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ゴルファボ TOP知識7番アイアン打ち方の基本と練習すべき2つのポイント

知識

7番アイアン打ち方の基本と練習すべき2つのポイント

ゴルフのスイング作りは7番アイアンが基本!

そう聞いて、スイングに気をつけて練習しているけど、なかなか方向性も安定しないし飛距離も出ない…。

そんなお悩みのゴルファーのために「スイングの基本とミート率を上げるためのおすすめ練習法」をご紹介いたします。

7番アイアンは中距離を攻めるラウンド中もっとも使用するクラブ。扱いがうまくなってくるとスコア100、スコア90といった結果が安定して出せるようになります。

7番アイアンでしっかり距離を合わせられるようになると、パーオン率がグンと上がるだけでなく、ドライバーのミスもしっかりカバーできるようになるのでゴルフがもっと楽しくなります。

中距離を攻めるときに使ったり、トラブルから脱出するときに使ったり、絶対に失敗したくないときに使ったり、多様な使い方ができる7番アイアンの上達ポイントをぜひ参考にしてみてください。

7番アイアンの基本情報

7番アイアンの平均飛距離は?

アマチュア男性の平均飛距離はキャリーで140yほど、ハードヒッターになれば150オーバー。あまり力のない方だと120ヤード程度が基本となります。

ゴルフスイングのスキル、クラブのロフト角にも影響されるのであくまで参考値と認識してください。一般的にはロフト角33~36度が標準となっています。

飛距離が出るドライバーなどはシャフトも長くロフト角度も10度前後であるのに対し、短距離・中距離を狙うものはシャフトも短めでロフト角も大きくなっています。

ゴルフクラブは、ロフトや距離、長さなどさまざま。7番アイアンはそれらの中間くらいに位置します。「初心者はまず7番アイアン」と言われるほど基本で万能なクラブです。

7番アイアンはもっとも活躍するクラブ

パー4、パー5などの第2打、パー3の第1打など、グリーンを攻めていく多くの場面で使います。

さらにバンカーやラフ、グリーンまで距離がある地点でトラブルになったときなど、さまざまな場面で使い勝手がいいのが特徴。

ある程度ヤードも稼げて、ミスが出にくく、振りやすい、さまざまなシチュエーションで便利に使えるのが7番アイアン。ドライバーよりウェッジより、まずは得意クラブとして習得しておきたいところです。

なぜ、うまく打てないの?

7番アイアンをうまく打てない理由は、多くの場合地面に置いてある球を打つから。

当てようと意識しすぎて体が前に突っ込んだり、自分でボールを上げようとして”すくい打ち”になった結果、ダフったりトップしたり左右に飛んだりします。

ある程度、地面からボールが浮いた状態であればインパクトしやすいのですが、芝の上からボールを上げなければいけないので様々なミス要因が絡んできます。

7番アイアンを思い通り打つための基本ポイントは「ハンドファーストで打つこと」。

下部で詳しく記述しますが、ハンドファーストで打てないとボールの手前にクラブヘッドが落ちてしまいやすくなるのでミスショット率が大きく上がります。

ハンドファーストが習得できるとインパクトが強くなりミスショットが出にくくなるので、7番アイアンを思い通り打つことができるでしょう。

7番アイアン|構え方の基本

7番アイアンは地面にあるボールを狙った地点に落とすことが目的なので、ある程度強いスイングの中でもしっかり体の軸・バランスを保つことが求められます。

崩れない軸を作る作業は、ほぼ構え方(アドレス)で決まるといってもいいでしょう。正しい構えはブレの少ないスイングを自動的に作ってくれます。

ドライバーなどの他のクラブに比べて比較的振りやすいとはいえ、重さも長さもあるクラブなので正しい構えを身に付けましょう。

アドレス|スタンスは肩幅が基本

両足のスタンスは「肩幅」程度が基本。重心は両足の真ん中、5:5のバランスでOKです。

初心者の多くはスタンスが広くなりすぎている傾向があります。スイングに負けないように踏ん張ろうとし過ぎると自然と広くなってしまいます。

足幅が広いと力は出るかもしれませんが、回転がしにくくなったり、左右への体重のブレが大きくなる特徴があります。

アイアンを安定させるために、肩幅もしくはそれよりも少し狭く構えてみてください。体も周りやすくなるのでコンパクトな振りができるようになるでしょう。

あわせて、背中が丸まったり、反ったりし過ぎないようにまっすぐな状態をキープしてください。

前傾角度のキープは安定したスイングにもっとも欠かせないポイント。

体幹に力を入れて下半身をしっかり踏ん張ってください。

アライメント|体の向きに注意

上記画像はドライバーですが、アイアンも同様にターゲット方向を向いて構えないようにしましょう。

特にピンが見えてくると体が自然とピンに対して向いてしまいがちです。

飛球線は体の向きと平行にありますので、体がターゲットを向いてしまうとボールが飛んでいく方向はターゲットよりも右側になります。

コースに出ると右に打ち込んでしまう…その原因の多くは体の向きにあります。ターゲットよりも少し左を向いて構えるようにしてください。

飛ばしつつ方向性を出さなければいけない7番アイアンを打つときは必ず体の向きに注意してください。

ボール位置|両足かかとの中心

基本のボール位置は両足のかかとを結んだ線の中心の少し左~1個分くらいというのを目安にしてみてください。

7番アイアンの適正なロフト角でインパクトすることができます。

しかし、「今日はダフリが多い…」という方は少し右側にセットしてみてもよいでしょう。地面を叩く前にインパクトできれば、弾道は低くなりますがミスショットは出にくくなります。

