高く上がってグリーン上でビタッ!と止まるショット。憧れますよね。
切れ味鋭いアイアンショットは、アゲインストの風にも強く、狙った所にしっかり落とせるので、コース攻略の大きな武器になります。
しかし、どのように打てばアイアンショットの切れが増すのかいまいち分からないというアマチュアも多いかと思います。
そこで今回はアイアンで切れ味のいいショットを打つための4つのポイントを紹介します。ショットの精度アップのために、ぜひ取り入れてみてください。
目次
アイアンの切れ味が大切な理由
アイアンで切れ味のいいショットが打てると最適なスピン量がかかり弾道も安定します。
適度なスピンがかかると着弾したときにしっかりとボールが止まります。ショートアイアンで高いボールを打ってベタピンを狙うために強力な武器になるでしょう。
またロングアイアンでは低く鋭いボールも出せます。糸を引いたような強い弾道は大きな飛距離を生み出すことができるうえ、低い番手でも飛距離が出るようになるので、ショートゲーム攻略が楽になります。
切れ味を増す4つのテクニック
体重移動
精度を上げるためにはスムーズな体重移動が必要です。
構えたときには両足に均等に荷重が乗るようにします。始動からトップにかけては右に体重移動して右足に7割~8割くらいを乗せるのが目安。切り返しからインパクトにかけては一気に左側に移していってフォロー以降は1:9の割合で左足に体重を乗せます。
右足に体重が残ってしまうとあおり打ちをして、ダフリやトップなどの原因になってしまいます。
腰の動き
スイング中に腰が左右に動く「スウェー」をすると回転軸が不安定になり、飛距離が落ちてアイアンの切れ味が低下してしまいます。
ゴルフでは軸を一定に保ってクラブを振っていくと遠心力が生まれてボールに力が伝わり、遠くまで飛ばすことができます。腰が左右に大きく動いてしまうと、パワーが大きくロス。体も開きやすくなりスライスにもつながってしまいます 。
ハンドファースト
構えるときには左足の付け根の前にグリップが来る「ハンドファースト」で構えます。同じ形を再現できるように振っていくと、インパクトも安定して理想的なスイング軌道になります。
ヘッドも閉じた状態になるのでスライスも未然に防止。ボールをしっかりとらえることができるので番手通りの飛距離にもつながります。
腕の使い方
腕と上半身が一体となって動くことも正確なスイングのために必要です。
動きがバラバラになってしまうと、ゴルフでは手打ちになったり動作の再現性が大きく低下する原因になります。クラブを振るときは腕が常に体の正面にあるようなイメージを持ちましょう。連動して動かすことで飛距離や方向性が安定します。
両脇をしっかりと締めるのがポイント。両肩とグリップで作った三角形をキープするようにすると一体となった動きがしやすくなります。
↓↓↓アイアンが番手通りに飛ばない…。その原因は大きく分けて5つあります。改善ポイントと練習ドリルを紹介しますのでぜひ試してみてください。
芯で打つ感覚が身につく練習法
しっかり球をミートする動作が身につく3つの練習ドリルを紹介します。ぜひ試してみてください。
ハーフスイング
ハーフスイングの練習は切れ味ある弾道を打つためにとても効果があります。
通常の振り幅よりも小さく、腰から腰の高さで球をしっかりとらえられるように打っていきます。時計の針でいうと「9時から3時」の範囲が振り幅。体重移動をしっかりする、頭の位置は動かさない、前傾角度はキープするという3つを押さえて繰り返してみましょう。
理想的なインパクトの動きをマスターできます。ミート率もアップ。距離感も合わせやすくなります。アイアンの打ち分けもできるようになりますのでトライしてみてください。
足を揃えて打つ
両足を揃えて打つドリルも有効です。ボールを確かにとらえてアイアンの切れ味が増します。
打ちっぱなしなどで両足を閉じてクラブを振っていってください。バランスが取りにくい場合もあるので、最初は9番Iなど短めのクラブで行うのがおすすめ。何度か素振りをしてイメージがつかめたら実際に球を打っていきます。
足を開いて構えたときに比べて上半身が不安定になるので、自然と軸を真っすぐに保つ動きを身体に覚えさせることができます。
慣れてきたら足幅を少しずつ広げて打っていくのもいいでしょう。練習中やラウンドでアイアンが不安定になったときにも、足を揃えて素振りをするとスイング動作を修正できます。ぜひ日ごろのゴルフに取り入れてみてください。
ティーアップする
アイアンを使ってティーアップしたボールを打っていくドリルです。
ティーの上に乗せたら、なるべくティーは打たずにボールだけをとらえられるように打っていきます。打ちっぱなしのゴム製のものでも当たったときにパチンと音がするのでわかりやすいでしょう。
球だけをしっかりとらえられるように意識して打っていくことで、芯でとらえる感覚を身につけることができます。
↓↓↓7番Iの打ち方のコツと2つの練習法を紹介します。すべて打ち方の基本となるクラブなのでぜひ参考にしてみてください。
↓↓↓ラフに入るとアイアンがうまく打てない…。その理由は2つあります。改善のためにぜひチェックしてみてください。
今回はアイアンで切れ味を増すための4つのテクニックを取り上げました。きれいにミートできるとアイアンは打感もよく、気持ちも乗ってきますよね。
特に今回取り上げた3つのドリルはインパクトゾーンの動きがよくわかる方法です。ラウンド中に調子が悪くなったときにも効果的なのでぜひ取り入れてみてください。