ゴルフコンペとはどのようなものなのか、知っておきたいですよね。いろんな種類があり、会社や知人たち主催のもの、ゴルフコースと企業がコラボして開催するもの、ゴルフ場のメンバー対象の競技などがあります。
今回は、ゴルフコンペとはどのように進められるのか、当日の流れや用語解説などをご紹介します。
ゴルフコンペとはいっても、わからないことばかりだと不安になり、肝心なプレーにも集中できなくなります。すべてわからなくとも、予備知識を入れておくことで、スムーズにラウンドできるでしょう。余裕をもって楽しく、いつもと違うゴルフの世界に浸ってみてください。
目次
コンペとはどんなもの!?
コンペとはコンペティション(competition)の略で、競技会、競争の意味です。一般的には、仲間や会社内で楽しむために行う親睦を深めるためのゴルフです。コミュニケーションを深め仕事にも活用できます。
楽しむ目的のゴルフコンペとは別に公式な競技になると、有資格者(JGA発行のハンディキャップ所持者)つまりゴルフ場のメンバーでなければ参加できないものもあります。例えば、日本アマチュア選手権やゴルフ場が開催している、月例杯、クラブ選手権(クラチャン)など勝負志向が強くなります。
コース上のマナーについて
仲間内のコンペとは言っても、持ち物の準備やマナー・ルールを守ることは非常に大切です。こちらの記事では、ゴルフのコースデビューをする際に必要な持ち物や、マナーについて取り上げています。↓参考にしてみてください。
当日の流れ
ゴルフコンペとは、スムーズに進行するため大体の流れが決まっています。下記を参考に、幹事役の人に事前に聞いておきましょう。
開会式の場所・集合時間
開始15分前には集合し、幹事さんから以下の説明事項があります。
・競技方法の説明
・ルールの説明
・スタートティー
・ドラコン・ニアピンホール(最終組は、フラッグの回収がお願いされます)
ルールの確認
・ダブルペリア方式
・6インチorノータッチ
・ワングリップOK
・ペナルティーの場所
・ドラコン
・ニアピン など
スコアカードの提出
ゴルフコンペとは参加者全員に順位をつけますので、提出先と提出方法を確認しておきましょう。同伴者のサインがいる場合もありますので、しっかりと確認しましょう。
競技方法・ルール用語解説
ゴルフコンペとは言っても団体行動の要素があり、あまりにもわからないことが多すぎると、スムーズな進行の妨げになってしまいます。ゴルフコンペとは何?とならないように予習をして、ゴルフをより深く理解しましょう。ゴルフを楽しむ余裕にも繋がります。ここでは、競技方法やルール説明に出てくるゴルフ用語について解説します。
競技方法
・ストロークプレー
18H全ての打数の合計で順位を決める方法です。(この打数の合計にハンディキャップを組み合わせて順位を確定するのが主流です)
・マッチプレー
2名あるいは2組のプレーヤーが1対1で対決します。1ホールごとに勝敗が決まり、打数の少なかった人(組)が勝利です。打数の差はカウントしないので18Hの合計打数が多い組が勝つ可能性もあります。マッチ方式はプロの試合や日本アマチュア選手権(決勝ラウンド)、クラブ選手権くらいしか行っておりません。
ルール
ゴルフコンペとは、初心者も上級者も一緒にラウンドします。その際、参加者全員が公平に勝てるようにハンディをいろいろな方法で決定します。
・スクラッチ
ハンディキャップなしで順位が決定します。18Hをラウンドして少ない打数でホールアウトしたプレーヤーが上位になります。
・ペリア
18H中6Hを選び、その6Hのスコアによってハンディキャップを決める方式です。
・ダブルペリア(新ペリア)
18Hの中から、合計パー48になるように12の隠しホールを設定します。隠しホールのスコア合計を1.5倍してパー(72)を引いた数に0.8倍して算出した数字がハンディになります。(ゴルフ場が計算してくれます)
・隠しホール
ペリア・ダブルリペア方式におけるスコア抽出ホールのこと。一般的には、表彰式で発表されます。
・アンダーハンディ
参加者の力量に合わせたハンディキャップを設定し、合計スコアからハンディを引いたスコアで順位を決定する方法。スクラッチの逆になります。
・6インチプレース
ライが悪い時に、スルーザグリーン上でボールを6インチ(15.24㎝)動かしても良いルールです。ただし、ホールに近づけてはいけません。競技目的のコンペとは一線を引き、ゴルフを親しみやすくしています。
・ワンペナ・ゾーン
黄色と黒で区切られたゾーン内で次打が打ちづらい時、1打を加えて所定の位置からプレーするように定められたローカルルールです。
・ワングリップOK
グリーンにオンした時にパットが短く、パターのグリップ以内であれば、パットを打たなくても良いルールです。ただし、必ず同伴者が「OK」と声掛けしてくれた時に限ります。1打でホールアウトしたものとみなすので、必ず1打足すように注意しましょう。
・完全ホールアウト
グリーンにオンした際、ゴルフボールがワングリップ以内に寄っても、カップインするまでプレーを続行する元来の競技方式のことです。
・ベストグロス
ハンディキャップを加味しません。ゴルフの花形で、一番良いスコアでラウンドしたプレーヤーです。羨望の眼差しで見られます。
・ネット
合計スコアからハンディキャップを引いたスコアのことです。
・ドラコン賞
ドライビングコンテストの略です。指定されたホールのティーショットで、フェアウェイ内に一番飛ばした人がもらえます。男なら一度は手にしたい賞です。
ドライバーを飛ばしたいならこの打ち方が一番!ぜひ、参考にしてください。次のドラコンが期待できます。
・ニアピン賞
指定されたショートホールのグリーン上で、ピンに一番近い人がもらえます。
アイアンの方向性をよくするにはやはりレベルブローです。この打ち方を知れば、あなたは必ず1つはニアピンを取る可能性が出てくるでしょう。
※ドラコン・ニアピンのいずれかの権利がある人は、フラッグに名前を記入してグリーン上のゴルフボールの箇所に挿します。後の組がそのフラッグを越えれば、フラッグを更新してマークします。最終組の人は、フラッグを回収するのを忘れないようにしましょう。
・ブービー賞
最下位から2番目の人に与えられます。最下位のゴルファーがブービーとされる海外のコンペとは違い、日本の独自です。諸説ありますが、日本でもむかし最下位を表彰していたのですが、豪華な賞品目当てにわざと最下位になる人が出てきたため故意に狙いにくい下から2番目になったと言われています。ちなみに、最下位はブービーメーカーと言います。ブービーを作った人と言う意味です。
ブービー、ブービーメーカーにはならないように、しっかり練習をしましょう!
この記事はオススメです!とても参考になります。次にゴルフでは上位に入れるでしょう。
その他
ゴルフコンペとはいっても、一応は競い合いになりますので最低限のゴルフのペナルティーなどは覚えておきましょう。
・スルーザグリーン
各ホールのティーグラウンドやグリーン、ハザード(池や川)以外の場所のことです。こちらはスルーザグリーンのペナルティーについてまとめた記事です。参考にしてみてください。
・スルーザグリーンノータッチ
ゴルフでは、ティーショットからグリーンに乗るまでボールに触ってはいけません。ただし、救済を受けられるところなら、遠慮なく申請しましょう。
いかがでしょうか?予習を少しでもしていくことで、ゴルフのプレーもスムーズに進みます。コンペとは言ってもハンディや、ブービー賞が設けられているなど、ゴルフ初心者でも楽しめるように工夫されています。仲間とのコミュニケーションを図りながら、ゴルフを思う存分楽しみましょう。