なぜ、なかなか上手くならないのか?ゴルフ雑誌やレッスン書を読んだり、ラウンドや練習場にも定期的に行ったりしているのに、なかなかスコアが良くならない…不思議ですよね。これはゴルフ特有のある特異性が関係しています。
今回の記事は、ゴルフを上達させるためにまず取り組むべき練習法をご紹介します。
練習の仕方で一気に上達します。特に初心者は見違えるようにスイングが安定し、ラウンドをするたびに自己ベストを更新し続けるでしょう!ぜひ、一読していただき、自分の殻を破って次回のラウンドにつなげてください!
目次
なぜ?ゴルフが上手くならない理由
上手くならない理由は、一度ナイスショット打ってしまうと「いいスイングができた」と勘違いしてしまうからです。そしてミスが出てもなぜミスをしたのかを確認せずに、ナイスショットを求めて次々とボールを打っていきます。
ゴルフはミスを減らして少ないスコアで回るゲームです。原因を突き止めないとコースで立ち直れるキッカケを掴むことができません。これからご紹介する内容をチェックしていただき、コースで強いゴルファーになりましょう。
そうすることでスコアも良くなり、周りからも一目置かれ注目されるでしょう。
長年上達できないゴルファーの『癖』
アマチュアの多くは、独学や上司、先輩から習っているので、基本がおろそかになってしまい、なかなか上手くならない状態です。まずはクセを知り、自分がやっていないかを確認してみてください。もし心当たりがあれば、基本チェックをしてみましょう!
アウトサイドインの軌道
ゴルフが上手くならないアマチュアの典型的なスイングの軌道です。バックスイングの捻転不足や手打ち、体重移動不足などで起こります。
アウトサイドインからクラブが降りてくると、スライスはもちろんのこと、スライスを嫌がって手首を返すとフックやチーピンになってしまいます。この軌道を直さない限り、いつまでもティーショットで悩み続け、思い切りドライバーを振ることができないでしょう。
スライスはこうして直します。劇的にあなたのスイングが変わります。
左肘の引け
これも、上手くならないアマチュアゴルファーに良くあるクセのひとつです。インパクトで体が突っ込んでフェース面を合わせにいくので、フォロースルーが取れません。そして、無理にフォローを取りにいくため左肘が引けてしまいます。
そうなると飛距離も出ませんし、芯にも当たらないので打点が安定せず、ミスの確率が上がります。思い通りのボールが打てないので、コースマネジメントができずスコアを作ることができません。
すくい打ち
上手くならないゴルファーは、ボールを上げようとしてクラブをカチ上げてしまいます。ドライバーではティーアップしているので、当たれば飛んでいきますが、アイアンやアプローチでは、ダフったり、トップしたりしてゴルフになりません。
ドライバーは当たるのに、アイアンになるとまるっきりダメというゴルファーはすくい打ちが原因です。
練習に取り組む前に…基本をチェック!
ゴルフの特徴的な動きとして、顔が下を向いてクラブを横に振り、ボールを飛ばします。この動きは他のスポーツではありません。
そのため、グリップとアドレス、振るリズムが重要で、これがゴルフの基本になります。それを疎かにすると上手くならないし、どんな効果的な練習をしても身につきませんので、ぜひチェックしてください!
グリップ
グリップは唯一カラダと接するところです。「ゴルフのミスはグリップが原因」というほど、グリップが間違った握り方をしているとスイングは良くてもインパクトで滑ってしまって、球が曲がってしまったり、飛距離が出にくくなったりします。
ジャック・ニクラウス、タイガー・ウッズ、松山英樹、石川遼など名だたるゴルファーはみなインターロッキングで握っています。右手首に制限がかかるので右手に力が入らず、左腕主導でスイングすることができます。
グリップの力みを取ることがナイスショットを打つためには必要になります。ゴルフ初心者の方からベテランの方まで、改めて自分のグリップについて再確認してみてください。上手くならない原因が見つかります!
ゴルフグリップの基本的な握り方をまとめました。上手くならいとと悩んでいる方は、ぜひチェックしてみてください!
