「ゴルフの平均スコアってどれくらいなの？」
「コースデビュー時のスコアはどの程度なの？」
「どのように上達していけば良いのかわからない」
この記事では、まだゴルフを始めたばかりの方へ、初心者の平均スコアの目安や、スコアアップのための具体的な練習方法を紹介します。
これからよりゴルフを楽しみながら上達を目指すために、役立つ情報をお届けしますので、ぜひご参考ください。
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ゴルフ初心者のスコア平均とは？
ゴルフの平均スコアは、性別やゴルフ歴によって違いがあります。ここでは、男女別ゴルフ初心者の平均スコアや範囲をご紹介します。
初心者のスコア平均
初心者の平均スコアの範囲
ゴルフ初心者の平均スコアは120〜160程度とされており、スコアの幅が広いのが特徴です。大体、各ホールの規定打数から「+3〜5」で回ることでこれぐらいの平均スコアになります。これは技術の習熟度やプレー経験に差がありますが、この間のスコアの方が多いです。
男女別の平均スコアの違い
男性初心者の平均スコアは120〜150、女性初心者は130〜160が目安とされています。
ゴルフのスコアは、体力や筋力による影響が大きく、男性は飛距離のアドバンテージがあるため、スコアは稼ぎやすいようです。一方で、女性は安定したリズムで着実にスコアを刻む傾向があります。
また、ゴルフは男女のコースは距離に差があるので、性別による不利があまりないスポーツです。
初ラウンド時のスコアの目安
初めてのラウンドでは、スコアが150を超えるケースも珍しくありません。ルールの理解不足やコース特有の難しさが影響するためです。
まずはルールやマナーを確認し、焦らずコースに慣れることを最優先しましょう。ラウンドデビューではスコアよりも楽しむことを意識し、経験を積むことが今後の成長につながります。
ゴルフのスコアの数え方｜18ホールで打った回数+ペナルティを数える
ゴルフのスコアは、18ホールで打った合計打数にペナルティを加算することで数えられます。
また、各ホールには規定打数（パー）が設定されています。一部のコースで例外はありますが、すべてのホールを規定打数で回ると72打です。
プロの試合ではこの規定打数との差をスコアとして出しており、規定打数を下回るマイナスの数値の場合は「アンダーパー」「アンダー」のように呼びます。
◾︎スコアの例
| ホール | 規定打数（パー） | 実際の打数 | 差 |
| 1H | 5 | 8 | +3 |
| 2H | 4 | 6 | +2 |
| 3H | 4 | 7 | +3 |
| 4H | 3 | 6 | +3 |
| 5H | 4 | 7 | +3 |
| 6H | 4 | 7 | +3 |
| 7H | 5 | 7 | +2 |
| 8H | 3 | 4 | +1 |
| 9H | 4 | 7 | +3 |
| 10H | 4 | 8 | +4 |
| 11H | 3 | 6 | +3 |
| 12H | 4 | 7 | +3 |
| 13H | 5 | 8 | +3 |
| 14H | 4 | 7 | +3 |
| 15H | 4 | 5 | +1 |
| 16H | 3 | 7 | +3 |
| 17H | 4 | 6 | +2 |
| 18H | 5 | 8 | +3 |
| 合計 | 72 | 120 | +48 |
ペナルティには以下のようなものがあり、コースごとのルールや状況によって1打以上が加算されます。
- OB：コース外のエリアに打ち込む
- ロストボール：ボールを紛失する
- 誤球：別の人の球を打つ
- ペナルティエリア：池などに打ち込む
スコアアップのための基本と練習方法
ゴルフ初心者におすすめな、平均スコアアップのための練習方法を紹介します。
スイングの基本を身につける
スイングの安定はスコアアップの土台です。正しいフォームを習得することでボールの方向性が安定し、ミスショットが減少します。基本を固めることが、上達への最短ルートです。
スイングの基本練習はこちらの記事もおすすめです↓
関連記事：ゴルフ初心者におすすめの練習法7選！スイング基礎が効率よく身につく方法
