アイアンが上手い人が共通して持っているテクニックがあるのをご存知ですか?
上手い人が実践しているテクニックと聞くと、スピンをかけたり、ボールを曲げたりと想像してしまいますが…実はそうでもありません。
アイアンが巧みな人はアベレージが見落としがちな“あるスイングの基本ポイント”を必ず守っています。
それはあなたにもすぐに実践することができて、マスターできると思い通りの場所に思いのまま飛ばすことが出来ます。アイアンが上手い人に共通するテクニック、ぜひあなたも実践してみてください。
目次
必ず押さえたいテクニック
ハンドファースト
アイアンで一番大切なポイントはインパクトのときにハンドファーストになっていることです。
ハンドファーストとはグリップの位置がボールよりもターゲット方向にあること。アドレス時にハンドファーストで構え、インパクトのときにも同じような形になることが理想です。
手元が先行することでフェースがターゲット方向を向くので、狙った方向に打ち出すことができます。ボールに当たる瞬間はロフトが立って、たとえば7番アイアンでも5番アイアンくらいの角度になります。そのために飛距離が出てミート率も上がります。
悪い例とは?
アイアンで打つときに、手元がヘッドよりも遅れてインパクトを迎えてしまうのが悪い例(ハンドレイト)です。
ロフトが寝てしまうので、7番でも9番くらいの角度で打つことになります。そうなると球が高く上がってスピンも増加。アイアンで角度が増えると弾道が弱くなって飛距離が伸びなくなってしまいます。
シャフトの長いクラブで打ってもヤード数が変わらない場合は、ハンドレイトの状態で打っているケースが多いです。
さらにハンドレイトだとインパクトの前にクラブの軌道が最下点を迎えるので、ダフリも出やすくなってしまいます。
ハンドファーストで打つコツ
まず構えるときはグリップエンドが左太ももの付け根を指すこと、左手は左太ももの内側の位置にします。右手は両足中央のポジションにするのが目安です。
わかりにくい場合は鏡を使ったりスマホなどで撮影して、正しく構えられているかチェックしてみてください。
グリップが左足から出ていると行き過ぎ。フックやシャンクのミスショットにつながってしまうので注意が必要です。
スイングするときは右手首の角度を変えないこと、胸の前の三角形を変えないことの2つを意識します。手首の角度を保ちながら、手打ちをすることなく体の回転で打っていきます。
上手い人に共通するポイントとは?
ほかにも上手い人が必ずやっているアイアンショットのコツを2つ紹介します。
右手の返し
一つは右手をしっかり返すことです。振り切ったフォロースルーでは右手が左手の上になる形です。
右手を返すとヘッドスピードが上がるので飛距離もアップ。インパクトゾーンが長くなって球をつかまえることができます。手首を返そうとするとこねる動きになってしまうので、腕をねじっていくことを意識します。
右手を返せないとフェースが開いて右に曲がる弾道になってしまいます。フォローではしっかりとフェースターンをして左手が下になるようにしていきましょう。
軸の安定
スイング中は体の軸が安定させておきます。
軸が真っすぐのままキープできていると、フォローでも右手が上になりやすく、しっかり振り抜くことができます。
体がターゲット方向に突っ込んでしまうと、軸がずれてフェースターンもしにくくなりダフリやトップの原因に。頭の位置を維持することを意識すると真っすぐに保ちやすくなります。
↓↓↓7番アイアンの打ち方のコツとは?すべてのクラブの基本となる打ち方がわかりますのでぜひご覧ください。
上手い人が持つ2つの考え方
ショートアイアンを大事にする
上手い人ほどショートアイアンを大事にします。たとえば打ちっぱなしでもウェッジやショートアイアンなど短いクラブの練習に時間を割いています。
打ちっぱなしだとドライバーばかり打ってしまいがち。しかし、実際にラウンドに行ったときにはショートアイアンを使うことが多くなります。使う回数が多いものを練習しておくことでスコアアップにもつながります。
数ヤード単位での精度が求められるのがショートアイアンです。普段から精度を高めていくことでゴルフ場に行ったときにも狙い通りの場所にボールを運ぶことができるでしょう。
↓↓↓ゴルフのビギナーがアイアンを練習するコツを紹介した記事です。スコアアップの鍵になりますのでぜひチェックしてみてください。
距離の打ち分けが重要
アイアンの場合、必要なのはどれだけ飛ぶかではなく、いかに正確な距離を打つかです。まずどの番手を使ったらどの程度飛ぶのかを知っておいて、打ち分けられるようにします。
特に100ヤード以下の場合はより細かいヤード数の打ち分けができるとベターです。たとえば60ヤードの場合は「どの番手を使って」「どの程度の振り幅」にするとピッタリなのか、日ごろから試して体で覚えておくとラウンドで迷いもなくなります。
ゴルフ場ではよくある場面なので、打ちっぱなしでの練習のときにはスイング幅を変えた打ち分けにも取り組んでおきましょう。
特に5ヤード、10ヤードといった細かい打ち分けが必要な場合はクラブを短く持ったり、スタンスを狭くするなど、オートマチックにヤード数を落とせるテクニックを知っておくといざラウンドに出たときにも便利です。
↓↓↓アプローチを打ち分けるために必要な5つのポイントをまとめました。寄せワンを狙うためにチェックしてみてください。
↓↓↓ゴルフスイングの基本を徹底解説!ドライバーからロングアイアン、ウェッジまで、基本となる使い方を完全紹介しますのでぜひ参考にしてみてください。
今回はアイアンが上手い人に共通する技術について紹介しました。ある程度、狙ったところに落とせるようになるとコース攻略も楽しくなり、スコアもぐんぐん伸びていきます。上手い人が持っているテクニックをぜひ習得して上達のために役立ててください。