テイクバックからトップ位置を決めた後、どこを意識してダウンスイングを始めればよいのでしょうか。
肩から?腰から?ゴルファーによって、いろいろなポイントからスタートしているかと思います。しかし、なかなかショットが安定しなかったり、いまいちダウンスイングがしにくい、そう感じているなら…始動のポイントがズレているのかもしれません。
今回は、馬場ゆかりプロがおすすめするダウンスイングを始動するときのポイントをご紹介します。強く正確にボールをインパクトするためにぜひ参考にしてみください。
ダウンスイングの始動で意識すべきポイント
体重移動どこから始めるべき?
始動のポイントはいろいろ言われていますが、馬場プロはダウンスイングの時、下から上へ伝えていくイメージをもってスイングしているそうです。
下半身を先に動かして、上半身に伝えていきます。足を踏ん張り、腰を動かして、肩を動かすことで下半身で生まれた強い力を効率的に上半身に伝えることができます。下半身を踏ん張って、それに張られるように上半身を動かすことでスムーズにスイング出来るようになります。
反対に、肩から始動してしまうと下半身が遅れて始動してしまうので、上体が突っ込んでしまいやすくなります。特に男性は上半身の力が強いので、上体を使ってダウンスイングをスタートする傾向が強くなりがちです。
ダウンスイングのタイミング
ショットを安定させるポイントの一つがタイミングです。プロゴルファー含め上級者はみなスイングがスムーズですが、それは自分なりのタイミングを持って振っているからです。
ラウンド中、いきなりショットが安定しなくなったりする原因の多くは、タイミングの問題です。
上手く打ちたい気持ちや、後続組のプレッシャーなどで、自分でも気付かないうちにスイングリズムが早くなってしまいタイミングがズレてミスが続いてしまいます。
そんな時は一度深呼吸をして気持ちをリセットしましょう。馬場プロは1.2.3のタイミングで振っているそうです。
構えたところを1。トップ位置を2。そして3で振っていくイメージです。数字間の長さは人それぞれでOKです。あなたが1.2.3と数える中でもっとも気分よく振れるタイミングを見つけてください。
👇スイングリズムを身につけるための練習法をご紹介します。
今すぐ実践!ショットの精度を上げる方法
プロゴルファーなどを見ていると、トップ位置でまったく間を取らずにダウンスイングをしている人もいます。
トップで必ず止まる必要はありませんが、バックスイングの際中にダウンスイングをスタートするのは絶対にNGです。タイミングがズレるだけでなく、打ち急ぎやスイング全体も小さくなるので、精度・飛距離ともに低下します。
ショットが安定しないゴルファーの多くは、トップをしっかりと作る前にダウンスイングをし始めている傾向があります。そんな方には、トップの位置で「1」と数字を数えてからダウンスイングすることをおすすめします。
数字を数えることで強制的にトップの間を作ることが出来るので、下半身主導のスイングもしやすくなります。この練習はイメージトレーニングで行っても効果がありますので、自宅でもシャドーを行いながらトップの位置からの切り返しを練習してみてください。
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ダウンスイングを始める時は、下半身主導がおすすめです。
腰を動かしてから肩を動かすことで、上体の突っ込みを抑えることができ、強いスイングができるようになります。また、タイミングも非常に重要なので、1.2.3のリズムでスムーズに振るように心がけてください。
トップの間がないゴルファーはトップ位置で「1」と数えることで、ショットが安定するようになるでしょう。ぜひ参考にしてみてください。