ダフらないアプローチの打ち方
グリーン周辺で行うアプローチは全体のショット数の大きな部分を占めるため、スコア改善に直結します。
特に30ヤード以内から確実にグリーンに乗せられるようになると、スコアが一気に安定します。ドライバーばかりに頼らず、地道なショートゲームの練習こそがスコアメイクの鍵になります。
パッティングの精度を高める
パッティングは1ラウンドあたり30〜40回の打数を占める重要な要素です。特に3パットを減らすだけでも、スコアに大きな影響を与えます。
距離感と方向性の両方を意識し、1.5メートル以内のショートパットを確実に沈める練習を繰り返すことが有効です。感覚を養うことが、スコア向上に直結します。
バンカーから一打で出す方法
初心者が目指すべきスコアの目安と成長ステップ
始めてから1年以内のスコアは120以上が多く、5年以上のゴルフ歴がある人でも100を切れない方が多いようです。
ここでは、初心者から上級者までが目指す平均的なスコア目標を紹介します。
最初の目標は「120切り」
初心者が最初に目指すべきスコアは「120切り」です。
基本動作の習得と経験を重ねることで、着実にこの目標に近づけます。大体半年～1年以内であれば、120を切ることを目標に頑張りましょう。
次の目標は「100切り」
「100切り」は初心者から中級者へ進む大きなステップです。ここでは戦略性が求められ、ただ打つだけでは通用しません。コースマネジメントやクラブ選択の判断力、精神面の安定が重要です。
また、苦手なショットを集中的に練習することで、スコアメイクの精度が高まります。目標に向けて具体的な戦略を立てることが、100切り達成の近道です。
中級者へのステップアップの指標
中級者を目指す上での一つの指標は「90台の安定化」と「パーオン率の向上」です。
パーオン率とは、パーとなる打数でグリーンに乗せる割合のことで、ショットの正確性が求められます。また、ラウンドごとにスコアを振り返り、ショートゲームやパッティングの結果を分析することで改善点が明確になります。
記録と戦略を融合させたプレーが上達に直結します。
初心者が平均よりも良いスコアを出す方法
ポイントは４つあります。
| １．7番アイアンとPWを積極的に使う |
| ２．リスク（池・バンカー等）を徹底的に避ける |
| ３．アプローチをとにかく転がす |
| ４．欲張らない｜全ホールトリプルボギーでOK |
上記4点は初心者でも比較的かんたんにできる５のポイントです。ここを注意するだけでスコアがアップしますので、ぜひ試してみてください。
7番アイアンとPWを積極的に使う
初心者ゴルファーは、7番アイアンとPWの2本を積極的に使いましょう。
例えば、ドライバーが200ヤードくらい飛ぶとします。７番アイアンの飛距離は130ヤード位、ＰＷが85ヤード位と設定し、仮に全てのクラブが真っ直ぐ飛んだとすると、『200＋130＋85＝415ヤード』です。
パー4のミドルコースならば、うまくいけば3～4打目でグリーンオンを狙えます。
一番大切なのは、正確に前に飛ばすことです。飛距離が出なくても、トップでもいいのでとにかく前になるべく真っ直ぐに飛ばすコツを、初心者の方は見つけることが大切です。
↓↓↓アイアンの打ち分けのコツを知りたい方はこちら
リスク（池・林・バンカー等）を徹底的に避ける
ゴルフはミスをするスポーツです。プロも失敗します。初心者ならなおさらです。しかし、ミスは未然に防ぐことができます。
池があるなら絶対に池まで届かない番手で打つ、林やバンカーがある場所を徹底的に避けて反対方向に打つ、などシチュエーションごとにしっかりとリスクを把握して、徹底的にそれらを排除しましょう。
初心者がスコアを崩す大きな原因は、バンカーで何度も打つ、林から出せずに何打も打つ、池に入ってペナルティが加算される、など。
リスクを徹底して避けることで確実にスコアは100に近づくでしょう。
アプローチをとにかく転がす
初心者が、ドライバーやアイアンよりも打数を叩いてしまうのがアプローチです。
グリーン周りで何度も行ったり来たり…。トップやダフリを繰り返してしまうとスコアは一気に崩れます。
