ドライバーもアイアンもミスばかり…。そんなお悩みゴルファーのショットの精度を上げるには、まずヘッドアップを防止してください。
アマチュアのミスのほとんどは、この「ヘッドアップ」にあるといわれています。
球を見ているつもりでも、なぜか顔が上がってしまう。その原因は一般的に言われる「ボールをよく見ろ!」にある可能性があるかも…!
正しい改善法とそのポイントを、LPGAツアーで活躍する大城さつきプロに伝授してもらいましょう!
目次
ヘッドアップを防ぐコツとポイント
なぜ?ヘッドアップするメカニズム
アマチュアがやってしまいがちなミス、第一位といっても過言ではない「ヘッドアップ」。これは、ボールを打つ前に目標方向を見てしまうことで起こります。
スライス、ダフリ、チーピン、飛距離・方向性の低下…すべてのゴルフのミスに関わっているゴルファーの大敵ですが、そもそも、なぜヘッドアップしてしまうのでしょうか?
いくつかの原因がありますが、多くの場合、「飛ばした球を見たい」「どこに飛ぶか変わらないので目で追いたい」といった理由が挙げられます。
ヘッドアップするとどうなる?
ヘッドアップすると、肩が下がってしまった結果スイングが緩んでしまい、ダフってしまう可能性が高くなります。
また、顔が上がると前傾角度も起き上がってしまいます。アドレスで構えたところと違うところにヘッドが下りてきてしまうのでミート率が低下し、飛距離・方向性が悪くなってしまいます。
兎にも角にも、百害あって一利なし。絶対に改善しておきたいポイントです。
ボールを見ろ!…は間違い?
ゴルフでは一般的に「ちゃんとボールを見て!」と言われます。
打つ時にボールをしっかり見ることで、ヘッドアップを防ごうという意図なのですが…実はこのボールをしっかり見るが、逆にヘッドアップにつながっている可能性があります。
理由は、球を見ようとしすぎると、自然と目が球を追ってしまうためです。ゴルフスイングは速い動きの中で行われるので、球を見ようとするとどうしてもインパクトよりも先に目線がいってしまいます。
ヘッドアップ防止のコツはこれ!
大城さつきプロがおすすめするヘッドアップ防止のコツは、『球が当たる瞬間フェースのどこにボールが当たっているか見る』こと。
ボールを見るのではなく、ボールとフェースが当たる瞬間を見るようにすることで、顔がターゲット方向に上がってしまうのを防ぐことができます。
ゴルフ初心者にはなかなか難しいかもしれませんが、フェースに当たって球が出ていく瞬間まで見るくらいのイメージを持てると◎です。
ケガに注意!やりすぎは禁物
一点、顔を残し過ぎると首を痛めることもあるので、まずは小さな振り幅から始めましょう。イメージだけでも効果はあります。
ヘッドアップの度合いによって加減を調整することでケガを防いで、効果的にヘッドアップを防止することができます。
▶ドライバーのダフリを解決するための練習法はこちらの記事で紹介しています↓
ヘッドアップを防ぐには、ボールを見るのではなく、ボールがフェース面に当たる瞬間をみることがポイントです。
ダフリ、スライスなど様々なミスショットの原因となっている、ヘッドアップを防止することができればドライバーの飛距離、アイアンの方向性が格段にアップするでしょう。