あなたは自分がスイングしたときのヘッドスピード(HS)を知っていますか?
どれくらいの速さでゴルフクラブを振ることができるのか。
ゴルフにおいてヘッドスピードは飛距離と密接な関係があり、正確な数字が計測できると自分がどれくらい飛ばせるか番手ごとのヤードの目安がわかります。
番手ごとのヤード数を把握することは、グリーンを正確に狙うために欠かせないポイント。スコア100などを達成するためには欠かせない要素となります。
そこで今回は、おすすめのヘッドスピード計測器とを正しい使い方をご紹介します。
打ちっぱなしなどで使用すると、自分のスイングの正確な数値をかんたんに測れます。ゴルフの練習がもっと楽しくなるので、ぜひ使ってみてください。
目次
ヘッドスピード計測器とは
ヘッドスピード(HS)計測器とは、クラブを振ったときのスピードを測る機械です。
スイング後方に置くだけで自動的に計測してくれる機能があり、m/sと表記されます。
一般的な男性ゴルファーで38~43m/s、女性ゴルファーは33m/s前後。男性プロゴルファーであれば50 m/s前後。
飛距離はヘッドスピード×ミート率で計算されるので、HSが上がれば上がるほど計算上は飛距離が伸びるということになります。おおよその算出方法は次の章でご紹介します。
一般的な計測器であれば値段はおおよそ、7千円~1万5千円前後。ヘッドスピードだけではなく、ボール初速、飛距離、ミート率などを計る機能も付いています。
打った番手を記録しておくことで情報が蓄積されて、そのクラブを使うとどのくらい飛ばせるのかが分かるようになっています。
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計測器の使い方
ゴルフのヘッドスピード計測器は、スイングをするときに自分の後方1メートルほどのところに置くだけで測定できるようになっています。
打ちっぱなし、ゴルフ場を問わずどこでも使えます。素振りのときの測定にも対応しています。
モデルによってはパターの距離が計ることができたり、アウトサイドインなどゴルフクラブの軌道がわかるものもあります。
さらにスマホやタブレット、PCと連動してデータが蓄積できるタイプもあり。自分の傾向を詳しく分析するためには外部と接続できる環境があるものを選ぶのがベターです。
ヘッドスピードと飛距離の関係【早見表】
ゴルフではHSと飛距離は比例しています。
計算式にすると、「HS × 5.5」=「ヤード数」になります。たとえば40m/sだった場合は、5.5をかけて220Yがその人の目安です。HSが上がればヤード数も上がるのが一般的です。
逆算も可能です。たとえば250Y飛ばしたいと思っている場合、必要なのは「250÷5.5」でおよそ45.4。だいたい「45m/s」が必要だということになります。
ちなみにアマチュアゴルファーの男性の場合は平均で33~43m/s程度、ドライバーだと200Yほどが平均になっています。
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ヘッドスピード計測器の選び方3ポイント
機能
どんな数値が測定できるのかチェックしましょう。HSだけでなく、ボール初速やスイング軌道などモデルによってさまざまな機能があります。
自分が測定したいものが何かを考えてから選ぶようにしましょう。スマホのアプリと連動してデータが確認できたり、シャフトの軌道を解析できるものもあります。
持ち運びに便利か
ゴルフ練習場やコースなどで使うので基本的に持ち歩くものです。あまり大きいものや重いものは使いづらくなります。できるだけコンパクト、軽量のものを選んでおくと便利です。
値段
各メーカーのモデルごとに値段に違いがあります。ざっくりいうと、搭載している機能が多くなると値段も上がる傾向になっています。
およそ7千円~1万5千円の価格帯が一般的といえます。
自分の使いたいのが何かをはっきりさせたうえで、予算と相談してコストパフォーマンスの高いものを選びましょう。
おすすめヘッドスピード計測器5選
ユピテル GOLF GST-7 BLE
出典:Amazon
ユピテル「GOLF GST-7 BLE」はもっともメジャーなゴルフのヘッドスピード計測器。HS、ボール初速、飛距離、ミート率、が一つの画面に表示されます。
使い方は超簡単。電源をONにしてワンクラブ分離して後方におくだけ。あとはスイングすれば自動的に数値を表示してくれます。
Bluetooth対応のスマホやタブレットと連携することで、数字の確認が可能。履歴を遡って各番手の飛距離やミート率のバラつき等のデータを視覚的に確認することができます。
パターを使ったときの球のスピードがわかるのも便利。別売りの腕時計型端末を使うと、手元で数字を見たり、番手を変更することもできます。
メーカー | ユピテル |
製品名 | GST-7 BLE |
使用可能時間 | 10時間 |
本体サイズ | 124mm(D)×60mm(W)×18mm(H) |
重量 | 310g |
材質 | プラスチック |
ヘッドスピード計測範囲 | 10.0~99.9m/s |
ボールスピード計測範囲 | 15.0~99.9m/s(パター使用時:0.5~15.0m/s) |
ミート率計測範囲 | 0.10~1.80 |
定価 | 16,500円 |
RAPSODO MLM
出典:Amazon
