ユーティリティをクリーンにヒットさせるには、ダウンスイングでのクラブヘッドの軌道が重要になります。
例えば、アイアンの場合であれば、クラブが短いので多少クラブのヘッドが荒れていてもナイスショットにできます。しかし、ユーティリティから上の番手、フェアウェイウッドやドライバーのダウンスイングでヘッドの軌道が荒れてしまうと、クリーンヒット率が急激に下がってしまいます。
ユーティリティのミート率が上がると、パー5のセカンドショットや距離のあるパー3でも果敢に攻めていくことができます。今回は、ユーティリティのミート率を上げるためのインパクトの作り方のドリルをご紹介します。
このドリルを実践することで、今まで持ち続けいた「ユーティリティの苦手意識」を払拭することができるでしょう!
↓↓↓ユーティリティの基礎についてはこちらで解説いたします
UTをクリーンにヒットする方法
実践!クリーンヒットするインパクト習得ドリル
ユーティリティをクリーンにヒットするドリルをご紹介していきます。
①クラブを持って両腕を肩幅ほど開き、指でクラブを挟んで、アドレスを取ってください(アドレスを構えた状態では、シャフトは飛球線と平行になります)。画像のように構えたら、バックスイングをしてください。
②トップからダウンスイングでクラブを降ろしてくる時は、打つ本人から見て時計回りに回転させながら、ダウンスイングを行います。
悪い例
悪い例として、反時計回りにシャフトが移動しないようにしてください。
理想的なインパクトとは!?
インパクトでは、シャフトの角度はアドレス時のように飛球線と平行にはならず、少しシャフトが傾いた状態で、インパクトを迎えるというのが理想的な形になります。インパクト時のシャフトの角度の目安としては、「30度くらい」の傾きがベストです。
注意点として、シャフトの角度が大きすぎると右肩が下がり過ぎてしまい、ダフリの原因になってしまいます。30度を目安にあまり傾けないように気をつけましょう。
クラブヘッドの芯で捉えて飛距離をアップするには、下半身の動きがとても大切です。+20ヤードが期待できます!
ナイスショットのコツ
上半身を傾けてインパクトを迎えると、どうしてもヘッドが開いてきます。開いた状態を相殺してくれるのが「手首の捻れ」です。グリップを捻りフェースローテーションを入れるとフェース面を真っ直ぐにすることができます。フェース面がスクエアになると、クリーンにボールが打てるのでナイスショットの確率が高くなります。
注意点として、しっかりとダウンスイングで時計回りに回転させてから手首を捻ってください。反時計回りでフェースローテーションを入れてしまうと、引っ掛けにしかなりませんので、気をつけましょう。
腕を捻るのは手首を返すことではありません。捻る動きができることで、長いクラブの“降り遅れ”が解消できます!
ユーティリティのミート率を上げるインパクトの作り方をお伝えしてきました。
・ダウンスイングを降ろしてくる時のイメージは、時計回りに回転させる
・インパクト時のシャフトの角度は30度くらい傾ける
・フェースローテーションを入れてフェース面をスクエアにする
この3つを意識するだけで、ミート率が抜群に上がります。このドリルは、ご自宅でもできますので、ぜひ試してみてください。