ゴルフを始めると、なかなか自分が上手くなっているのかわからないものです。同僚と一緒に始めても、練習場ではナイスショットを連発するけど、コースではまるっきりダメ…!逆に練習では“パッ”としないのに、コースで意外とうまくいく…!その違いはなんでしょうか?それを「センス」という人もいるでしょう。
実は、ゴルフには俊敏性やパワーはあまり必要ないと言われています。事実、プロの世界でも飛距離が出ないのに優勝したり、プロ野球選手のように400ヤード以上飛ばすのにまっすぐ飛ばなかったりと、運動神経は関係がないことがお分かりいただけたと思います。
では、うまくなるためには、また見えるようにするにはどうしたらいいでしょうか?今回はゴルフ初心者でもセンスなしゴルファーにならない7の秘訣をご紹介します。ぜひ、次のラウンドで試してみてください。すぐに初心者から脱出できるでしょう!
目次
コースデビューしたゴルフ初心者の平均スコア!
出典:日本パブリックゴルフ協会
まずは、ゴルフ初心者がどれくらいのスコアでラウンドしているのかをご紹介します。少し気になりますよね…!130以上のスコアが多いようです。
ゴルフスクールや練習を経験した女性は、平均150~160くらいだそうで、なかには、半年ほどしっかりとトレーニングを積んで「120」くらいでラウンドする女性もいるのだとか…
ゴルフでセンスなしにならないための7の秘訣
ゴルフでは、いくらフォームがきれいでも、ボールを前に飛ばし、カップに入れなければ終わりません。コースを右往左往したり、クラブ選びで迷ったり、構えてからショットを打つまでが長かったりすると、ゴルフが下手に写ってしまいます。
これからご紹介する方法を行えば、スムーズにゴルフコースを回ることができるでしょう。
使い慣れたクラブを使う
ゴルフ初心者は、まず7番アイアンから練習するのがほとんどだと思います。クラブの中では手に馴染んでいるでしょう。そういうクラブをコースデビューから多用していきましょう。
そうすることで、ボールはまっすぐ飛び、大叩きを防ぐことができます。打ったこがないクラブを使っても、当たりませんし飛距離も出ません。当たってもマグレです。ミスのリスクをなくしましょう。
ゴルフ初心者がセンスをさらに上げるポイントとして、7番アイアンだけでは、グリーン周りのアプローチを打つのに難しくなるので、PW(ピッチングウェッジ)、パターもしっかり練習しておきましょう。
この3本のクラブをうまくコントロールできれば、ゴルフが格段に上達します。
フルスイングはしない
ゴルフ初心者がボールを曲げる原因は、体に力が入ることです。フルスイングすることで全身力んでしまうので、ショットを打つときは、ハーフスイングくらいの気持ちで振りましょう。
無理にクラブを上げようとすると、腕に力が入ってしまうので、ドライバーは曲がります。肩の高さくらいでトップを作りスイングすると、思ったよりもまっすぐ飛びます。力を抑える打ち方ができると、距離感をコントロールすることができますので、セカンドやサードショットが上手くなります。
スイングをコントロールするには”ビジネスゾーン”の練習がとても効果的です。ぜひ、トライしてくだい!
アプローチでは入れにいかない!
ゴルフ初心者は、アプローチが苦手ではないでしょうか?でも、ゴルフのスコアを決定付けます。大叩きをするときはグリーン周りで手こずります。ダフリやトップ、シャンクなどを連発してしまうと、ゴルフになりません。
アプローチのコツは、ピンを狙わず、次のパットが打ちやすいところに打ちます。例えば、パターは、下りのラインよりは上りの方が打ちやすいのでそこに打ちます。また、スライスラインが得意な人は、それが残るように打ちます。フックも同じです。
こうすることで、ゴルフのセンスが磨かれていきます。
パターは上手くなりやすい
パターをうまくなるコツは、距離感をつかむこと。初心者も毎日パターマットでボールを転がせばつかめてくる。その感覚を練習グリーンで掴み、本グリーンに備えます。
毎日の練習で、スライスやフックなど好きなラインを見つけます。そうすることで、ゴルフコースではプレッシャーを感じずに楽に打つことができます。パターが入ると、ショットが悪くてもスコアを大幅に落とすことはなくなります。
ご自宅で使えるパターマットをまとめました。参考にどうぞ!
