バックスイングの上げ方(始動)はアマチュアゴルファーの多くが悩んでいるポイントです。
肩を使って上げるのか…グリップを意識して上げるべきなのか…、迷いに迷ったあげくどうすれば分からなくなってミスしてしまった経験ありませんか?
今回は、そんなあなたにぜひ試していただきたいクラブの上げ方のコツをご紹介します。
北川祐生プロ自身がテイクバックでもっとも注意しているポイントとは?初心者でもすぐに試せるテクニックですので、ぜひトライしてみてください!
ポイントは始動20㎝!バックスイングのコツ
始動20センチ、もしくは右足つま先まで ドライバーのフェースがボールを向いているようにバックスイングしてください。
20センチまでにフェースが開いていても、閉じていてもNGです。まっすぐボールを向いているように調整して、そこまで上げたら、後はあれこれ考えずにスッとトップまで持っていってください。
ゴルフ初心者のもっともやってしまいがちなNGポイントは「考えすぎ」。あれこれ考えているうちに体に力が入ってしまい、力のない振りになってしまったり、ミスショットの原因となる動きが多くなってしまいます。
考えるのは始動20センチだけ。迷いなく振る事もナイスショットするために欠かせない要素です。
注意すべきポイント
ゴルフクラブを上げるときに注意すべきポイントは、あくまで始動20センチ(もしくは右足つま先まで)です。
腰の高さまでフェースがボールを見てしまうと…左肩や頭が下がり過ぎてダフリの原因になったり、リバースピボットの原因にもなります。
トップの位置で頭が下がってしまうと、インパクトにかけて体が起き上がってしまうので、ヘッドアップや、あおり打ちになり飛距離・方向性が低下します。
ショットの精度を上げる“腕とクラブ”の使い方
手だけでクラブを上げてしまうと、なかなか思い通りの球が打てません。
クラブヘッド→シャフト→腕が1本のクラブだと思って振り上げてみてください。
クラブと腕を一体にして動かすことができれば、体全体を使った理想のバックスイングができるでしょう。ドライバーでもアイアンでも同じです。体を使って上げることは再現性の高いスイングをするための基本なのでぜひトライしてみてください。
>>>正しいトップ位置も習得したい方はぜひこちらの記事も読んでみてください。
ヘッドスピードを上げてもっと飛ばす!
正しいバックスイングができたら、あとは強く速く振る事が飛距離アップに欠かせません。
もっとも重要なポイントはビハインド・ザ・ボールの形です。インパクトでボールよりも頭が後方に残っていることでヘッドを加速させることができます。
飛ばし屋含め上級者のインパクトはみなビハインド・ザ・ボールになっています。体の突っ込み(パワーのロス)を無くすことでドライバー飛距離を大きくアップさせることができるでしょう。
>>>もっと速く振るための方法とは…?3つのポイントを解説します。
バックスイングは良いショットを打つために欠かせないポイントです。
しかし、考えすぎてうまく上げられなかったり、速く上げすぎてフォームが崩れたりしてしまう難しいポイントでもあります。
クラブの始動20センチだけでに注意することで、スイングはシンプルになり再現性の高いフォームを身につけることが出来るでしょう。