「19番ホール」と聞いて、何かいやらしいことを考えていたあなた…
しかし、この言葉、意外と世界共通で、正しくはバーやパブ、レストランをさします。ゴルフが終わってから一杯飲もうという意味でよく使われます。
日本ではあまり見かけないですが、世界では実際に設けているゴルフ場もあり、楽しみを広げています。今回は、本来の19番ホールの意味と楽しみかたのススメをご紹介します。ゴルファーならプレーが終わってもからも楽しみたいですよね。
目次
ゴルフ|19番ホールとは?
「19番ホール」とは、俗語で18Hが終わったあとの打ち上げ、飲食などのことを指します。これは、アメリカ、イギリスでは、クラブハウスのレストランやバーに終わってからすぐに向かうから「19th Hole」という名前が付けられているそうです。
日本では、ゴルフコンペの表彰式や仲間内でのラウンド後のレストランでの反省会などにあたります。一旦帰宅してから一杯飲みに出る意味でも使われます。また、少しエッチな意味で「19番ホールも楽しみですね~」などと言っていましたが、現在では「セクハラ」と騒がられますので、そういう意味ではあまり言わなくなりました。
「19番ホール」での注意点として、コンペ表彰式や仲間内での飲食のあと、フロントでの支払いを忘れていく人も多いそうですので、あまりハメを外さずに、帰宅するまでゴルファーとしての自覚を持ち、マナーとエチケットを守りましょう。
ゴルフコンペのルール、マナーなどを解説しています。
海外19番ホールの意味…
ゴルフコースは、本来、社交場として位置付けられていて、メンバー同士がクラブハウスのバーで語り合うのが当たり前だそうです。海外では、プレー後の楽しみの一つになっています。
イギリス
今でも、イギリスではラウンド後は必ずバーに立ち寄る習慣があるそうです。イギリスでは、ゴルフ場が近所にあるので、1ラウンド終了後に自宅に戻り、軽食を挟んだりして、1日2ラウンドする場合もあるそうです。そんな環境ですから、クラブハウスで飲酒しても大丈夫なのですね!
日本のゴルフ場は遠方が多く、飲酒運転も厳罰化していますから、プレーのあとに飲酒して楽しむことはできません。
タイランド
タイでは価格もリーズナブル料金でプレーができるので、日本人にも人気で、ツアーもよく組まれています。
国内に250カ所以上のゴルフ場があると言われています。往年の名プレーヤー、ジャックニクラウス、ゲーリー・プレーヤーなど著名な設計者のコースがたくさん存在しています。また、アジアンツアーや欧州ツアー、ワールドカップなどが開催され、高いクオリティを誇っております。
タイでは、ゴルファー1人にキャディが1人付き、美人な方もたくさんおります。熱心に口説いて、ラウンド後に飲食に行ったり、逆にキャディさんから誘われたりして飲食するゴルファーも多いそうですので、ここでは女性と一緒の意味で捉えられていますね。
ゴルフは紳士のスポーツですので、節度を持って行動しましょう!
タイゴルフをまとめてみました!参考にどうぞ!
アメリカ
アメリカでは、クラブハウスのバーのことを意味します。ゴルフのひと勝負を終えて、ベットの清算をする場所としも利用されています。ベットとは、賭け事のことを言います。古代初期のゴルフのルールには、「必ず賭けをする事」と記載されているそうです。
映画「ティン・カップ」でも、ラウンドのあとに主人公とライバルがドラコン勝負をしていましたね!
ゴルフ映画のおすすめ作品です。元気の出ないときにどうぞ!
世界に実在する19番ホール!
世界にはアメリカと南アフリカに楽しい「19番ホール」があります。また、あのマスターズにも存在しようとしていたとか、いないとか…
ノルウッドCC(アメリカ)
アメリカでは、ゴルフの勝負を終えて、バーでベットの清算をするところと紹介しました。賭け事の清算なので、どちらかが負けることを意味します。しかし、勝負事は負けた方が、もう一勝負を挑んできますよね。「泣きの一回」です!しかし、最終Hはまだ他のゴルファーがプレー中です。
そんなメンバーの要望に応えるために、ノルウッドCCはクラブハウス前にパー3のショートコースを作りました。このゴルフ場はメンバーとそのゲストがメインなので顔見知りも多く、観戦のために大いに盛り上がりをみせるそうです。
心からゴルフを楽しむアメリカ人らしい遊び心満載ですね!
レジェンド・ゴルフ&サファリ・リゾート(南アフリカ)
出典:JTB
もう1つの19番ホールは、南アフリカのゴルフとサファリが融合した高級リゾート「レジェンド・ゴルフ&サファリ・リゾート」にあります。
世界のトッププロのセルヒオ・ガルシア、コリン・モンゴメリーら18名が1Hずつ設計したゴルフコースに、世界最長パー3の19番ホールがあります。
ティーグラウンドは地上から430メートルのところにあり、ティーグラウンドまではヘリコプターでいきます。打ったボールが落ちるまで30秒かかるとか…いまだに、エースは出ていませんが、見事に決めたら、なんと賞金約1億円!ちなみに、最小スコアは今のところパーだそうです!
プレーフィーは、1組約10万円(1人25,000円)です。南アフリカに行く機会があれば、一度挑戦してみてはいかがでしょうか?
オーガスタ|幻の19番ホール
実は、オーガスタに「19番ホール」が作られる予定があったそうです。18Hでは満足しない人のエキストラHとして、また競技でのプレーオフのために考えられていて、初期の設計図面には、「距離90ヤードのパー3」がしっかりと描かれていたそうです。
もし、この19番ホールが存在したら「マスターズ」の歴史はどうなっていたのでしょうか。
いかがだったでしょか?低俗的な意味でとらえている方もいますが、「泣きの1回」「世界最長のパー3」はゴルフの遊び方を広げてくれます。
ゴルフは相手より少ない打数を競いますが、また自分との戦いでもあります。ラウンド後に相手のプレーを賞賛したり、労ったり、反省したりするのが、大人の粋な遊び方ですね。ぜひ、あなたも浸ってみてください。