出典:KRANK GOLF
突然ですが、ドライバーの世界記録ってご存知ですか?
アマチュアであれば280ヤードも飛べば凄いですよね!しかし、ゴルフの飛距離、最高記録について調べてみたところ、なんと551Yという記録が残っていることがわかりました!いったい誰がどうやってこんなに飛ばしたのでしょうか?
ドライバーをはじめゴルフクラブはどんどん高性能になり、遠くまで飛ばせるようになってきたとはいえ、551ヤードといえばパー5をワンオンです。ドラコン用のクラブは通常ゴルフのものとは大きく違い、競技としてもまったく違いますが、ちょっと信じられないですよね。
この最高記録は2007年にアメリカでマークされたものとのこと。打ち立てられた全人未踏の飛距離について詳しく紹介します。
ゴルフ飛距離の最高記録
出典:Youtube
551Yという超ド級の飛距離をマークしたのはアメリカのプロドラコン選手、マイク・ドビンです。2007年、「World Long Drive Champion」という大会で、史上最高の記録を打ち立てました。
マイク・ドビンは1979年4月5日生まれ、アメリカのネバダ州ラスベガスの出身です。身長203センチ、体重140キロととてもサイズが大きく恵まれた体格をしています。
足の大きさは36センチ。ヘッドスピードは70m/sと見たこともないような数字が並びます。ゴルフのパー5でも1オンするほど遠くへとばすことができるのは、こうした脅威のパワーを持っているからこそ、です。普段の競技ゴルフでも平均で300Yを超えるビッグドライブを見せるといいます。
世界記録保持者のスイング動画
マイク・ドビンのスイング動画です。映像だけでもどれだけ凄いスイングか分かります。おもちゃのクラブを振っているように軽々と振っていますね。
飛ばしの秘訣
出典:グローバルチャンネル
マイク・ドビンは2011年にもアメリカでドラコンのチャンピオンになりました。遠くへ飛ばす秘訣の一つは過剰にスピンをかけないこと。ロフトが5度というドライバーを使ってスイング、ロングドライブを生み出します。
さらにグリップを太くすることでクラブを握る強さを下げて、その結果、ヘッドスピードも上げているといいます。これが70m/sという数字にもつながっています。
ギネスに残された数字は?
マイク・ドビンのものとはべつに、アメリカのゴルフツアーで記録されギネスにも正式に残っている最長飛距離があります。
それは1974年に全米シニアオープンで達成された515Yというものです。
M・オースチンというシニアのプロゴルファーが出したもので、このとき64歳だったといいますからこれも驚きです。79歳になって脳梗塞で倒れるまでは300Yを超えるショットを維持していたとのこと、なんとすごい方だったのでしょう!
なお、特殊な場所で計測されたものとしては2414メートルも飛ばした、というものも残っています。
それは南極での出来事。1964年、ニルス・リードというオーストラリアの気象学者が南極のモーソン基地の近くでドラコンにチャレンジしました。氷の上をえんえんと転がったゴルフボールは打った地点から2414メートル先まで到達したということです。
↓ゴルフ界屈指の飛ばし屋、ダスティン・ジョンソンが433Yをベタピン!衝撃的なスーパーショットをご覧ください。
日本最高記録は?
出典:キャロウェイ
日本で出たベストは2008年の岡部健一郎選手による431ヤードでした。しかし2013年に南出仁寛(きみひろ)プロが432ヤードを出してこれを塗り替えました。上記画像の南出プロは漫才師のオール巨人さんの息子さんにあたる方です。
また女子の日本記録は2015年に齋藤かおり選手が達成した336ヤードです。300Yをゆうに超えるなんて「すごい」の一言です。
ゴルフ競技ドラコンとは?
「ドライビングコンテスト」の略で、ドライバーで飛ばしを争う競技のことをいいます。前提としてはフェアウェイに飛んでいることが条件で、それ以外の場所に飛んだボールは対象外となります。
ルールは各自が持ち時間の2分45秒以内に6球を打ちます。50Y以内の幅を有効なエリアとしてこの中にとんだゴルフボールを計測、一番とんだものを記録として残していきます。
ゴルフクラブの長さは50インチまで、ボールも公認球を使う決まりになっています。ティーの高さは4インチ(約10センチ)を越えないものと定められています。
↓ゴルフのドラコン競技についてさらに詳しく解説しています。ぜひチェックしてみてください!
↓自分ももっと飛ばしたい、というあなたへ!自分にあったギア選びは遠くへ飛ばすために重要です。特集記事であなたにあった1本を見つけてください。
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551ヤードといえばパー5でも1オン、ミドルホールではグリーンを大きく超えてしまうような驚愕の数字です。ただ、ゴルフクラブは進化を続けていて、飛距離にかける選手たちも日々、頂点を目指してトレーニングを続けています。近い将来、新たな歴史を作るスーパードライブが生まれることでしょう。