グリーンが近くなってきたらとにかく球を転がしましょう。球を上げるよりも遥かに高い確率でピンに寄せられます。
サンドウェッジ・アプローチウェッジはロフト角が大きいので意外と打つのは難しいです。ピッチング（PW）や9番アイアンで球を転がして寄せてみてください。
↓↓↓下記のアプローチ練習方法など参考にしてみてください。
欲張らない｜トリプルボギーでOK
トリプルボギーとは、各ホールの規定の打数より、3打多く打つことです。
- パー3のショートコースなら6打
- パー4のミドルコースなら7打
- パー5のロングコースなら8打
計算すると、全ホールパーで周った場合は「72打」です。そして、全ホール3打多く打つと「3打×18ホール＝54打」です。それを足すと…
72打＋54打＝126打
初心者ゴルファーの平均は130以上ですので、かるく超えています。
欲張らずにまずはトリプルボギーを狙って、確実なチャンスがあればボギーやパーを狙いましょう。
↓↓↓7番アイアンの打ち方についてとても詳しくご紹介しています。
スコア管理と分析の方法
上達のポイントとして、ラウンド後にはスコアを分析することがおすすめです。その日のプレー内容を振り返り、自分の癖や改善点など課題が見えてくるはずです。
ここでは、スコア管理に必要なスコアカードの記入方法や自己分析の方法を紹介します。
スコアカードの記入方法
スコアカードは単なる記録用紙ではなく、自分のプレー内容を可視化する大切なツールです。正確に記録することで、後から課題を分析しやすくなります。
スコア管理アプリの活用
スコア管理アプリは、手軽にスコアを記録し、分析まで行える便利なツールです。「GDOスコア」や「楽天GORA」などを活用すれば、各ホールの傾向や苦手部分を可視化できます。初心者でも簡単に使える操作性も魅力です。
過去のラウンド履歴を蓄積すれば、スコア改善の推移も一目でわかるようになり、モチベーション維持にも効果的です。
自己分析による課題の発見
記録したスコアから自分の課題を把握することで、練習内容の優先順位が明確になります。例えば、パーオン率が低ければショット精度の改善が必要ですし、3パットが多ければパッティング練習を強化すべきです。感覚だけに頼らず、データを根拠にすることで、効率的なスコアアップが可能になります。分析と実践のサイクルが成長の鍵です。
ゴルフ初心者のスコアに関するFAQ
ゴルフ初心者のスコアに関連する、よくある質問と回答をご紹介します。
ゴルフ初心者が周りに迷惑をかけないスコアはどれくらい？
ゴルフはスコアが120以下であれば周りに迷惑をかけずに周りやすいでしょう。18ホールの規定打数が72の場合、すべてダブルボギーで回ると108、すべてトリプルボギーで回ると126になります。
ラウンド経験が少ない初心者は、確実に前に進めるよう焦らずにボールを打ち、トリプルボギーを出さないことを目標にラウンドしましょう。
また、スコアが120以下であっても、ボール探しやクラブ選びに時間をかけて進行を遅らせたり、周囲の様子を見ずに危険なプレーをしたりすると迷惑になるので注意が必要です。
サラリーマンのゴルフの平均スコアはどれくらい？
サラリーマン（アマチュアの一般男性）のゴルフの平均スコアは、90〜100前後と言えます。日本パブリックゴルフ協会の調査によると、アマチュアゴルファーの平均スコアの分布で最も多いのは「90台」で、全体の4割ほどが該当します。
しかし、ゴルフ歴の年数別で見ると90台の割合が最も多くなるのは「21年以上」のみで、1年未満・3年以内の初心者は「130以上」が最多となっています。ある程度の長さゴルフを続けないと、平均スコアに到達するのは難しいことが多いでしょう。
ゴルフ初心者にとって平均スコアの目安を知ることは、現在のレベルを客観的に把握する第一歩です。
120切りや100切りといった具体的な目標を立て、段階的に達成していくことで、無理なく上達できます。
また、スコア管理アプリやスコアカードを活用して自己分析を行い、課題を見つけて練習に反映することが上達のポイントです。
初心者ゴルファーの方は、楽しみながら継続する姿勢が何より大切なので、無理せず今回ご紹介した練習方法を試してみてください。
この記事を書いたライター
ゴルファボ編集部
