プロは、「バーディを獲るホール」「パーでしのぐホール」などのコースマネジメントをスタート前にはほぼ決めています。なかには全ホール、バーディを目指してプレーしている人もいるそうですが…。全てバーディの場合のスコアは「54」。現在、ギネス記録は「58」ですので、不可能な数字ではありません。
目指せ100切り!のアマチュアゴルファーにとってアンダーパーなんて夢のまた夢ですよね。しかし、実現できるような練習やテクニックを知ることで、レベルを上げられる可能性があり、ひょっとしたら夢ではなくなるかもしれません。
今回は、ゴルフのアンダーパーを実現するための4鉄則をご紹介します。ぜひ試していただき、次回のスコアアップにつなげてみてください。
目次
アンダーパーとは?
コースで決めた規定打数(par)より少ない打数でラウンドしたことを指します。スコアカードに「Par72」と記載されています。(「par70」「par71」というゴルフ場もあります)
その「72」というのは、ゴルフコースの規定打数になります。プロの試合のボードを見ていると「−1(ワンアンダーパー)」「+3(スリーオーバーパー)」といった数字を見たことがあると思いますが、これは基準値(±0)より多いか少ないかを表しています。
一般的に1~9番ホールまでをアウトコース、10~18番ホールをインコースといいます。アウト、インとも「36打」になるようになっていますので、合計すると「72」になります。そして「par72」を切ったときに「アンダーパー」でラウンドしたといいます。
トーナメントでは、本来の打数より少なくして「パー71」や「70」と設定する場合もあります。通常のパー5をパー4にして難易度を上げたり、ゴルフ場のトータル距離が短いので規定打数を少なくしたりして調整しています。
ゴルフでの「アウト」と「イン」の違いわかりますか?その由来と意味についてまとめました。
スコアの呼び方
あなたもゴルフをしていると「パー」「バーディ」聞いたことが、あると思います。同伴者から「俺、バーディ」「俺もダボ」「俺はトリプル」とか言われると「何打のことを言っているのか?」と戸惑うでしょう。
ゴルフでは各ホールに「par」が設定され、それが基準になります。それぞれ「Par3」「Par4」「Par5」と決められ、基準打数からの増減で呼び名があります。
ゴルフの数え方の用語を上記のように一覧表にしましたので、参考にしてください。パー3の「1」は、ホールインワン、エースなどとも呼ばれています。
最初は100切りを目指そう!
プロはゴルフの技術も高いので、あまりミスショットを打つことがありません。しかしアマチュアゴルファーは練習時間も短いですし、ラウンドの経験も少ないのですぐには上達ません。
実はアマチュアの多く人は100を切ったことがありませんので、まずは、100切りを目標設定して目指していきましょう。その延長線上にアンダーパーが見えてきます。
多少のミスは気にしない
ゴルフで全てボギーを叩いても「90」です。その内9Hでダブルボギーだとしても「99」…。100切りの壁は達成できてしまいます。
基本的にミドルでは「3オン・2パット」、ロングでは「4オン・2パットでOKです。という事は、多少のミスで悩まずにどんどん前に飛ばしていきましょう。ドライバーが苦手な人は無理に使う必要はありません。刻んでいく方がOBなどのリスクが減らせます。
得意な距離のショットで攻める
ゴルフで100を切るレベルになると、得意な距離があるはずです。例えば…「120ヤード前後のショットはミスが少ない」とか「50ヤード以内ではピン周辺に打つことができる」など好きな距離やミスが出にくいショットを把握します。
ピンまで残った距離ではなく、わざと得意な距離が打てる場所にボール運んで、次のショットでピンそばに寄せていく攻め方が大切です。
ゴルフでアイアンショットが安定するとゴルフがまとまってきます。最新のスイング理論です!初心者は必見です!
アンダーパーを実現する4鉄則
プロゴルファーであれば、アンダーパーを出すのは当たり前と思われていますが、実はそう簡単に出るわけではありません。集中力もなくお遊びゴルフだとボギーやダボ、OBも打つこともあります。
試合だからこそ集中したり、ゾーン(集中力が極限まで高まっている状態)に入ったりしているので、連続バーディを獲り少ない打数で回ることができます。
アンダーパーでラウンドするには、パープレーではだめです。一個でもバーディを奪わなければいけません。ボギーが先行していまうと、その分も獲らないといけませんからミスをすることは許されません。
しかし、ゴルフにミスはつきものですから、それをカバーするための精神力と、積極的に攻めながらも守るところはとことん守るバランスのとれたプレーすることがゴルフで良いスコアを出す秘訣です。
OB、池などで余計なペナルティを払わない
ゴルフでスコアを落とす原因のひとつに、OBなどでペナルティを払うことです。ショットをしていないのに打数を増やすことはもったいないことです。
右にOBがあったら、そこまで届かないクラブか、曲げないスイングをしなければいけません。また、池がグリーンの手前にあれば、積極的に避けるか。ピンを狙わず必ずオーバーするクラブを持つなど、アンダーパーを狙うにはマネジメントが必須になってきます。
2019年ゴルフのルールが大幅に変わります。とてもアマチュアに優しい改定になっています。ぜひチェックしてみてください!
自分のアイアンの距離感を知る
ゴルフでアンダーパーを出すには、アイアンの距離感はとても重要です。アイアンは、番手ごとに10ヤード刻みで打つことができます。フラットなコースではそんなに気を使わずに打てるのですが、打ち下ろし、打ち上げになりますと、同じヤード表示でもオーバーしたり、ショートしたりします。
それを把握して攻めていかないとパーオンはおろか、グリーンの奥からの難しいアプローチでスコアを落とす原因を作ってしまいます。
プロゴルファーもグリーン周りの処理を失敗するとダボやトリプルを叩いて優勝争いから脱落していきますので、しっかりとアイアンショットを磨いて距離感を養いましょう。
アプローチでの寄せワンは鉄則
ゴルフのアプローチでは「寄せワン」という攻め方があります。1パット圏内にボールを寄せることをいいます。これができると、セカンドショットが悪くてもパーであがることが簡単になります。
アンダーパーで回るには必須のテクニックですので、しっかりとアプローチを練習しておきましょう。ショットが悪い時ほど、アプローチを頑張ることで大崩れをなくすことができます。寄せワンが思うようにできるとゴルフ初心者もレベルが格段に上がります。
パターは1パットを目指す!
「パットイズマネー」は聞いたことがあると思います。プロは1パットで入れる確率が高いので、バーディが取れて、アンダーパーを出すことができます。
アマチュアは2パット狙いで、3パットも多いので、ボギーやダボを叩いてしまいます。パターが上手くなるとスコアも安定してきますので、しっかり練習しておきましょう。特に初心者はパターが上手くなれば、ゴルフの上達が早くなります。
スタート前には練習グリーンで必ずボールを転がして、芝の状態を確認することが鉄則になります。
自宅でも練習ができる、人気のパター練習器具をまとめてみました。参考にどうぞ!
今回は、ゴルフのアンダーパーについてご紹介しました。アマチュアではなかなか出ないスコアですが、ゴルフを続ける以上は目指したいゴールではあります。実現するための4つの鉄則をぜひ試していただき、練習をコツコツ続けてスコアアップを目指しましょう。