7番アイアンよりも番手が上になればなるほど球は左に、逆に下になればなるほど右に球の位置が変わってきます。まずは7番アイアンの位置を基本に設定して他の番手も調整をしてください。

ハンドファーストで構える|左太ももの前

ヘッドを合わせたときに、グリップは左足の付け根あたりを指すように構えてみてください。

このポジションで構えると自然とハンドファーストの形になりそのまま振り切りやすくなります。右手は両足のセンターにあるのが目安。

ゴルフ初心者の多くは体の真ん中で構えてしまいがち。これはNGです。

その位置で構えるとハンドレイト(クラブより手元が後ろにある形)でスイングしてしまいやすくなるので注意してください。

アドレスにはたくさんの注意ポイントがあります!初心者はまず構え方の基本をチェックしてください↓↓↓

7番アイアン|打ち方の基本

アドレスとボール位置を固めたら、打ち方の動作に移ります。打ち方のポイントは3つ。①ハンドファースト、②体重移動、③ダウンブローです。中でもダウンブローはとても大切な要素になってきますのでしっかりチェックしてみてください。

体重移動

7番アイアンでは体重移動が重要です。

スイングでは、まず真っすぐ下に体重がかかっている状態(アドレス)からスタートし、トップの位置で右足に体重がのります。そしてダウンスイングからインパクトにかけて左足に体重がのり、左足8に右足2くらいの割合でフォロースルーに至ります。

インパクトのときに弾道を上げようと意識しすぎると、右足に体重が残りあおり打ちになってしまい、スライスやダフリなどミスにつながります。

ダウンブロー|最下点はボールの後

7番アイアンはダウンブローで打つのが基本ですが、小手先で意識して打てるものではありません。

正しいグリップ、構え、腰の回転、軸のキープ、上半身の脱力などによって作られます。

単純に上から打ち込もうとしても地面を叩いてしまうだけで、ボールは上がらず前に飛ばないので注意してください。

最下点をボールの先にもっていくために、ボールの少し先を打つようにしましょう。実際のボールはぼんやり見てボール一個分くらい先を見て振ることで自然とダウンブローが強くなります。

一点、ダウンブローといっても緩やかに上から入ってきてインパクト後に最下点を迎えるイメージです。くれぐれも打ち込みには注意してください。

7番アイアンがうまくなる練習法

7番アイアンでの正確な打ち方を身につけるために基本的な練習方法をご紹介します。ご自身の動きが今、どうなっているのか、チェックしながらトライしてみてください。

小さく振ってみる

ショットがなかなか安定しない方は、7番アイアンでの体重移動やハンドファーストを確認してみましょう。

7番アイアンを構えた状態からゴルフクラブを小さく前後に振ります。まずはボールがない状態でもOKです。最初は7番アイアンを膝から膝の間で振りましょう。このときに右から左へ体重移動がしっかりできているか自分の打ち方を確かめてみてください。

次に、スイングを腰から腰まで大きくして同様に繰り返します。慣れてきたら、ボールを置いて小さな振り幅で実際に打ってみましょう。7番アイアンのフェースでとらえられているか、方向性はあっているかを確認します。

実際に球を置くとうまくいかないときは、素振りで7番アイアンの動作だけをもう一度、確かめてみてください。小さな動作で確実にとらえられるようになったら、普段と同じ大きな動きで打ちましょう。

ティーアップする方法

7番アイアンで球をしっかりとらえられているか確認しましょう。

ドライバーで打つときのように、ティーアップをして7番アイアンで打ちます。ティーアップすると、ヘッドがボールのどの位置に当たっているかが分かりやすくなります。

7番アイアンで打ったとき、ティーに大きく当たってしまうようであれば、実際の打ち方ではダフってしまう可能性が高くなります。反対に、ボールの上を叩いたときもティーアップしているため、確認がしやすくなります。

ティーにほとんど触れずに高弾道になればベスト。芝の上でティーを刺すのが効果的ですが、練習場でのティーでも問題ありません。7番アイアンのヘッドの打点をしっかりと確認してみてください。

↓↓↓アイアンの打ち方をマスターしたい方はこちらをぜひ参照してください

ドライバーからウェッジまでゴルフスイングの基本を総まとめしました↓↓↓

まとめ

7番アイアンでの打ち方はゴルフの基礎となります。

初心者の方はまずここからスイング練習を繰り返していくのがおすすめです。経験のある方も今一度、7番アイアンの基礎部分を見直して、ラウンドのスコアアップにつなげていってください。

7番アイアンの打ち方を自分のものにできれば、本番が今よりもさらに楽しくなることは間違いありません。

この記事を書いたライター

ライター

ゴルファボ編集部

ゴルフの上達法から雑学、業界最新ニュースまでをお届け。ゴルフ好きのあなたが「もっと上達する」情報を提供致します。

この記事の監修者

吉本 巧(プロゴルフコーチ)

吉本 巧(プロゴルフコーチ)

元世界ジュニアマスターズ入賞、米ミニツアー通算3勝、ベストスコア63。
ゴルフ修行のため14歳から単身渡米。11年間アメリカでジュニア選手、アマチュア選手、学生選手、ツアープロ選手、プロコーチを経験。
日米の20年の経験から「吉本理論」を構築。日本に帰国後、99ゴルフスクールを設立。「銀座ゴルフアカデミー」にて東京銀座を拠点にレッスン活動を行う。
プロ選手やアマチュア選手のスイング面のコーチングをはじめフィジカルトレーナー、プロツアーキャディー、メンタルコーチング、クラブフィッティングアドバイザーなどゴルファーを総合的にコーチング。
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