ゴルフでは「肩の力を抜け」とよく言われますよね。
しかし、ボールを前にするとついリキんでしまってダフったりトップしたり…。誰にでも経験があることだと思います。
スイングをするときに余計な力が入ってしまうのはなかなか難しい問題です。そこで今回はゴルフで肩の力を抜く方法を6つ紹介します。
単純でも意外なほど効果がある呼吸法、全身のリラックスを促すドリルなど、ショットをする前に試してもらいたい内容になっています。ぜひ参考にして、ゴルフ場などで試してみてください。
力を抜く理由
ゴルフでは上半身がリキんでしまうといくつものミスやロスにつながってしまいます。
まずは飛距離が落ちること。飛距離を出そうとリキんでしまうとゴルフではスムーズに腕が動かなくなり、体の動きにシャープさがなくなってしまいます。
たとえば野球でボールを投げるときには背中や腕がガチガチになっているとうまく投げられません。それと同じでゴルフでもムチのように腕を使ってしなやかにクラブを動かしていくことが必要です。
さらにはゴルフで上半身がリキんだ状態だと、クラブヘッドが正しいスイングプレーンを描けなくなってしまいます。その結果、軌道がズレてトップしたりダフってしまったりというミスにつながります。
リキんでしまう仕組み
ゴルフでは欲が出たりプレッシャーがかかるとどうしてもリキんでしまう原因になります。
たとえばスタートホールのティーショットはいい例です。後続組が見ていたり、最初なのでどうしても飛ばしたいという思いがあります。知らず知らずのうちに体が固まってミスをしてしまった、という経験は誰にでもあると思います。プロでもその日最初のドライバーは緊張する、と言います。
グリーンまで距離が残っている2打目、なんとか届いてほしいというショットや、池越えやバンカー越えで「ミスをしたらどうしよう」と不安を感じながら打つときもそうです。
ゴルフ場にいても仲間と話しながら素振りをしている時に力が入っている人はいません。平常心であれば無駄なパワーは使う必要はないからです。気持ちの部分で変化が生まれたときこそ、力が入ってしまいがちになります。
↓↓↓ゴルフで自分の実力を発揮するために、スタート前におすすめの過ごし方と練習法を紹介します。ぜひ試してみてください。
肩の力を抜く方法5選
ゴルフをしていると緊張したり不安に思ったりする場面は必ず出てきます。そんなときにうまく肩の力を抜く方法を紹介します
深呼吸をする
単純なやり方だと思われるかもしれませんが、深呼吸には大きな効果があります。
緊張すると気づかないうちに呼吸が浅くなっています。呼吸が乱れると脈も激しく打つようになってますます硬くなってしまいます。そんなときに息をゆっくりと吸って吐くと呼吸と脈拍が落ち着いてきます。全身をリラックスさせることができます。
あえて力を入れる
構えた状態から脱力するための方法です。
まずアドレスをとったらクラブを構えた状態から肩甲骨を一番上まで持ち上げて一気に下におろします。持ち上げたときにはぐっと筋肉に力を入れて思い切り強張らせてもOK。
息を吐きながら下までおろすのがコツ、リラックスした状態を作ることができます。感覚がつかみにくいときには動作を何回か繰り返してみるといいでしょう。
また、全身にググっと力を入れて一気に抜いていく方法もあります。体全体を緩めることができます。よりリラックスした感覚をつかみたいときにはぜひ試してみてください。
お腹を意識する
肩の力を抜く方法として、ゴルフクラブを使うときにお腹に力を入れてみる、というやり方もあります。
スイング中はお腹や足に力が入っても問題はありません。下半身が安定することに加えて、別の場所を意識することで上半身をリラックスさせることにもつながります。
ボールを凝視しない
ヘッドアップしないように、と意識するあまり、ボールを凝視していると体が硬くなってきます。
ゴルフでは頭を動かさない意識は必要ですが、凝視するのは緊張のもと。ぼんやりと球があるあたりを見ている、というくらいのイメージにしましょう。
グリップを適正にする
ゴルフクラブを握る手に力が入ってしまうと上半身も硬くなってしまいます。
構えたときには強く握りすぎていないかチェックをしてみてください。グリップの強さはMAXで握ったときの3割から4割程度にするのがコツ。手の強張りを取ることで、肩の力を抜く方法です。チェックしてみてください。
紹介してきた肩の力を抜く5つの方法は2つ3つと組み合わせて行ってみるのもいいでしょう。特に朝イチのティーショットなど強張りがちな場面では自分がリラックスできそうなものを実践してみてください。
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↓↓↓ゴルフの基本、7番アイアンの打ち方についてレッスンします。すべてのクラブを使うために役立つ基礎を身につけられるのでぜひ参考にしてみてください。
今回はゴルフで肩の力を抜く方法を紹介しました。筋肉は適度に緩んでいるともっともいいパフォーマンスを発揮します。紹介した5つのドリルをぜひ試してみてください。打ちっぱなしで打つときからルーティンに入れておくのもおすすめ。本番でコースに出たときに同じように打っていくことができます。