「明日は寒いって予報だけど、どんな格好でゴルフ行くべき?」
「この前ゴルフ行ったら12月なのに想像以上に暑かった…」
寒暖差もある冬のゴルフでは、どんな格好をしたらいいのか分からず、迷ってしまうことも多いですよね。
そんなゴルファーのために今回は、冬ゴルフで役立つ服装やアイテム、気温別のコーディネートをまとめました。
冬ゴルフの服装ポイントは基本「防寒」ですが、動きやすさ、熱の逃げにくさ、温度調節のしやすさ、この3つも重要なポイントです。
スイングしやすく、寒さを防いで、蒸れることなくプレーできれば寒い日でも快適にゴルフを楽しめるでしょう。
服装一つでその日のゴルフが快適か否か、スコアを出せるか否かに大きく影響しますので、ぜひ冬ゴルフの服装の選び方をチェックしてみてください。
目次
冬ゴルフの服装4つの掟
熱を逃さない素材を選ぶ
冬場の寒いゴルフ場は、街中では体験できないほど冷たい北風が吹き付けます。
ヒートテック機能がついたインナーや、風をシャットダウンするウインドブレーカー、羽毛が入ったダウンジャケットなどとにかく熱を逃さない素材・アイテムを選びましょう。
ゴルフでは自分が打ってから、次に打つまでに待ち時間が多くある場合もあります。待ち時間が多いと体もすぐに冷めてしまいますので、保温性の高いアイテムがおすすめです。
インナーは裏起毛になっているもの。セーターはアンゴラやカシミヤ。アウターはダウン・フェザーが含まれているものがおすすめなので、商品タグをチェックしてみましょう。
サイズで暖かさは変わる
近年、ゴルフウェアでもオーバーサイズの服装が流行していますが、大きめのサイズは服と体の隙間に空気(冷気)が入り込み体の熱を奪ってしまいます。
必ず自分の体にあったサイズを選びましょう。同じ服装でも体感温度がまったく変わってきます。
動きやすさを重視しつつも、服と体の間に冷気が入り込まない着こなしをすれば、体温の低下を防いで一日中快適にプレーできるでしょう。
動きやすいものを選ぼう
ゴルフでは「防寒」+「動きやすさ」が求められます。
動きやすさ=ストレッチ性といっても良いでしょう。ポリウレタンなどの伸縮性のある素材が数%混合されたアイテムは、よく伸び縮みするのでゴルフスイングの邪魔になりにくいです。
ラウンド中にストレスになる服装は、デニムのようにまったく伸びない素材。そしてそれらの服を着込んでしまうことです。
そのため、防寒はしつつ、スイングの邪魔にならない動きやすいものを選びましょう。
温度調節しやすいものが◎
ゴルフ場は基本的に山の中にあるため、寒暖差は市街地よりも大きくなります。
朝晩は日中に比べてかなり冷え込みます。しかし、山の上は太陽が直接当たるので、日中は想像以上に暖かくなることがあります。
朝はダウンジャケットを着ていたのに、お昼はシャツ1枚でも問題なくプレーすることができることもあります。そのため軽く羽織れるもの、1枚脱いでもプレーに支障がない、すぐに着脱可能な服装でプレーするのがおすすめです。
冬ゴルフに役立つメンズ服装一覧
防寒インナーが超優秀
出典:Amazon
防寒インナーにはいくつか種類があり、ユニクロのヒートテックのような薄手のものから、裏起毛のついたかなり厚手のものまであります。
トップスタイプからパンツタイプもあるので、上下で揃えておくと冬ゴルフでかなり重宝します。裏起毛のものはそれ単体でもかなり暖かいので特に冷え込む日にはおすすめ。
暖かい服装はかさばりやすく、スイングの邪魔になることがあるので、防寒インナーを使い分けて、暖かく動きやすい服装を目指していきましょう!
