ゴルフ場に行くとフェアウェイの真ん中に吹き流しや旗が設置されていますよね。ティーショットを打つときの目標にしている方も多いと思います。
実は旗の付近を狙うときには注意しなければいけない2つのポイントがあります。なんとなくティーショットを打ってしまうと2打目でグリーンを狙いにくくなったり、場合によっては前の組へ打ち込みにつながることも…。
今回はゴルフで吹き流しが表している意味と注意すべき2つの点を紹介します。ラウンド中、ティーショットを打つときにぜひ参考にしてみてください。
目次
吹き流しとは?
布を筒のようにして風になびくようにしたものです。なびく方向を見て風向きが一目でわかるようになっています。
ゴルフではパー4やパー5のホールのフェアウェイ、センター付近に設置されています。小さな旗を代わりに立てているところもあります。
飛距離の目安に便利
出典:アコーディアゴルフ
簡単にいうと吹き流しが設置されているのは設計者が想定した「第2打目地点」のことです。
もともと吹き流しのある位置は「IP」を示しています。「IP」というのは測量用語で「インタークロス・セクション・ポイント(Intercross-section Point)」の略で、もともとは「直線が交わる場所」という意味です。
ゴルフではコースを設計するときにティーイングエリアから「2打目地点」までと、「2打目地点」からグリーンまでをそれぞれ直接で結んで測量する必要があります。仮に定めたこの「2打目地点」がIPになります。
IPは一般的にはバックティーから250ヤード付近、レギュラーティーからだと230ヤード周辺のことが多くなっています。ただしゴルフコースによって設置されているヤード数は違ってきます。
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風がわかる
ゴルフ場では、はためき方を見ると風の方向や強さがわかります。
下向き45度だと風速は2~3メートル程度、真横に向いていると5メートル以上の風が吹いていることになります。横から5メートルの風が吹いているとドライバーの場合はだいたい10ヤードくらい左右に流されることになります。はためく角度を見て、打ち出し方向などを調整しましょう。
ターゲットになる
ティーショットを打っていく場所の目安にすると便利です。
設計者はIP(吹き流しがあるところ)の近くにバンカーなどハザードを配置せずに、フェアウェイを広く設定するという伝統があります。そのため付近は広く、1打目の目標にするには絶好の場所になっています。
また、IPからのルートだと池やバンカーなどの障害物にかからずに狙っていけるような作りになっていることも多くあります。第一の選択肢として攻略を考えていきましょう。
狙うときの注意点
距離を把握しておく
吹き流し周辺までの正確な距離はゴルフ場によって多少違ってきます。
マスター室やスコアカードにも案内があります。また、ティーイングエリアやカートの案内図にも示されていますので、事前に正確に把握しておきましょう。
打ち込みを避ける
打ち込みを避けるためにも活用しましょう。
前の組が過ぎたら打っても大丈夫という判断ができます。しかしゴルフ場によって設置場所が違うので、あらかじめヤード数をつかんでおきます。
またロングヒッターの場合は自分の飛ばせるヤード数によってもう少し待つなど判断をします。打ち込んでしまうととても危険なので慎重に打つようにしましょう。
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飛ばすための練習法
ゴルフで吹き流しまで飛ばしたいけどなかなか届かない、そんなあなたのためにドライバーの飛距離アップにつながる3つの練習法を紹介します。ぜひトライして納得の飛ばしを実現してみてください。
連続素振り
ゴルフで力を抜いて振るイメージがつかめます。
両足を地面につけたまま、素早いスイングを繰り返します。10回程度連続して振るのが回数の目安です。いつもの振り方でできるだけ早く繰り返せるようにしてみましょう。余計な力が入らずにほどよくリラックスしたフォームで振ることができます。
重いものを振る
必要な筋肉が鍛えられクラブを振る力がつきます。
練習用の重いものを使うか、ゴルフクラブを2本持ってスイングをしてみましょう。遠くまで打つために必要な筋肉を鍛えることができます。打ちっぱなしなどでも試してみましょう。
いきなり大きな振り幅にするとケガをすることもあるので、小さな振り幅から試していってください。
小さなスイング
ミート率アップに効果があります。
腰から腰の高さで振る小さな幅で、フェースの芯でゴルフボールをとらえる感覚をつかんでいきましょう。小さな幅でうまく当てることができるようになったら、徐々に大きくしていきます。ゴルフでうまく当たらない、ミスが多くなったというときにも効果がある練習です。
ミート率が上がると遠くまで運べるようになります。ヘッドスピードがそれほど高くない女子プロゴルファーもミート率を上げることで飛距離につなげています。
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今回はゴルフで吹き流しを狙うときに注意すべき2つのポイントを紹介しました。何ヤードの地点に設置されているのかを知っておくと、自分が第1打でどれだけ飛ばしたかも正確にわかりますよね。コース攻略のためにもいい目印になります。ぜひ活用してみてください。