グリーン周りで行ったり来たりすると、途端にスコアはかさんでいってしまいますよね。アプローチはしっかり寄せて1パットで決める、というのがやっぱり理想です。
短い距離の打ち分けをするためにはウェッジ選びが重要になってきます。自分に合ったウェッジを使うことで、狙ったところに落とせるようになりスコアが無駄に増えていくのを防ぐことできます。
今回はウェッジの選び方とおすすめのモデルについてご紹介します。いろいろな種類があって選ぶのに悩ましいクラブです。自分に合ったタイプを見つけるためにぜひ参考にしてみてください。
目次
ウェッジとは?
アイアンよりも短いクラブで主に100ヤード以下の距離を打ち分けるために使うものです。ピッチングウェッジ(PW)のフルショットよりも短い距離を狙うときなど、グリーン周りから使うことが多く、バンカーショットにも利用します。
数ヤード単位での細かい打球が打てて、スコアアップの鍵を握っているクラブです。最近ではアイアンセットが5番~PWになっていることが多く、単品で自分に合ったものを数本、追加で入れていくというのが基本的なセッティング方法になっています。
ロフト角について
ウェッジは短い距離を打っていくもので、アイアンよりもロフト角が大きくなっています。
サンドウエッジ(SW)は通常、すべての中でもっともロフト角が大きく、バンカーに入ってしまったときには絶対に必要なものです。そのSWとPWの間の飛距離差を埋めるためにもう1本か2本、ウェッジを追加するのが一般的なセッティングになります。
まずは中間のロフトを持ったアプローチウェッジ(AW)を追加するようにしましょう。
バウンス角
ソールを横から見たときに、下に出っ張っている傾斜部分がバウンスと呼ばれるものです。この角度をバウンス角といいます。SWは大きなバウンス角がついていてバンカーからボールを出しやすくなっています。ダフリが出にくくなるものメリットです。
ただ、バウンス角が大きいものはソールが先に地面に当たってトップの原因となるので注意が必要です。逆にバウンス角が小さいものは芝が薄いところや固い地面からでもボールを打ちやすくなっています。
呼び方について
最近はウェッジの特徴や機能のバリエーションがとても多くなってきました。そのためひとくくりで呼ぶことが難しくなり、AWやSWといった言い方があまりされなくなってきました。単品で販売されているものも「名前」ではなく、「50度」「54度」などロフト角で呼ばれるようになっています。
選び方のポイント
ヘッドの形
ドライバーなどと同じく、とにかく打ちやすいものが欲しい場合はヘッドが大きなものを選ぶのがおすすめです。スイングしたときにヘッドがブレることなく、ミスを減らしてくれます。
ソールの見方
また、ソールの形にも注目です。ソールが大きいとダフリを防いでくれるので初心者にも安心です。バンカーからボールを出しやすいというメリットもあります。バウンス角が大きいものはバンカーからも打ちやすいので苦手な人にはおすすめです。
出典:amazon
ソールが多面形に削られているモデルがありますが、こちらはプロや上級者が使うものです。球の高さを打ち分けたりスピンをかけたりするときに、フェースを開いて使いやすく振り抜きもよくなります。多面ソールのウェッジはクラブを自在に操って狙い通りの弾道を打ちたい方におすすめです。
ロフト角
まずは自分が使っているPWのロフトを調べてみましょう。角度の間隔は4度から6度にしておくと距離の打ちわけがしやすいので便利です。
たとえばPWが44度の場合、50度と56度にするとちょうどいい間隔になります。最初に追加するのはこの2本の組み合わせをおすすめします。
高いボールを打つために60度程度に設定されているものがあります。ただ、使いこなすには一定の技術が必要で、ボールの下をくぐるミスも出やすいので最初のうちは控えておく方が無難です。
ゴルフでは狙った距離にボールを落とすことが上達やスコアメイクの鍵になります。特にウェッジの場合は数ヤード単位で狙っていく必要があります。うまく打ち分けをしていくためにも、角度の間隔がなるべく均等になるように選ぶのがポイントです。
重さ
ゴルフではシャフトの長さが短くなるごとに、重量が重くなっていくのがベターです。ウェッジはアイアンよりも少し重いものを選ぶようにします。振り抜きやすさを求める場合はその中でも少し軽め、安定感があるといいという場合はちょっと重めをチョイスします。
セットと同モデル
メーカーやモデルによってはアイアンと同じシリーズのウェッジが販売されていることがありあます。同じセットでそろえると振ったときのフィーリングや重さの間隔もより統一されるというメリットがあります。こうしたものもぜひ検討してみてください。
↓フェアウェイウッドはどう選ぶ?あなたにふさわしいFWのタイプを徹底解説、ぜひ参考にしてみてください。
おすすめウェッジベスト5
ゼクシオナイン アイアン MP900
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大人気のブランド、ゼクシオの誇るウェッジです。普段と同じように振るだけやさしく狙える作りになっている、というのが特徴。スイートエリアが広く、ミスに強いためより安定したショットが打てます。同シリーズのアイアンを使っているゴルファーには特におすすめです。
クリーブランド RTX-3 キャビティバック
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大きめヘッドでビギナーでも安心して打つことができるモデルです。フェースの後方部分がくりぬかれている「キャビティ」タイプで、芯を外してもヘッドのブレが少ないお助け性能も備えています。打点のミスが多い初心者にもおすすめです。
レザックス ビッグバウンス AGC
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大きなバウンスが最大の特徴のウェッジで、特にバンカーが苦手なゴルファーのお助けクラブとしておすすめです。価格も比較的、抑えてあってコストパフォーマンスもよく人気のシリーズになっています。幅広いゴルファーに使ってもらえる1本です。
ブリヂストン ツアーB XW-1 ウェッジ
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アスリート系ゴルファーに好まれるオーソドックスなティアドロップ系のウェッジ。操作性が高く、肉厚なヘッドのおかげで打感も良好な作りになっています。同シリーズの愛好者のほか、中級者以上にはとても扱いやすくおすすめ。打ち手の実力をしっかり発揮してくれるモデルです。
キャロウェイ マックダディ 4 BLK
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フェース面の加工をより細密にしたことでスピン性能を追求した軟鉄鋳造ウェッジ。ボールが上がりやすく、打感もやわらかいのが特徴です。マットブラックでゴルフバッグの中でも存在感を放つデザインになっています。
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↓ゴルフでいろいろなクラブを使うための基本となるのが7番アイアンです。その使い方とスイングのポイントをお伝えしますのでぜひチェックしてみてください。
今回はゴルフ初心者の方に向けてウェッジの選び方とおすすめの5本をご紹介しました。アプローチはビギナーが上達していくときの一つのポイントです。寄せられる確率が上がっていくとスコアもぐんぐん伸びていきます。そのために、記事の中で解説したコツも踏まえて、自分にふさわしいウェッジを選んでみてください。