セーターは薄手と厚手があると便利
温度の変化に合わせてちょっと着たり脱いだりしやすいアイテムがセーターです。
冬ゴルフは日やスタート時間によって気温が代わってきますし、日中は想像以上に温度が上がることがあります。その日にあわせて、薄手と厚手のセーターを使い分ければ快適にプレーできるでしょう。
セーターもある程度ストレッチが効いて、乾きやすい素材で作られたものがおすすめ。汗を逃しつつ乾きやすい作りであれば蒸れによるストレスも解消してくれます。
ダウンベストで肩周りスッキリ
出典:Amazon
体の中心を防寒しながら、スイングの邪魔をしないアウターとしてダウンベストはとても優秀です。
寒いから…と厚手すぎるアウターを着てしまうとスイングの邪魔になってしまいます。ゴルフスイングは肩周りが窮屈になってしまうとミス率が大幅アップします。
若干、光沢のあるシャカシャカした素材のダウンベストは撥水性もあり、砂埃なども落としやすい特徴があります。
また、ゴアテックス素材などの超防水性の高い素材を使ったダウンベストは天候問わず使用できるのでおすすめ。
ダウンベストは襟付きのシャツとコーディネートしやすいのもいい点ですね。
ダウンジャケットはストレッチ必須
出典:Amazon
冬ゴルフに必須のダウンジャケットですが、厚手すぎるダウンジャケットは肩周りがごわつくため、かなりスイングに影響がでてしまいます。
そのため、ダウンジャケットはポリウレタンなどの伸縮性のある素材が混合されたストレッチ性のあるものにしましょう。
ゴルフ専用のダウンジャケットは肩周りにゆとりを持たせた設計になっており、ストレッチ性や通気性も抜群です。プレーの質や長い目でみたとき、普段着用のダウンジャケットよりもゴルフ専用ダウンジャケットをおすすめします。
パンツはウールタイプを選ぼう
ウール繊維の中には空気がたくさん含まれる特徴があるため、通気性の良いコットンなどと比べると、とても温かいです。。
冬におすすめのパンツにはコーデュロイやハイテク素材を使ったものがありますが、ピシッと見えつつ使い勝手の良さを考えるとウールタイプのパンツは一着持っておいて損はないでしょう。
パンツでもストレッチが入っているものがおすすめ。超寒い日にインナーパンツを中に着用することを考えると少しだけ”ゆとり”のあるサイズや素材を選んでおくのがベストです。
冬ゴルフに役立つメンズアイテム一覧
ネックウォーマー・レッグウォーマー
冬は首元や足元が開いているだけで、冷たい風が入り、一気に体温を下げてしまいます。
体の熱を逃さないためにも、首元と足元はネックウォーマーやレッグウォーマーを着用して寒さ対策をしましょう。
レッグウォーマーは女性が使用するアイテムと思われている方も多くいらっしゃいますが、男性用のレッグウォーマーも販売されています。
首元や足元の寒さを感じやすい方は、ぜひ使用してみてください。
イヤーウォーマー
出典:Amazon
耳が温かいだけで体感温度はまったく違ってきます。冷えやすい方はもちろん、寒い日、風の強い日はイヤーウォーマーを着用しましょう。
イヤーウォーマーはスイングに支障がでないため、厚手のものを選んでも問題ありません。耳あての部分が起毛になっているのでモコモコしてとても気持ち良いです。
金額も安価なものから販売されているので、一つもっておいて損はないでしょう。
ミトン・グローブ
指先がかじかんでしまうと、思ったようにクラブを握れずミスショットになる可能性が高いです。
寒い季節のゴルフでは、しっかりと手を温めておけるミトンやグローブが必須といえます。
プロゴルファーたちも冬のゴルフでは、待ち時間にミトンやグローブをつけてしっかり防寒しています。
指や手の感覚はゴルフスイングにおいてとても重要。待ち時間があっても一発でナイスショットするために手を温めておきましょう。
【気温別】メンズおすすめコーディネート
気温15~20度は少し肌寒い
出典:コーデ①ビームス、コーデ②キャロウェイ、コーデ③セントアンドリュース
15~20度は少し肌寒さを感じるくらいの温度です。日中は少し肌寒さがありつつも、動けばすぐに暖かくなります。直射日光が射すゴルフ場ではかなり暑くなることもあります。
おすすめは機能性インナー+トップス、またはブルゾン。
上記3つのアイテムを持っておけば、温度や状況に応じて簡単に服装を調整することができます。
日中はブルゾンを脱いでプレーし、行き帰りの寒さに対応できるブルゾンを着ていけば問題なく1日のゴルフを楽しむ事ができるでしょう。
気温10~15度は空気の冷たさを感じる
出典:コーデ①ビームスゴルフ、コーデ②タイトリスト、コーデ③キャロウェイ
10~15度は寒く感じることもありますが、日中のゴルフ場では暑く感じることもある温度です。
寒さ対策をしつつ、暑くなったときにすぐ脱いで体温調節できる服装がおすすめです。
重ね着はしすぎずに機能性インナー+長袖シャツ+セーター+ダウンベストなどがおすすめ。