目標スコアは「126」!各ホールトリプルボギーでOK
18ホールをパーで回ると「72」です。ボギーだと「90」、ダブルボギーだと「108」、トリプルボギーだと「126」です。
パーもしくはバーディで回るにはミスショットは許されません。しかしトリプルでは多少のミスは許されます。ゴルフ初心者の平均スコアは「130台以上」ですから、全ホール3ストローク多く叩いても、初心者の平均より4打以上も上手く回れます。
大叩きしないコツは、バンカー、池、クリーク、OBは徹底的に避けます。「逃げるな!男なら狙え~」と周りから言われても気にせずに、徹底的にレイアップして得意な距離を残して、次打に備えましょう。
「120」を切るにはこんな方法があります!スコアアップしたい方は必見です!
ゴルフ初心者が練習場でセンスを上げる方法
ゴルフ練習場で闇雲に打っているだけでは、上手くなりません。そういうやり方をしていると、初心者はいつまでたってもスコアアップは望めません。
打つ前にボールの後方から、「マットはどの方向をむいているのだろうか?」とターゲットをチェックします。アマチュアは、ターゲット方向に構えたつもりでも、右を向いたり、体開いて左を向いたりしています。ナイスショットを打っても結果はミスにしかなりません。これって勿体無いですよね。しっかり目標を定めて打ちましょう。
プロは、緻密に目標を確認しています。思ったところに飛ばなくなると、スイングよりもアドレスやスタンス、体の向きが目標を向いているかなどを確認します。アマチュアゴルファーはスイングをチェックしてしまいます。
アドレスやターゲットを確認するアマチュアはあまりいませんから、そういうチェックをするだけでもセンス良く見えます。
かっこいいゴルファーになるための所作を、石川遼選手が教えてくれました!ティーグラウンドでモタモタしてプレーを遅らせないためにも、ゴルフ初心者はぜひご覧ください!
おさらいをする
最初は皆へたくそです。ジャンボ尾崎プロもスライス病が直らず、マスコミに何年も叩かれていましたが、復活しツアー通算100勝以上を挙げています。コツコツと丁寧に練習やプレーを重ねることで必ずレベルアップしていきます。
ゴルフが上達するコツは、打ちっ放しで1000球打つよりも、ラウンド後に少ない球数でも、おさらいをすることです。プレー後の練習が上達のスピードを上げます。
「スライスしたミスの原因は?」「なぜ、引っかけが出たのか?」ということを考えながらトレーニングすることで、次のゴルフではさらにレベルアップするでしょう。
ゴルフ初心者はマナーを守るのもセンスの1つ
ゴルフのセンスがいい人は、ファッションやマナーなど立ち振る舞いもスマートです。初心者ゴルファーでも紳士的なみだしなみ、振る舞いは大切です。
■服装がいいとセンス良く見える
ゴルフでは、襟付きのシャツでのプレーが基本です。Tシャツ、ジーンズもダメです。TPOをしっかりと守り、紳士的に振舞いましょう!
■初心者はプレーが早いと上手く見える
ゴルフでは、スロープレーは厳禁です。プロの試合では、ペナルティが課せられ重大なルール違反になります。ショットするまでに時間がかかったり、クラブを数本持っていなかったりすると、周りに迷惑をかけてしまいます。次回から誘ってもらえなくなりますので、気をつけましょう。
ゴルフコースを道路と考えると、1台でも車が止まると渋滞しますよね!下手でも、テキパキと動けばスムーズに前に進みますし、上手そうに見えますので、ぜひゴルフプレーを早くしてみてください。
スロープレーはゴルフセンスを低下させます!注意点をまとめました。参考にどうぞ!
■ピン持ち、クラブ拾いの気遣いがセンスを上げる
グリーン上で自分のプレーが終わった後は、スコアを書いたりせずに、皆がホールアウトしたらすぐに次のホールに行けるように、ピンを持ってすぐにカップにさせるようにしておきましょう。
また、同伴プレーヤーのクラブを拾ってあげましょう!こうした心遣いは、とてもうれしいものです。特に腰の悪い方にはとてもありがたいことですし、クラブの置き忘れもなくなります。
ゴルフ初心者や大叩きした人は、カップインしたことで”ホッ”としたり、うれしくなったりして、そのまま次のホールに行ってしまうことがあります。ホールアウトしたら、一度周りを見わたして、自分や他の人にクラブが置き忘れていないかを確認しましょう!
初心者が持っている素晴らしいセンスを発揮できるかできないかは、ゴルフというスポーツを理解することが大切です。ゴルフにはあまり運動神経は関係ありません。
クラブをスイング軌道に乗せることができれば、ボールを芯で捉えることは簡単にできます。ゴルフ初心者も早く上達するためには、オンプレーンのスイングを意識することです。
そして、マナーを守ることで、センスを上げることができます。スマートな身のこなしが周りの人に「あの人は絶対に上手くなれる」と言われるでしょう。出来ることからはじめて、ゴルフを楽しみましょう!