なかなか100の壁を乗り越えられない初心者ゴルファーはたくさんいると思います。
あのときのOBが出なかったら…3パットが1つでも無くなっていれば…とホールアウト後は「タラレバ」のオンパレードではないでしょうか?
上手くいかない原因は、パーやバーディを目標にしてスコアを減らそうとし過ぎている可能性があります。実はダブルボギー狙いの方が上手くいきます。プロにとっては大叩きですが初心者にとってはパーに匹敵するくらいの価値があります。
今回の記事は、ダブルボギーを打っても、初心者が最短で100切りできるコツをご紹介します。ダブルボギーを安定して出せるようになるとトリプル以上叩かないようになるので、スコアも自然と伸びてきます。ぜひ試してみてください。
目次
ダブルボギーとは
ゴルフでは、Par(パー)が基準になります。スコアカードに「PAR」と記載されているところに「4」「3」「5」などありますが、ダブルボギーは、Par4のホールを6打でカップインすることをダブルボギーと言います。規定打数より2打多い状態です。
ホールごとに決められた打数であがることを求められています。プロは規定よりも少なく、アマチュアゴルファーは多くなることがほとんどです。
その他の呼び方
ゴルフにはダブルボギーのほかに、打数に対しての呼び方があります。覚えておくと数えやすくなります。「ナイスバーディ」とか「トリ叩いた~」とかスコアを言うときによくつかっていると思います。数え方の用語を一覧表にしてみましたので参考にしてください。
パー
この数字は各ホールの規定打数になります。18Hの合計が「Par72」ということになります。コースによって「70」「71」の場合もあります。
ボギー
規定打数が+1増えるごとにボギー、ダブルボギー(+2)、トリプル(+3)となります。あまり使いませんが、クァドラプル(+4)、クィンテュープル(+5)という言い方もあります。大きい数になると「8」「12」などの数字そのものを言うことが多いです。
叩く数が増えるごとに悲しくなってきますが、初心者のうちは経験が足りないと考えて、ダブルボギーがたくさん出てもラウンドを楽しむようにしましょう。
バーディ
バーディというのは、規定よりも1打少ないことをいいます。全ホールをバーディ狙いで行きたいところですがプロでも至難の域です。初心者の人は、バーディは難しいですがチャンスがあれば狙ってください。バーディパットが入るとゴルフの魅力のどっぷりハマっていきますよ!
イーグルとは?
イーグルとはダブルボギーの真逆で、パーより2打少ないことを言います。また、パー5を2打目でカップインするダブルイーグルという用語もあります。別名アルバトロスとも呼ばれています。
規定打数からスコアが少ないと、バーディは「鳥(birdに愛称語のidがつく)」、イーグル「鷲」、アルバトロス「アホウドリ」というように、「鳥」の名前の由来が来ているようです。
なぜ鳥かと言いますと、1903年、A・H・スミスという人がバーディを取ったときに「鳥のごとく飛んだショットを打った」というのが語源だそうです。それから打数が少なくなるにつれてもっとすごいことをしたということで、鳥が大きくなっています。
基本的なゴルフ用語を知っていると、知識も深まるのでプレーが楽しくなります。
初心者がダブルボギーで100を切るには…
スーパーショットを続ける必要はありません。曲がっても曲がり幅の少ないペナルティを受けないくらいのスイングさえできれば、十分にダブルボギーで収まり簡単に壁を越えらます。
また、スタート前に「難しい」「簡単」というホールがわかれば気持ちにも余裕ができるので、その方法をお伝えします。
スイングの成功の鍵を握っているのはグリップです。握り方ひとつで飛距離や方向性が大きく変わります。アマチュアゴルファー必見!↓↓
スコアカードに攻め方の答えがある!?
ほとんどのゴルフ場の規定打数は「72」になっていますので、72を基準とした場合、100を切るには「72+27=99」で27打多く打つことができます。
すべてをダブルボギーでラウンドすると「108」、ボギーで回ると「90」になりますので、9Hをボギー、9Hをダブルボギーにすることによって「99」が実現します。Parを狙って取りに行く必要はありません。
そこで問題になるのが、どこでダブルボギーを狙いにいくかということです。それを簡単に見分ける方法があります。
出典:タチバナエンタープライズ
スコアカードをご覧ください。ほとんどのゴルフ場はパー72です。アウト36、イン36に分かれていて、その中にハンディキャップ(HC)があると思います。このハンディキャップは、採用される競技のプレー形式によって違いますが、各ホールの平均スコアとパーとの差から算出された難易度の順にランキングがされています。
ハンディキャップが「1~9」の場合は難しいホールなのでダブルボギーで抑え、「10~18」はやさしいので、ボギーを狙いにいく目標設定にします。
気持ちを楽にさせるために、カードのPar表示の数をダブルボギーの数に書き換えましょう。そうすることで目標が明確になるので、プレーがしやすくなります!
ダブルボギーでプレーするには…
もし1ホールでもトリプル以上を叩いてしまうと、どこかで穴埋めをしなければいけません。そうなると狙わなくてもいいピンを無理に攻めてしまい、かえって大叩きを招いてしまう恐れがあります。
それを防ぐには、OBや池のペナルティ、そしてバンカーが苦手な人は絶対に入れないことです。ショットのミスではないところで打数を増やすことは避けなければいけません。
通常のパー4は、長くても420ヤードほどです。7番アイアンで140ヤード飛ばすことができたら、3打目でグリーンにオン(グリーンにボールを乗せること)させることができます。3パットしてもダブルボギーで上がることができます。
ドライバーを持って飛距離を稼いで短い距離のセカンドを打ちたいところですが、初心者はまだスイング安定していませんので、そこは我慢してダブルボギー狙いで堅実なプレーを心がけましょう。
プロも勝つためには刻んでリスクのないコースマネジメントを行い、勝利を手にしています。アマチュアもそれを見習っていきましょう。
また、ティーショットのOBのほか、セカンドやサードショットでも、池やバンカーには絶対に入らないクラブを選択してください。グリーン周りでチョロチョロすると、それ以降のプレーのモチベーションも下がってしまい目標達成が難しくなります。
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4パットは避ける!
ダブルボギー以上大崩れしないようにするには、パターが重要です。絶対やってはいけないのは4パットです。すぐに大叩きにつながり、ゴルフのリズムも悪くなるので、次のホールにも響いてきます。
2パットでカップインさせることが理想ですが、経験が必要なってきますので、初心者は3パットでダブルボギーを目指していきましょう。パット数が少ないとスコアメイクもしやすくなるので、自宅でもパターマットを使い練習することをおすすめします。
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メンタルを整える
メンタルでスコアが左右されることがありますので、プレッシャーを感じないようにプレーすることがダブルボギーで収まる鍵になります。
心に余裕がない状態で攻めていくと、考えられないようなミスをします。林の中に入ったら「とりあえずフェアウェイに出す」など、次のショットが楽になるように無謀な攻め方やギャンブルショットを打つことがないように、ダブルボギー狙いでいきましょう。
楽な気持ちで打つことでショットが安定してきます。メンタル強化法です。参考にどうぞ!
初心者が最短で100を切るコツは、パーを狙わず、規定打数より1~2打多くダブルボギーでもOK!ということを理解して、無理にドライバーを持たない、刻むところは徹底的に刻んでペナルティで無駄なスコアを増やさないようにすることがとても重要です。
ダブルボギーで抑えるためには、コンパクトなスイングに努め、ボールの曲がりを抑えることが有効です。ぜひ練習のときから意識して取り組みましょう!