短いゴルフクラブだと球に当たるけど…5番アイアン、FW、ドライバーなど長いクラブを持った途端に、ダフったり、トップしたり、左右に曲がったりと突然ミスショットのオンパレード(泣)
あなたは、ビジネスゾーンという言葉を聞いたことありますか?ゴルフでのインパクト前後のクラブの動きですが、この動きがしっかりできることでゴルフスイングの軌道や体の回転が劇的に変わり、クラブの芯に当たるようになります。
今回は、ゴルフのビジネスゾーンをマスターする4つの究極練習法をご紹介します。
この練習は、ゴルフの中ではとても地味なトレーニングです。クラブを振り回すものではないので、退屈になるかもしれません。しかし、この練習を積み上げることで、ゴルフの基本になるので、身につけたら急速に上達することが期待できます。調子を落としているゴルファー、初心者の方は、ぜひトライしてください!
目次
ビジネスゾーンとは!?
腰から腰までの範囲のことを言います。写真を見てください。クラブヘッドの通り道のインパクト前後の動きになります。最初は、アドレス幅から動かし、膝の高さ、最終的には腰の高さまで上げて、インパクト前後の動きを安定させる範囲になります。
ゴルフでは、このビジネスゾーンが最も重要で、プロゴルファーの間で”賞金(ビジネス)に直結するから”そう呼ばれています。
ビジネスゾーンのメリット
インパクトが安定する
軌道が同じところを通るので打点が安定します。ゴルフでは、インパクトが安定することで芯に当たる確率が高くなるので、毎回同じスピン量、高さでボールが飛んでくれるので、狙ったところに運ぶことができます。
ゴルフでは、左右の曲がりも嫌ですが、縦の距離感もコントロールできないとストレスが溜まってきます。飛距離が伸びても、狙ったところに落とせないと良いスコアを出すことができません。ビジネスゾーンを練習して打点が一定に揃うとピンの位置にドンドン攻めていくことができます。
スイングのタイミングが一定になる
ゴルフクラブの動きが安定するとリズムも良くなります。ゴルフではリズムがとても大切です。リズムが一定になると調子が悪いときでも、まぁまぁのショットが打てるので、大幅なスコアの崩れがなくなります。
飛距離が伸びる
軌道が良くなり、リズム良く振れると、無駄のない振りができ、ゴルフクラブの芯に当たります。飛距離を出すにはまず芯に当てることがポイントです。特にドライバーは、いくらヘッドスピードが早くても外すとまったく飛んでくれません。
ビジネスゾーンをマスターすると、違和感なく振れるので、ゴルフボールは遠くまで飛んでいきます。+10、+20ヤードは間違いなく伸びるでしょう!
ゴルフ|ビジネスゾーン究極練習法4選
片手で打つ
出典:ゴルフネットワーク
ゴルフ初心者やアマチュアに多いのが手打ちです。ビジネスゾーンの基本は、腕と肩で出来た三角形を崩さずにテークバックしなければいけないのです。しかし、手で上げたり、インサイドに引いたりしているアマチュアゴルファーはたくさんいます。
フォローでも、手でコントロールしようとするので、左脇が開いてしまい、肘が抜けた振りになってしまいます。
ビジネスゾーンの練習をするには、三角形を崩さないことが鉄則です。形を維持するためには左手の片手打ちが効果的です。腕だけでは振りにくいので自然と体の回転を使ってスイングすることができるようになります。
最初は、アドレス幅で素振りを行ってください。いきなり大きな振りをするとケガの恐れがあります。右手で左肘を持つと肘が引けないようになります。徐々に大きくして、出来るようになったらゴルフボールを打ちます。
腕で振るのではなくて、しっかりと身体を回してスイングしましょう。フォローで体の正面がターゲット方向を向いていればOKです。最初は、トップやダフリが出ると思いますが、根気よく続けてみましょう。左脇を締めることで、体と腕の一体感が得られます。
片手打ちはゴルフ上達にとても効果的です。参考にどうぞ!
腕の三角形の形を崩さずに打つ
片手打ちの後は、両手で振ってみましょう。腕の形を変えることなく、しっかりと維持してスイングしましょう。この時も小さい振り幅から行い、徐々に大きくしていきます。
どうしても上手くいかない場合は、トップで一度止めてからボールを打ってみましょう。そうすることで、体を回す感覚が分かるようになるので、手の形を変えずに打つことできます。
小平智プロのゴルフスイングは理想的な腕の形です!アマチュアゴルファー必見です!
両足を揃えて打つ
ゴルフのビジネスゾーンは、手だけで打つことは厳禁です。肩を回すことがとても大切です。思うように体を回すことができなければ、両足を揃えることで、スムーズに回転することができます。
最初は、両足を揃えて打ち、慣れてきたら徐々に広げて肩幅くらいでも当たるようになると、感覚がつかめてきている証拠になります。
3球連続ドリル
ビジネスゾーンでリズムよく振るには、連続打ちが有効です。ゴルフのスイングは、「静」から「動」の動きなので、始動する感覚を覚えるにはとてもいい練習です。
ゴルフ練習場のマットの上に、ゴルフボールを3つ縦方向に並べます。そして、手前のボールから、ビジネスゾーンの幅で振っていきます。1球目を打ったらそのままテークバックに戻り、右足を前に出して、左足も前に揃えて距離を詰めて、2球目を打ちます。3球目も同じようにします。
連続してうまく打てない場合は、動きに無駄がある証拠になります。連続打ちができると、タイミングも掴みやすく、リズムもよくなります。
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ビジネスゾーン練習での注意点するポイント
クラブヘッドとシャフトの向きをチェックする
ゴルフクラブを上げる時のポイントは、バックスイングの位置のとき、ヘッドのトゥが11時の方向を向くことです。つまり、上半身の背骨の角度と同じ傾きにすることで、インパクトでボールがつかまりやすくなります。
フォローの腰の高さの位置でも、背骨の角度と平行になるように1時の方向を指すようにします。シャフトの向きはターゲット方向を向きます。手首を使ってコントロールしようとするとできません。肩を回すことを意識すると自然にできるようになります。
上半身だけを回さない
ビジネスゾーンでは体重移動も大切です。肩を意識するあまり上半身だけを使うと飛びません。最初は少しずつ行い、振り幅に合わせて大きくしていきましょう。
ゴルフ上達に欠かせない体重移動の方法です!飛距離をアップさせるポイントになります。飛ばしたい方は必見です!
○バックスイング編
○ダウンスイング編
振り幅は腰より上にあげない
軌道を安定させるための練習なので、フルスイングをすると意味がありません。小さいスタンス幅からはじめて、膝から膝、腰から腰まで、振りを安定させてから通常のスイングをします。
ビジネスゾーンはゴルフの基本ポイントです。
この動きができることで、アドレス、バックスイング、トップ、インパクト、フォローまで正しい動きやリズムを身につけることができます。
ゴルフのビジネスゾーンがマスターできると、上達が早くなるほか、ラウンド中に大幅に崩れることもないので、ハンディキャップを落とす心配がありません。
最近、ゴルフの調子が悪い方や初心者ゴルファーの方は、ぜひ試してください。ゴルフの悩みが一瞬で吹き飛びます!
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