MLM(Mobile Launch Monitor:モバイルロンチーモニターの略)は、レーダーでボールを追尾しiPhone/iPadの高性能カメラでデータ解析する世界トップレベルのハイテクノロジーな弾道測定器です。
アプリをダウンロードして、本体の電源スイッチをON。アプリ内で「練習」のメニューを開けば完了。あとは自動的にボールを追尾して数値を計測してくれます。
飛距離、ボール初速、クラブスピード、打出し角度、打出し方向等のデータに加えて、ボールの軌跡も正確に確認することができます。
また、プレーヤーの全体像も同時に撮影されるので自分のスイングとショットデータを同時に見ながら練習することができます。
GPS機能も付いており、打ちっ放しやゴルフコースで打ったショットの着地点を記録として残せます。練習後、ラウンド後に 記録した全ショットを見返すことも出来るので予習復習にとても役立ちます。
メーカー | RAPSODO |
製品名 | モバイルトレーサーMLM |
使用可能時間 | |
本体サイズ | 18.6 x 14.3 x 6 cm |
重量 | 480 g |
材質 | プラスチック |
対応デバイス | ■iPhone iPhone 11 Pro/11 Pro Max iPhone 11 iPhone XS/XS Max iPhone X/XR iPhone 8/8 Plus |
■iPad iPad Air-2019年 iPad Air(第3世代) iPad Mini-2019年 iPad mini(第5世代) iPad2019年-iPad(第7世代) iPadPro2018年-iPadPro12.9インチ(第3世代) iPadPro2018年-11インチ(第1世代) | |
定価 | 69,850円 |
ATLAS nobmaru Senso
出典:Amazon
本体センサーとスマホを連携させることで、スイング軌道、フェース軌跡もチェックすることができます。
本体をクラブに装着して振るだけで、ヘッドスピードはもちろん、どんな軌道でスイングしているのか、フェースはどの角度でインパクトしたのか確認することができます。
数値だけでなく視覚的にも自分のフォームを確認することができるので、スイング改善やフォーム修正にも役立ちます。
メーカー | ユピテル |
製品名 | nobmaru Sensor |
使用可能時間 | 約3日間(満充電より1日1時間の使用の場合) |
本体サイズ | 61(H)×23(W)×20(D)m |
重量 | 約22g |
材質 | プラスチック |
定価 | 13,200円 |
▶ゴルフの練習器具おすすめBESTをご紹介します!ぜひ練習効率のアップに使ってみてください↓
スカイトラック
出典:Amazon
スカイトラックは、レッスンスタジオやフィッティングスタジオにも設置されている、最先端の技術で開発されたゴルフ用弾道測定器です。
トータル飛距離 ・キャリー飛距離 ・ボールスピード ・ヘッドスピード ・打出角度 ・打出方向 ・バックスピン ・サイドスピン ・スピン軸 ・最高到達地点 ・中心ブレ、など11種類もの数値を測ることができます。
フィッティングや試打サービスを展開するショップはもちろん、もっと具体的な数値を追い求めたいゴルファーにおすすめです。
シミュレーションゴルフも搭載しているので、データに基づいた練習だけでなくラウンドを楽しむこともできます。
メーカー | スカイトラック |
製品名 | スカイトラック |
使用可能時間 | AC電源または内蔵バッテリー(5時間) |
本体サイズ | 21 x 21 x 8.3 cm |
重量 | 725g |
計測範囲 | トータル飛距離 ・キャリー飛距離 ・ボールスピード ・ヘッドスピード ・打出角度 ・打出方向 ・バックスピン ・サイドスピン ・スピン軸 ・最高到達地点 ・中心ブレ |
対応OC | Windows/iOS |
ボールスピード | 1~200MPH |
打ち出し角度 | 0~55度 |
サイドアングル | 0~20度 |
サイドスピン | 0~4000 RPM |
バックスピン | 0~12000 RPM |
定価 | 255,000円 |
EPSON スイング練習機 MT500G2
出典:Amazon
重さは15グラムと軽量、コンパクトサイズで上着のポケットにも入れられるほどの大きさが便利です。
スマホと連動させることですぐにスイングを解析してくれるのが特徴。400万を超えるスイングデータをもとにあなたのスイングを解析してくれます。
練習場でもリビングでもコースでもあらゆる場所で解析が可能です。
*現在販売中止
数値が出やすい場所がある?
ゴルフショップでHSを計ると高めに出やすい、ということが言われています。
これはショップで試打したときに少し高い数字が出るとクラブを買ってもらいやすくなるという理由からです。
試打したときに「スイングが速くて飛びますね」と言われれば、購入したくなりますよね。
ヘッドスピード計測器もタイプによって多少、高く出やすいなどの傾向はあるようです。そうした違いがあることは知ったうえで参考にしていきましょう。
ゴルフのヘッドスピード計測器は自分のスイングを分析して改善するためにとても役立つアイテムです。
どれくらい飛ばせるのか、速度がどの程度なのか、数字がわかると練習がもっと楽しくなって上達効率も大きくアップするでしょう。
今よりももっと飛距離を出したいという方、正確なショットを打っていきたいというゴルファーにもぜひおすすめです。興味を持った方はぜひ試してみてください。