ダウンベストは体の中心部を温めつつ、脇や袖が開いているので蒸れにくい特徴があります。袖がない分寒いんじゃないの?と思う方もいるかと思いますが、体の中心が温かいので意外と寒さには強いアイテムです。
また、腕周りがスッキリすることでスイングしやすいのは大きな利点。通常のダウンジャケットよりも長いシーズンで活躍するので一着持っておいて損はないでしょう。
気温5度~10度はしっかり冬の寒さ
出典: コーデ①キャロウェイ、コーデ②タイトリスト、コーデ③ビームスゴルフ
気温5度~10度は冬の寒さをしっかり感じる温度です。
ゴルフ場のように風が吹く場所では、体感温度もグッと下がります。一般的には風速1mで体感温度は-1度と言われています。
服装としては、機能性インナー+長袖シャツ+セーター+ブルゾン等の組み合わせをおすすめします。
ブルゾンは意外と動きやすく簡単に着脱して体温を調節することもできるため、寒い冬ゴルフにぴったりのアイテムです。近年では撥水性に優れたものも多くあり、多少の雨も弾いてくれます。
気温5度以下は完全防寒必須
5度以下の日は空気もかなり冷たく心底寒いと感じるでしょう。朝夕方のゴルフ場では霜や雪が積もっている場合も多く完全防寒が必須です。
機能性インナー+長袖シャツ+セーター+ダウンジャケットを着てしっかり防寒しましょう。
ダウンジャケットも薄手のストレッチが効いた物であれば、着用した状態でプレーもできるのでおすすめです。
この温度でのプレーでもっとも注意すべきは「着ぶくれ」。寒さのあまり着込みすぎるとスイングが窮屈になってしまうので、軽くて温かくストレッチの効いた品質の良いダウンジャケットなどがおすすめですい。
冬の服装マナーに関して
出典:半田ゴルフリンクス
冬ゴルフの服装にもいくつかマナーがあります。マナー違反をして、恥ずかしい思いをしないように、これだけは覚えておきたいという基本的なマナーをご紹介します。
服装のマナーが悪いだけで、メンバーから嫌がられることもあるので、事前に確認しておきましょう。
襟付きシャツはマスト
ゴルフ場では襟付きシャツを着用するのがマナーとされています。
しかし、冬のゴルフでは襟なしですが、モックネックやハイネックのTシャツも着用可能です。そのため、首元の寒さ対策として上手に使い分けしていきましょう。
また、冬にセーターやカーディガンを着用してプレーする事は問題ありませんが、その際も襟付きシャツやモックネック、ハイネックを中に着用するのがマナーです。
ゴルフはおしゃれだと上手そうに見えるので、ウェア購入時に組み合わせやすいセーターやカーディガンを選ぶ事も重要なポイントになるでしょう!
冬でもシャツインしてプレーしよう
ゴルフではシャツインがマナーであり、ピシッと見えて格好いいと思います。
シャツを出しているとだらしない格好と思われてしまうので注意しましょう。
冬だとシャツの上からセーターやカーディガンを着るため、シャツインを忘れてしまう方が多くいます。
スイングした時にシャツがでているとだらしなく見られてしまうので、シャツの上に重ねて着る場合でも、しっかりシャツインを心がけましょう。
ラフすぎる格好はNG
ゴルフでは、ジーンズやサンダル、ジャージなどのラフすぎる格好はNGです。
またゴルフ場によってはジャケット着用を義務付けているところもあるので、行くゴルフ場が決まったら、事前にHPで服装に関して確認しておくと間違いないでしょう。
クラブハウス内ではアウターNG
クラブハウス内では冬のアウターのように外でつけていたアイテムの着用はマナー違反になります。
アウターは脱いでから入るようにしましょう。
また、帽子やサングラスなどのアイテムも外すのがマナーであるため、注意しましょう。
↓これを知っておけば安心!初心者が知っておくべきゴルフのマナーはこちら。
雨が降ったらどうすればいいの?
雨が降ってしまった場合、いつもと状況が違うため、プレーにも大きく影響します。
具体的な雨対策グッズは下記の通りです。
・レインウェア
・替えのグローブ
・ゴルフウェアや下着などの着替え
・予備のシューズ
冬ゴルフでの雨は、体温の低下を招くためレインウェア必須といえます。ゴルフ専用の撥水性に長けたものを使用しましょう。
レインウェア無しでもプレーすることは可能ですが、ずぶ濡れの状態でクラブハウスに入ることはマナー違反になってしまいます。
そのため、服が濡れてしまった際は着替えてからクラブハウスを利用するようにしましょう。
↓寒さで飛距離が落ちる冬ゴルフでも、飛距離を落とさずに打つためにこちらも合わせてチェック!
今回は冬ゴルフの服装についてご紹介しました。
冬ゴルフの服装は防寒がポイントです。
寒さで体が動かなくならないようにしっかり防寒していきましょう。
しかし、厚手の服装をしすぎても、かえってスイングの邪魔になってしまいます。
ラウンドの日は事前に天気予報を確認して、今回ご紹介したポイントを抑えながら、服装を選んでみてください。
寒さに負けず最高のパフォーマンスを発揮しましょう!