ドライバーでのティーショットが上手くいっても、2打目や3打目のショットが不安定だとスコアは伸びません…!特に初心者ゴルファーがスコアをまとめるには、ショートアイアンの精度を高めることが大切です。
今回は、初心者にもおすすめのショートアイアンの練習法や、習得するとどんな恩恵を受けられるのかをご紹介します。
ドライバー等の長いクラブで”チョロチョロ”しても、短いゴルフクラブが上手く打てると、1回のショットでグリーンにオンさせることができるので、自ずとスコアがまとまり、ゴルフが上達すること間違いありません!
目次
ショートアイアンとは…?
ゴルフでは、短い距離を打つためのクラブのことを言います。140ヤード以内からグリーンを狙う時によく使います。ラウンドではよく使用するクラブで、上手く打てるようになれば、距離を打ち分けることができます。
ショートアイアンを練習すべき5つの理由
ショットが上達する
ショートアイアンは、力いっぱいフルスイングをするゴルフクラブではありません。狙った所に打つためのものです。番手通りの距離と方向性を出して、グリーンを狙ったり、打ってはいけない場所を避けたりしなければいけません。
ショットが上手くなると、ピンを直接狙ったり、林の中からのトラブルで木の隙間を狙ったりすることができるので、いろんな打ち方が身につき、スコアの大崩れがなくなります。
軌道が良くなる
他のゴルフクラブより重たいので、手先だけではコントロールすることができません。体を使うことで、しっかりと回転ができるので軌道が安定してきます。軌道が安定することで、他の番手でも正しい打ち方ができます。
100ヤード前後のアプローチが格段に上手くなる
ショートアイアンは、7番~ウェッジまでのことを言います。特に9番やウェッジはよく使うクラブですので、練習を重ねるとゴルフスコアに直結するグリーン周辺からのアプローチが格段に上手くなります。
100切りに近づく
ゴルフで100を切るには、短い距離をいかにピンに寄せることができるかがポイントになってきます。寄せワンができるようになると、ミスをしても取り返すことができるので大叩きが減ります。
1ホール「10打」などのビッグイニングを少なくすることで、ゴルフ初心者でも簡単に100切りの可能性が出てきます。
最速で100を切る方法です…!難易度はそんなに高くありません!!
ゴルフが楽しくなる
ショートアイアンを練習することで、ゴルフ初心者でも確実にスイングが良くなり、安定してグリーンにオンすることができます。セカンドやサードショットでピンの近くに寄せられると、パーやバーディパットに挑戦できるチャンスがたくさん出てくるので、ゴルフはとても楽しくなってきます。
ショートアイアンの基本的な打ち方
基本的なアドレスやスイングの方法が分かれば、スムーズに構えてショットに移ることができます。
ボールは右足寄りに置きハンドファーストにする
アドレス時のゴルフボールの位置は右寄りにセットます。ドライバーやFWなど長いものは左足よりにセットしますが、短くなるにつれて真ん中から右足寄りに置いていきます。右足寄りにセットすることで、ハンドファーストで構えやすくなります。
ハンドファーストとは、構えたヘッドよりもグリップ(手元)が飛球線方向に出ていることを言います。前に出過ぎたらダメです。左足付け根部分に手元があることが理想的です。
フルスイングはしない
ショートアイアンは、飛距離を出すゴルフクラブではないので、振り回すのは止めましょう。肩から肩までの振り幅で、無理に力を入れることなく振ります。力が入ると、左に引っ掛けやすくなるので注意してください!
ショートアイアンを上達させるコツ
ゴルフ初心者でも気をつけるポイントを意識しながら振ることで、確実にゴルフは上達していきます。
頭の位置を動かさない
ゴルフスイングの全てに言えることですが、頭を動かないことがコツになります。特にショートアイアンは、狙った所に打ちたいので、軸がブレると思うようにボールを運ぶことができません。
ゴルフで頭を動かさないコツは、頭頂からお尻まで焼き鳥の串のように刺さっている意識をもって、背骨を軸として回転させるようにします。背中が反りすぎたり、逆に猫背になったりすると、上下の動きが大きくなり、ダフリやトップのミスが出てしまいます。背筋はまっすぐにキープしましょう。
レベルブローを意識する
昔、ダウンブローで打った方が、スピンも良くかかり定番の打ち方でした。しかし最近のゴルフクラブは、低重心に作られていますので、ダウンブローで打ち込むよりも、払い打ちのようにレベル軌道で打つことで、芯に当たるようになっています。距離やスピン量を安定させるためには、レベルブローを意識してスイングしていきましょう!
レベルブローの打ち方のレッスン講座です!参考にどうぞ!
ゴルフ|ショートアイアンの練習方法
ゴルフ初心者は、ドライバーを振り回して飛距離を出そうとする練習ばかりしてしまいがちです。しかし、スコアを伸ばしていくためには、ショートアイアンを上達させなければいけません。ミスを減らす方法をご紹介します。
ティーアップして打つ
ティーアップされているボールだけを打つことは、ゴルフ初心者にとってはとても難しいことです。しかし、練習を続けることで、ボールと体の距離をキープすることができます。
距離をキープすることで、スイング中の上下の余計な動きを抑えて、球の上っ面を叩くトップやゴルフボールの手前をダフる原因を無くすことができます。球だけを打つポイントは、最初は小さな振り幅から始めることです。ゴルフボールだけを打つ感覚がすぐにつかめるようになり、ミート率も上がってきます。
連続素振り
腰から腰までのハーフスイングを連続して行う方法です。やり方のコツとしては、頭を動かさずに、ゴルフボールとの目線を保つことを意識して、連続して素振りをします。背骨を中心に軸で回転している感覚がつかめます。下半身も安定してきます。
最初は、体がフラつくと思いますが、小さな素振りから徐々に腰の高さまで振り上げて連続して振ることで、軸を感じることができると思います。軸が安定すると、ショートアイアンでもライン出しショットが打てるようになります。
イ・ボミ選手のゴルフスイングは軸がブレていないので、精度の高いショットが打てます。初心者にぜひおすすめ!とても参考になります。
トップで1秒止める!
ゴルフ初心者の悪い癖で、トップからの切り返しが早くなる場合があります。そうなるとヘッドが外側から降りてきてしまい、左にいくことが少なくありません。それを防ぐには、トップで一時停止するように1秒ほどストップしてから打ちます。
急いで打つ感覚をなくすことで、ショートアイアンのミスでありがちなフックや引っかけをなくすことができます。
松山選手のトップも”間”があります。アマチュア必見です!
今回は、ゴルフ初心者がショートアイアンを練習するべき理由についてご紹介しました。狙った所に運ぶクラブなので、基本のゴルフスイングを作ることができます。
基本を身につけることができると、ミドル、ロング、FW、ユーティリティー、ドライバーなどがしっかり振れて、苦手なクラブがなくなります。ぜひ、ご紹介した練習方法を試していただき、次回のゴルフにつなげてください。
初心者でも5番アイアンをクリーンに打つためのコツとは…?