス。幼いころにゴルフを始めてからずっと父がコーチを務めてきました。

その父が教えてくれたのが「80%ルール」。これは「コースマネジメントが勝負の80%を占める」というもの。たとえばティーショットを打つときでも、もう一つ何か選択肢はないか、オプションはあるかどうかを考えることで、ダブルボギーなどの大きなミスを最小限に防ぐのだと言います。

ジャスティン・トーマスはツアーの中でもドライバー、アイアンなどクラブを問わず精度の高いショットを重ねています。それを裏打ちしているのは常に幅広い選択肢の中から最適なショットを選ぶことができる考え方と視野の広さにあるのでしょう。

ライバルの存在

出典:PGA.com

同い年のジョーダン・スピースは親友です。14歳のときにフランスで行われたエビアン・ジュニア・マスターズで同室になったのをきっかけに親しくなりました。

以来、大学時代までよきライバルとしてアマチュアでしのぎを削ってきましたが、ジョーダン・スピースが先にプロに転向。2015年にマスターズ、全米オープンとメジャー2勝を挙げて一気に差をあけられてしまいます。

しかし、ジャスティン・トーマスはそれにも焦ることなく着実に経験を積み、自分のゴルフを磨いてきました。それが少し遅れたメジャー制覇にもつながっています。

「言い訳はせずいつでもチャンピオンのようにプレーする」が座右の銘だといいます。その謙虚さと自分を貫く姿勢で、親友に続いて本当の「チャンピオン」に上り詰めました。

偉大な先輩ゴルファー

出典:NEW YORK POST

ジャスティン・トーマスは優勝をするたびにフロリダ州ジュピターにあるタイガー・ウッズが所有するレストランで祝勝会を開いています。練習ラウンドもたびたび一緒に行っている仲だといいます。

2000年、全米プロでタイガー・ウッズが優勝したのを見て、彼のようになりたいと誓いました。それから時は流れました。2018年、タイガー・ウッズはかねてからの不調を乗り越えて復活を果たしました。大舞台にともにたち、一緒に競い合っています。

世界ランク推移

使用クラブ

■ドライバー
タイトリストTS3ドライバー(9.5度)/菱ケミカル ディアマナ BF 60TX)
■FW&UT
タイトリストTS3フェアウェイウッド(3番、15度)、タイトリスト 915 Fd フェアウェイウッド(5番18度)
■アイアン
タイトリスト 718 AP2 アイアン (4番)、タイトリスト 718 MB アイアン (5-9番)、タイトリスト ボーケイデザイン SM6ウェッジ (PW)
■ウェッジ
タイトリスト ボーケイデザイン SM5ウェッジ(52度)、タイトリスト ボーケイデザイン SM6ウェッジ (56度、60度)
■パター
スコッティキャメロン フューチュラX5 パター
■ボール
タイトリスト プロV1xボール

👇2018年、タイガー・ウッズが完全復活を果たしています。ジャスティン・トーマスも憧れたスーパースターのこれまでの軌跡と栄光を今すぐチェックしてみてください!

まとめ

ゴルフ一家に育ち、自然にボールやクラブに親しんでのびのびとスキルを磨いてきたジャスティン・トーマス。プロの世界での張り詰めるような緊張感の中でも、父の教えを守り冷静に着実なプレーを続けてきました。

まだ伸び盛りの年齢でもあります。これからさらに経験を積んでどんな素晴らしいゴルファーになるのか、今後の成長が本当に楽しみです。

この記事を書いたライター

ライター

ゴルファボ編集部

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