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3番アイアンと聞くととても難しそうに感じますよね。5番でもきちんと打つのは難しいのに…。
プロでも使っている割合は2割5分ほどというデータもあります。しかし3番アイアンを愛用しているアマチュアゴルファーの方に聞くと、そんなクラブでも使い続けている理由がありました。使いこなせると便利で、コースでもいろいろなシチュエーションで活躍してくれると言います。
今回は3番アイアンのメリットやデメリットを紹介、今もバッグの中に入れて使っているゴルファーの方の声も紹介します。クラブの進化は目覚ましく、あなたも使いこなせるかもしれません。ぜひ参考にしてみてください。
3番アイアンとは?
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シャフトが5番に比べると2インチほど長く、ロフトは20度前後のものです。
かつてはセットの中に含まれていましたが、ユーティリティやショートウッドが充実したためにセットには入らなくなりました。使いたいときには単独で買う必要があります。
飛距離の目安
5Iの飛距離から+20ヤードが目安になります。5Iが160ヤードであれば、3番アイアンで打つと180ヤードが目安となる距離です。
愛用者の声とメリット
口コミをリサーチした結果、今でも3番アイアンが根強く支持されている理由がわかりました。代表的な意見を4つ、紹介します。
(1)「打感が気持ちいい」
(2)「ウッド型よりもアイアンのほうが得意」
(3)「低い球が打てるのが便利」
(4)「アイアンのほうが正確に狙いやすい」
愛用している方々の意見も踏まえて、3番Iの利点を改めて整理してみましょう。
まずボールをコントロールしやすいことがあります。きちんと当てるのは難しいですが、当てられるとラインを出しやすいクラブです。またウッドやユーティリティに比べてフェースをターゲット方向に合わせやすくなっています。「狙いやすい」というのもここに理由があります。
ロフトが立っているので低い弾道が打ちやすいこともあります。風が強い日などには特に便利です。さらに芯でとらえたときの感触がとてもいいこともポイント。ロングアイアンはしっかりとらえて気持ちよく振り抜けると快感です。
3番Iを使うとショートアイアンと振り心地が一緒で、同じような流れで使っていけるというメリットもあります。スイング中の挙動を含めて同じイメージ振っていけること、番手間の距離や高さも一定間隔なので番手選びもシンプルにできます。
3番Iのデメリット
3番Iできちんと打つのは難しいです。
ロフトが20度と立っていて、ヘッドは薄くて重心も浅くなっています。インパクトしたときにパワーが足りないとボールがうまく上がらず飛ばなくなってしまいます。高いボールが打てないと、本来3番アイアンに期待される飛距離もほとんど出なくなります。
さらにシャフトが長いことと、スイートスポットも狭いのでうまく当てるのがとても難しくなっています。ダフリやすく打点のずれにシビアなので、ミスが出やすいクラブでもあります。
ちなみに3番アイアンを打ちこなすためには、ヘッドスピードがおおよそ48m/s(ドライバーで打った場合)必要だと言われています。アマチュアではあまりいない、男子プロ並みの数字です。
こんな人にはおすすめ
ユーティリティは3番アイアンなどに代わって使われていることが多いですが、いまいち成功率が上がらないという人もいると思います。どうしても苦手という方はユーティリティではなく、3番アイアンを試してみるのも一つの手です。
確かに簡単に打てるものではありませんが、昔のものに比べると、最近のモデルはやさしく球も上がりやすくなっています。
これからもっともっと上手くなっていきたいという方が試してみるのもいいでしょう。いい打ち方できたときには応えてくれるのが3番アイアンです。その感覚を大事にしていくと、スイングが上達していきます。少しのずれがミスを呼ぶので、集中力も増すという精神的なメリットもあります。
また左右が狭いホールのティーショットで使う、というゴルファーの方もいます。方向性に優れているのが特徴です。ティーアップすると難易度が少し下がりますので、林やラフへのミスをなくしたい場合は選択肢に入れることも考えられます。
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打ち方2つのコツ
実際に打ってみたい、チャレンジしてみたいという方に打ち方のコツをお伝えします。
フェースをかぶせる
スライスを減らすためにフェースをかぶせて構えましょう。
3番アイアンは特にインパクトでフェースが開きやすくスライスが出やすくなっています。あらかじめ少しかぶせておくことで、右に曲がる軌道を予防することができます。
すくい打ちをしない
飛ばそう、高く上げようという意識が強すぎると、右肩が下がってすくい打ちになることがあります。そうなるとダフリやトップなどミスにつながり、ヘッドスピードも下がってますますボールが上がらなくなります。
少々、シャフトが長いのは事実ですが、いつも使っている7番Iなどと同じようなリズムで振っていくことを心がけていきます。
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今回は3番アイアンを愛用している方の声と使うときのメリット、デメリットなどについて紹介しました。実際にゴルフ場で使っているアマチュアはあまりいないクラブですが、使いこなせると数々のメリットもあります。3番アイアンを使ってスムーズに打っていけると周りから尊敬の目で見られることでしょう。興味のある方はぜひ試してみてください。