2020年の東京オリンピック、楽しみですよね。地元を舞台にメダルラッシュ!期待は高まります。
前回のリオ大会でかなわなかった、競技でのメダル獲得を目指して選手たちをサポートしているのが日本ゴルフ協会です。
名前だけを聞くと遠い存在に聞こえるかもしれませんが、実は日本ゴルフ協会はこうした活動に加えて、私たちにとって身近なルールやハンデの運用などにも深くかかわっています。
今回は日本ゴルフ協会の役割と、私たちに密接な普段の活動について紹介します。新たな発見もあると思いますのでぜひ参考にしてみてください。
目次
日本ゴルフ協会とは?
アマチュアを広く統括している組織です。
正式名称は公益財団法人日本ゴルフ協会、略称はJGA(JAPAN GOLF ASSOCIATION)。世界共通のルールとエチケット、マナーを広めていく役割をするなど全体の総元締め的な役割を果たしています。
幅広く活動をしていますが、主に5つをメインにしています。
規則の決定
アマチュアは競技に出て上位に入ったとしても、賞金をもらうことはできません。こうした決まりを作っているのも日本ゴルフ協会です。
プロとの違い
アマチュアプレーヤーは基本的に日本ゴルフ協会の決まりによって、収入を得ることを目的としない前提でプレーをしています。これに対してプロは収入を目的としてプレーをするため、双方の規定は大きく異なっています。
プロは別の組織が決めた規則を守ってプレーをしている一方、アマチュアの場合は日本ゴルフ協会が定めたものを守っていくことになります。
規則では、プロでない限り競技で賞金をもらってはいけないことが定められています。またもらえる賞品も75000円まで、という明確な決まりがあります。
ティーチングプロのように技術を指導してお金をもらうことも基本的にはできないとされています。
お金をもらうことを目的とするのではなく、純粋にプレーで挑戦することと競技が持つ本来の楽しみを味わう、そのためにこうした規定が設けられています。
ルールの普及
守らなくてはいけない規定を広めることも日本ゴルフ協会の役割の一つです。
インターネット上でも公開されていて、オンラインでエチケットから決まりごとまですべてが見られるようになっています。
2019年の大幅改定
2019年からはルールが大きく変わります。
距離計を使ってもOKになったり、2打罰でバンカーの外にドロップできるようになったりと、やさしい内容に変わります。日本ゴルフ協会ではプレーヤーがわかりやすい新しい規則集の販売もしています。また現状の規定についてはすべてHP上でも公開されています。
↓↓↓2019年から変更となる部分について解説します。私たちにとってやさしい改正ですので、ぜひチェックしてみてください。
トーナメントの開催
日本ゴルフ協会では数々のトーナメントを主催しています。
各年代のジュニアや大学生、シニアなどのカテゴリで選手権を開催。アマチュア大会の最高峰であるオープン選手権も行っています。また全選手のトップを決めるによる男女のナショナルオープンも開催しています。
日本ゴルフ協会が管轄している大会は、プロが参加している一般的なトーナメントと違って、広く参加できる門戸が開かれているものが特徴です。もちろん予選など厳しい道のりを通過しなくてはいけませんが、多くの人が出場できる可能性があります。
ハンディキャップの決定
日本ゴルフ協会が制度を管理しています。
ハンディキャップとは実力証明書のようなもので、イメージは柔道や剣道の○○段、などと同じ。数字を調整することで実力差があっても公平に競い合えるよう、設けられているものです。日本ゴルフ協会がオフィシャルな数値を決めるための管理や運営をしています。
オフィシャル取得の流れ
日本ゴルフ協会の会員登録をして、年会費(2592円)を払います。そのうえでWEBなどからスコアを登録すると証明書が発行されます。以前は資格制限や多くのスコアカード提出の必要がありましが、今は簡単に手続きができるようになりました。
↓↓↓ハンディキャップとは何かを解説しています。さらに詳しい内容に興味がある方はぜひ確認してみてください!
ナショナルチームの育成
出典:GDO
サッカーで言うと「代表チーム」にあたるナショナルチームの育成も日本ゴルフ協会が手がけています。
2020年には東京オリンピックが開催されます。前回のリオデジャネイロオリンピックでは健闘したものの、メダルには届きませんでした。地元開催でのメダル獲得に向けて、一層力を入れています。
3年ほど前からは海外の指導者を招いて、新しい「選手強化プログラム」への取り組みが始まりました。有望なジュニアの発掘や育成、ナショナルチームの強化、ルーキープロのサポートなど選手全体のレベルアップのために幅広い活動をしています。
将来的には、世界を舞台にしてたくさんの選手たちが活躍していくことも目的です。まずは地元・東京でのオリンピック。強化のための活動が大舞台でどのように花開くのか。選手たちの成長と奮闘が楽しみでなりません。
スイングの基本を徹底解説!ドライバーからアイアン、ウェッジまでクラブの使い方をとことん紹介していますのでぜひ参考にしてみてください!
今回は日本ゴルフ協会の役割と主な活動について紹介しました。あまり自分達とは関係がなさそうな感じもしますが、実は私たちが普段から親しんでいるプレーの規則やよく聞く大会にも深くかかわっています。特にルールはラウンドする上でも欠かせないポイントです。気になったことはHPなどでチェックしてみてください。