アドレス
ゴルフでは、アドレスの向きでボールの飛ぶ方向性が決まってきます。上手くならないアマチュアは、ターゲット方向を見ながらアドレスを合わせます。左側に池があると、心理的に左に行かないように反応して身体は自然と右に右にとアドレスを取ってしまいます。
ナイスショットを打ったとしても右にプッシュしたようになり、結果、OBかトラブルになってスコアを落としてしまいます。アドレスを取るときは、クラブヘッドのフェースを合わせてからアドレスを構えます。
ティーグラウンドでの構え方のレッスン動画です。プロのティーアップの仕方が分かります。
リズム
ゴルフには、3つのリズムがあります。
・歩くテンポ
・ルーティーンワーク
・スイングリズム
この3つを意識することで、あなたのゴルフの流れが良くなります。ゴルフがあまり上手くならない人は、リズムが悪いのでその流れに乗ってしまい、必然的にミスをおかしています。
ゴルフは歩くスポーツですので、テンポや歩幅が狂ってしまうだけでもリズムが崩れてきます。カートから降りてからボールのところに行く短い間でも、同じテンポで歩いてみることを意識するだけでも、ルーティーンやスイングリズムも良くなってくるでしょう。
上達するために取り組むべき練習法4選
ゴルフコースは、平坦な場所がほとんどありません。ゴルフ練習場でいくら真っ直ぐに打てても傾斜地からだとボールは曲がってしまうのでそれを計算しながら打たなくていけません。
フォームやショットのうまさを目指しているのならそれでいいのですが、ゴルフは打数を競うゲームです。ライ(ボールのある場所)の状況に合わせて打てないと、これからも上手くならないでしょう。いろんなライから打てるようになるための練習法をご紹介します。
ボールをわざと曲げる
真っ直ぐ飛ばすだけが練習ではありません。わざと球を曲げることで、林の中のトラブルやスタイミーな場所から脱出すること可能性が上がります。起死回生のミラクルショットが出るかもしれません。
わざと曲げることで、ドローやフェードなどのコツをつかめるキッカケになるので、上達が早くなります。
距離感を出す
ゴルフが上手くならない人は距離感がありません。ラウンドでは、10ヤード刻みで打ち分けることで、バンカーや池を避けたり、2段、3段グリーンのピンと同じ段に打てたりできるようになります。
練習場にはヤード表示板があると思います。その表示板を狙って打つことで、距離感覚がつかめてきます。1階打席や2階、3階など打席を変えたりすると高低差の感覚も分かり、さらに効果的な練習になります。
傾斜
出典:Amazon
コースで一番厄介なのが傾斜地です。ターゲットに真っ直ぐ構えても曲がってしまいます。自然の摂理なので仕方ないことです。打ちっ放しでは傾斜マットを使ったり、ボールを片方の足で踏んだりして仮想の傾斜を作ってみてください。
打つコツとして、グリップを短く持って目一杯クラブを振らないことです。曲がり幅が小さくなるのでボールをコントロールしやすくなります。
フルスイングで振る
ゴルフの醍醐味は飛ばすことです。飛距離が出ないと面白くありません。コースでは、どうしても飛ばしたいホールが出てきます。
その時のために自分のフルスイングがどれくらいの飛距離が出るのか?どれくらい振れるのかを把握する必要があります。ヘッドスピードと距離を知ることで、冒険して攻めたり、守ったりするマネジメントができるようになります。
最後に…道具を見直してみる
上手くならない原因のひとつに、合わないクラブを使っている場合があります。いくら良いスイングをしていても、ゴルフクラブが軽過ぎたり、重すぎたりするとタイミングやリズムが合わなくなります。
自分に合っているかどうかは、ゴルフショップでクラブフィッティングをすると細く計測してくれるので、どういうタイプが合っていのかがすぐにわかります。科学的にデータを活用するのもいいでしょう!
クラブフィッティングについてまとめました!購入の時にとても役に立ちます。参考にどうぞ!
ゴルフが上手くならない原因は、基本をおろそかにしているからではないでしょうか。繰り返しになりますが、グリップ、アドレス、リズムをチェックすることを繰り返しチェックし続けることで上達していきます。長年ゴルフをやっていても上達していないのなら、確認してみましょう。
また、練習方法を変えることで、本番に強いショットが打てるようなるので、スコアを崩さずにプレーすることができます。ぜひ、ご紹介した4つの練習方法を試してみてください!